ファンミーティングで白雪巴が作詞に初挑戦したオリ曲披露、歌詞に込めた思いとは
白雪がファンミーティングを開催するのは今回が初めて。イベント当日は爽やかな晴天の下、ファンが続々と会場に集まってくる。リーガロイヤルホテル東京はヨーロピアンクラシック調の優雅な空間が特徴であり、ファンミーティング会場にはきらびやかなシャンデリアがいくつも吊り下げられゴージャスな世界観を演出していた。
「Shirayuki's FAN Meeting」には「『紫』もしくは『金』の入ったお洋服やアクセサリー」というドレスコードが設けられており、会場に集まったファンは紫のネクタイや金色のアクセサリーなどを着用。イベントグッズのブレスレットLEDライトを光らせる、隣り合った来場者と楽し気に会話するなどしながら開演を待つファンのもとに、「みんなー、来てくれてありがとうー!」と大きく手を振りながら白雪が現れた。
思い思いにドレスアップしたファンを見た白雪は「みんなおしゃれ! この日のためにおしゃれしてくれたんだよね!? すっごく似合ってる!」と声を弾ませる。「緊張してるけど、今日が本当に楽しみでした。みなさんに負けないように、白雪も精一杯カッコいいところ、魅力的なところを伝えていくので今日は虜になって帰ってください!」とあいさつした。
最初のコーナーは、事前にファンから募集したセリフを白雪が読み上げる「主演:白雪巴 欲しいのはどのセリフ?」。「滅亡寸前の地球、相対する勇者に対して」「仕事で返ってきたアナタを癒す恋人」などバラエティ豊富なシチュエーションでのセリフが披露される。このコーナーの最中には、白雪1人でセリフを読み上げるだけでなく、投稿したファン本人と白雪が掛け合いを披露するパートも。「社内恋愛」「行きつけのカフェ」など、多様な舞台で白雪とファンのオリジナルの関係性が繰り広げられた。読み上げることとなったファンの大半は白雪を前に緊張した様子。そんな彼ら・彼女らの様子を見て白雪は「めちゃくちゃかわいい!」と喜ぶ。また、あるファンの投稿したセリフでは白雪と彼女のファンである'小人''駄犬'のやり取りがモチーフになっており、白雪の「おて、おかわり」という'指示'に駄犬たちが「ワン!」と声を響かせながら応じる場面も見られた。
お次のコーナーは白雪のライバー活動やプライベートにまつわるクイズ企画「白雪パーソナルクイズ」。1問でも回答を外すとその時点で回答権を失うこともあり、ファンたちは気合い充分な様子だった。第1問は「白雪のファンマークは?」という易しい問題であったものの、第2問として出題されたのは「白雪が最近購入して良かったものは?」という超高難度問題。多くのファンが頭を抱えながら回答するも、ここで会場の3/4以上が脱落してしまう。その後も「白雪がイタリアンで必ず食べるメニュー」「やってみたいコスプレ」「ライバーデビューする前の自分に伝えたいこと」という質問が続き、最終的に6人のファンが全問正解という快挙を成し遂げた。
ファンミーティング最後のコーナーはミニライブ。黒を基調にしたセクシーなライブ衣装に着替えた白雪は、すりぃのハイテンポなポップナンバー「ラヴィ」、tuki.のバラード「晩餐歌」をカバー。照明を落とした会場で紫色のペンライトやブレスレットライトが輝くさまを見て、白雪は「すごくきれい! みんなありがとう」とほほえんだ。そして3曲目として、白雪が初めて作詞にトライしたオリジナル楽曲「Believe in yourself」をサプライズで初披露。この楽曲は困難な状況でも自分を信じて立ち上がる姿を表現した激しいロックチューンで、白雪は時折ラップを交えながら力強い歌声を披露した。
「Believe in yourself」制作の裏側を語る白雪。「ファンミーティングの開催は1年前ぐらい前に決まったんですが、その1年の間にいろんなことがあって、白雪は自分を見失いそうになっていたんです。でもみんながいてくれて、そこに光があったので、白雪を(元の場所に)戻してくれました」と過去の経験を吐露し、「ファンミーティングが決まった時点ではオリジナル曲を作るつもりはなかったんですが、そういう経験を経てみんなに恩返しをしたいという思いから、そのときの気持ちを書いてたら歌詞になりました! 本当に皆さんという光に救われたので、今後皆さんが暗闇に迷ったときに私が光になれたらいいなと思っています」と歌詞に込めた思いを語る。続けて「この曲はたくさんの人に聴いてもらいたいというよりは白雪を救ってくれたあなたたちに届いてほしいという一心で作りました」とファンにメッセージを送り、ファンミーティングの幕を閉じた。
豪華ディナーのポイントは“紫”、ステージを降りた白雪が直接ファンの元へ向かう
会場周辺が夕暮れに染まり始めた頃、ディナーショーがスタートする。ディナー用に着替えたファンもいるようで、会場は昼のファンミーティングよりもいっそう華やかな雰囲気に包まれた。再び会場に現れた白雪は「この時間はディナーショーなのでコース料理を楽しんでほしいと思っているのですが、せっかくなので乾杯からスタートしましょう!」と語りかけ、グラスを手に乾杯の音頭を取る。ファンのテーブルには金箔を散らした紫色のカクテル(ノンアルコール)が置かれており、あちこちでグラスがぶつかる軽やかな音が響く。
