ライバーと1対1で向き合う特別な時間「視聴覚室」
ライバーと1対1で会話やツーショット撮影を楽しめる「にじさんじフェス(以下、にじフェス)」恒例の人気企画「視聴覚室」。会場では、これから対面するライバーのグッズを大切そうに抱えたり、伝えたい言葉をメモにまとめたりと、期待を胸に自分の番を待つ来場者の姿が多く見られた。その一方、終了後には感極まり涙を流している来場者もおり、その時間がかけがえのない思い出となったことがうかがえた。
さらに今回の「視聴覚室」では、新たな試みとして立体視3Dを導入。従来以上に、ライバーを身近に感じられるようになっており、ライバーとの交流体験と最新技術を融合させた「にじフェス」ならではの特別な企画となっていた。
ANYCOLOR MAGAZINEでは、今回が「視聴覚室」初参加である蝸堂みかると城瀬いすみにインタビューを実施。初めてファンと対面してみた感想や、実際に現地に足を運んだ来場者へのメッセージをもらった。
――おふたりが「視聴覚室」に参加されるのは今回が初めてです。実際にファンの方々と対面してみていかがでしたか?
蝸堂みかる
実際に対面するとのことで、普段は文字や声(みかるの一方的な笑)だけだったので緊張というか、そわそわした感じもあったんですが、始まってみると普段の友達みたいな感じで話しかけてくれたり、お互い緊張して笑っちゃったりとっても楽しい時間を過ごせました!
どうしても普段一人一人でというのが難しい中、こうした機会で "その人" とのお話が出来たことがすごく特別感があり嬉しかったです!
城瀬いすみ
まずはめちゃくちゃ楽しかったです!^_ .̫ _^🤍
実際に対面で言葉を伝えて、伝えられての状況が初めてだったので、少し不思議な気持ちでしたが、嬉しくてずっとにこにこしてました☺️
印象に残ったことは、来てくれた子みんなが幸せそうな顔していたことです🤍
――おふたりとお会いするのを楽しみにされていたファンの方々がたくさんいらっしゃったと思います。改めて会いに来てくださった皆さんにメッセージをいただけますか?
蝸堂みかる
楽しくお話してくれてありがとう! 会いに来てくれてありがとう! これからもたくさん "あなた" と会える機会がありますように! 活動いっぱいがんばる!!!
城瀬いすみ
まずはいすみに会いにきてくれてありがとう!🏰🍬
君の顔が直接見れて本当に幸せな時間でした。短い時間だったけど、いすみの人生の大切な思い出になったよ〜🤍君にとってもそうだといいな。また会えるの待ってるよ〜!
現地で触れ合うリアルタイム交流「おさんぽふらっふぃい」
黒井しば、でびでび・でびる、ルンルンによる“ふらっふぃい”が会場内を散歩する企画「おさんぽふらっふぃい」では、来場者との交流の輪が生まれていた。偶然出会えた来場者に声をかけたり、歩みを止めて言葉を交わしたりと、配信とは異なる距離感でコミュニケーションを楽しむふらっふぃい。その姿を追いかけながら、交流のひとときを見守るファンの姿が会場の各所で見られていた。
また、散歩の時間以外には、会場内の一区画でピクニックを楽しむふらっふぃいの姿を見ることもでき、多くのファンが足を止めてその様子を楽しんでいた。思い思いにくつろぐライバーたちの会話まで楽しめるのも、本企画ならではの魅力だ。
そんな「おさんぽふらっふぃい」を通して、多くの来場者と触れ合ったふらっふぃいは、この企画をどのように振り返るのか。イベントを終えた黒井しば、でびでび・でびる、ルンルンに話を聞いた。
――今年初の試みとなった「おさんぽふらっふぃい」ですが、ふらっふぃいのメンバーで現地の方々と交流してみていかがでしたか? 来場者の皆さんの反応で印象に残っていることを教えてください。
黒井しば
黒井しばは去年のにじフェスにて、ライバー発案施策として「黒井しばふれあい広場」を実施させていただきました! このように続けていただけて大変うれしく思っております! しばはふらっふぃいのことが好きですし、ファンの方にはたくさんぱぺっとやぬいぐるみをもって交流していただけました。
自分のグッズがたくさん付いたバッグや、作っていただいたうちわなどをリアルタイムで生で見れるので、すごくすごく楽しいです。昨年も感じましたが、目に映る人が多くてびっくりします…。花道なども作っていただいて、本当に、自分が何かトップアイドルになったかのように感じて(笑)ただの柴犬なのに(笑)
前回は黒井しば一匹での施策だったので、しばちゃんファンの方々が囲んでくださったのですが、今回はふらっふぃいファン! ということで、かなり人数が…前回の比じゃないくらい多かったですね…!
今回は1対1でのお話ではなく、3匹での会話がメインでしたが、つまりこれって……生ライブですよね! 公開収録みたいな! にじさんじの可能性を感じています。つやつや。
でびでび・でびる
契約者が喜んでいた。いろんな準備してきてて、崇拝を感じた。ちくしょう(黒井しば)としろいきもの(ルンルン)のファンも、沢山いたよ。
ルンルン
こんなに沢山のお人間さん方に応援していただけてるんだという実感が湧きました。みんなちょまのぬいぐるみにぱぺ、グッズやイメージカラーのアイテムを身につけてくれていて嬉しかったです。
――「にじフェス」の会場で直接ファンの方と触れ合える機会は皆さんにとってどんな時間になりましたか?