この日ファンに提供されたのは、白雪を彷彿とさせる紫色がアクセントになったフレンチのコース。紫芋のクリームスープや、紫色のソースがあしらわれた魚のグリルなど、目でも楽しめる料理の数々がテーブルに運ばれていく。ファンは豪華な食事とともに、この日偶然同じテーブルになったファン同士で会話を弾ませていた。
ここで白雪は「今日はこれから、私が各テーブルを回ってみなさんとお話に行きたいと思います! それでは、今からそっちに行くので待っていてくださーい」と宣言。ファンがどよめく中、白雪はお付きのスタッフを伴って各テーブルを回り、ディナーメニューやファンミーティングパートの感想を中心とした会話を、ファン一人ひとりとじっくり楽しんだ。ファンから白雪に質問をする場面もあり、逆に彼女が「私のことをいつ知ってくれたの?」と聞く場面も見られた。
食事も終わりに差し掛かり、すべてのテーブルを回り終えた白雪は「みんなとお話できてうれしかったし、一緒にご飯食べておうちにいるみたいだった!」とはしゃぎ、ファンとの会話にて、昼のファンミーティングで出題したクイズが難しかったと“クレーム”があったことを明かしファンを笑わせる。続けて白雪は「みんながご飯を食べている姿を見て幸せ……。でもまだ全然足りないんだ!」と叫び、次は各テーブルごとにチームを組んでボードゲームを行うことを宣言する。
「たった今考えたプロポーズの言葉を白雪に捧ぐよ。」と銘打たれたこのコーナーでは、複数枚のカードで愛の言葉を紡ぎ出すボードゲーム「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」を使用して、白雪へプロポーズするセリフを考えていく。白雪への愛の言葉、というテーマだけに、ファンの顔は真剣そのものであり、限られた手数で最大級の愛を表現すべく制限時間ギリギリまで必死に案を練る。
そして迎えた発表タイム。使用可能な最大枚数まで使用した濃厚な長文や、逆に潔い短文など各チームの個性が光る愛の言葉が次々と白雪に届けられ、メッセージ以外にバラの花を添える、男女で分かれて朗読するなど、チームごとのアピール合戦も目を引いた。また、「一緒の墓に入ろう 埋めてくれるかい?」という言葉を含めたチームに対し、白雪が「もしパートナーができたら私を先に埋めてほしい。1人にしてほしくないから」と結婚観が垣間見えるコメントを返すシーンもあった。あまりの盛り上がりぶりに、白雪は時々「みんなアルコールが入っているわけじゃないよね?(笑)」と苦笑しつつも、ゲームコーナーは大盛況で終了。白雪が「皆さんが一生懸命考えてくれた気持ちがうれしいです。好きの気持ちは本当だよね?」と問いかけると、ファンは大歓声で答えた。
最後のコーナーはミニライブ。「ミュージカルっぽいことがしたい」という理由からピックアップされたNem「シザーハンズ」を1曲目に披露し、続けてEGOIST「Departures ~あなたにおくるアイの歌~」を歌い上げる。白雪は「Departures ~あなたにおくるアイの歌~」について「本当に好きな曲ですが、皆さんの前で歌う日が来るとは思っていなくて。今回ディナーショーを開催できると決まったときに雰囲気の合う曲だと思って選ばせていただきました」とコメントした。
3曲目には水樹奈々「STAR ROAD」を堂々と披露し、客席の端から端まで手を振りながらファンとの別れを惜しむ。最後に白雪は「みんな今日1日楽しかったですか? 今日を迎えるためにみんなのことをいっぱい考えたし『楽しんでもらえたらいいな』の気持ちで1年準備してきました。だから無事開催できてうれしいけど、さみしいね! でも配信で会えるからまた遊びにきてくださいね。ありがとうございました!」と挨拶し、イベントを締めくくった。
イベントを終えた白雪巴からコメントが到着
白雪巴
ダンスで転ばなくてよかった!! 歌詞が飛ばなくてよかった!! 段取りミスらなくてよかった!! 大きな失敗がなく無事に終えることが出来て本当によかったーーー!!!が、イベントを終えた率直な感想です(笑)。あとは終わってしまって寂しい気持ちもありますが、何よりもみんなに楽しんでもらえて本当によかったという気持ちでいっぱいです。会えてうれしかった♡ 想像以上に近くにみんながいてニコニコしちゃった。
ファンミーティングパートのセリフ読みで会場のみんなと掛け合いが出来たのはとっても感動しました!! これはリアルイベントならではだなぁと。あとはディナーショーパートのボードゲームで、卓のみんなで協力し合ってプロポーズの言葉を考えてくれたのがかわいかったしうれしかった!
最後に、イベントに参加してくださったみんなへ。今回もあなたの想像を超えるお返しをすることが出来たかしら。いつも白雪のことを支えてくれているあなたをめいっぱいおもてなしするためにたくさん考えて準備をしてきました。あなたにとって特別な時間になっていたら大成功ね♡ 私はすごく楽しかった!! みんなの笑顔や声、エールをもらうことが出来て幸せでした。またあなたと会いたいな。これからもよろしくね。いつもありがとう。