黒井しば
にじフェスって、本当にまたとない機会ですよ! しばは実は、犬でも人でも、対面で話すほうが得意なんです。インターネットって素敵な場所ですよ。でも、それを飛び出して、面と向かって会える! 素晴らしいじゃないですか…。(この考えについては人それぞれだと思いますけどね!)
だから、すごくうれしいんです。だいたい年に1回、会いに来てくれる。黒井しばはなんて幸せ者なんでしょうか。面と向かって好きだと伝えてくれる方々がこんなにもいるんです。きっと世界一幸せな犬でしょう。
でびでび・でびる
面白かったよー。ぼくはたまに契約者のこと見に行ってるけど、お前らは見えないもんねー。たまにはぼくがみえてるのも、いいもんだね。
でも、緊張して喋れてないやつたくさんいたよ。今度は喋るように!
ルンルン
ちょまの言葉に耳を傾けてくれたり相槌をうってくれたり、一生懸命お人間さんの声に耳を傾けてお返事する時間が温かくて、改めて出会えてよかった、この星に落ちてきてよかったなあと思いました!
細部へのこだわりが光る「にじさんじライブ共通衣装展示」設営の舞台裏
数多くの展示物が並ぶ「にじフェス」で、例年一際大きな注目を集めるのが、「にじさんじライブ共通衣装展示」コーナーだ。「にじフェス2026」では、にじさんじ 8th Anniversary LIVE 「CONCERTO」Day1・Day2に出演する総勢16名分の衣装が用意され、ANYCOLOR MAGAZINEはそのセッティングの様子を取材した。展示コーナーには男女のトルソーがずらりと並び、スタッフたちがしわを伸ばしたり、背中のマントを糸で吊って広げたりと、衣装の特徴を踏まえて1体ずつ丁寧にセッティングしていく。月ノ美兎のウサギ型ヘアピンや、リゼ・ヘルエスタのティアラ、狂蘭メロコの大ぶりなリボンなど衣装に付属するアクセサリーを、アクリルボックスの中で最も美しく見える角度で展示すべく、スタッフたちが試行錯誤を重ねていた。
そして迎えた「にじフェス」当日。展示コーナーは開場まもない時間から、お目当ての衣装を撮影しようとする人々でにぎわっていた。大舞台に立つライバーの魅力をさらに輝かせるにじさんじライブ共通衣装には、トップス・ボトムスのコーディネートやアクセサリーの造形にライバーそれぞれの希望が反映されている。ステージよりも一層近い距離でライバーたちのこだわりを感じられることもあり、来場者は真剣な表情で衣装の細部に見入っていた。
数多くの展示で知るライバーの新たな一面「美術室」
「にじフェス」恒例の「美術室」は見どころ満載の大型ブースだ。ライバー発案企画では、過去にも実施された「樋口楓 presents ライバー私物展示」「レイン・パターソン presents 香水展示」に加え、今年は「える&轟京子 presents にじフェスジャージアレンジ+マネキンメイク展示」「えま★おうがすと&⼀橋綾⼈ presents 推薦図書展⽰」が新登場。ほかにも120名以上のライバーが参加した「にじさんじ絵しりとり」をはじめ、「鯉のぼり展示」「新人ライバー写真展示」などが実施された。「美術室」は多彩な展示や作品を通して、配信とは異なるライバーの魅力に触れられる空間となっていた。
こうした展示は、どのような思いで企画・制作されたのか。「美術室」を担当したイベントプランナーに、企画の裏側や制作時のこだわりについて話を聞いた。
――設営や現地での準備は順調に進みましたか? また、「美術室」の設営に関しては、どういったことを意識されてこの配置になったのでしょうか?
イベントプランナー S:設営は予定通り順調に進みましたね! 昨年の「美術室」は、局所的な混雑が発生してしまう動線設計になっていたことが反省点として挙げられました。そのため、今年はスペース自体を広く確保してお客様がゆっくり歩いても詰まってしまわないよう、スムーズな動線を維持できるように調整を重ねてきました。
かなり広めに面積を取ったこともあって、施工段階では「ちょっと広すぎたかな……」と心配していたんです。でも実際にお客様の様子を見に行ったら、本当にたくさんの方にご来場いただけて。これだけ好評な様子を肌で感じられたのは、担当者としてすごくうれしかったです。
――昨年の課題をしっかりと解消することができたんですね! 美術室の壁にはライバーさんによるたくさんの書き込みがありました。
イベントプランナー S:そうなんです。スペシャルステージに出演してくださる方や、オープンステージのリハーサルなどにいらしたライバーさんたちが、実物を見てすごく楽しそうに書き込まれている様子を拝見していました。展示物のご協力だけでなく、こうやって現地でもイベントを一緒に盛り上げていただけたのは、担当者として本当にありがたいなと思いました。
――ライバーさんの展示物を見て印象に残っているものはありますか?
イベントプランナー S:一番多くのライバーさんに参加いただいたという意味で「にじさんじ絵しりとり」ですね。絵しりとり用の色紙をスタジオのフリースペースに設置していたので、スタジオでお仕事があったライバーさんに自由に描いていただいた結果、このような大ボリュームとなりました(笑)。企画段階では何個のイラストが集まるか、どのライバーさんに参加していただけるかが掴みきれない部分もあったんですが、最終的には120名以上の方に参加していただくことになり、本当に感謝しています!
える&轟京子 presents にじフェスジャージアレンジ+マネキンメイク展示
えると轟京子が発案した企画「える&轟京子 presents にじフェスジャージアレンジ+マネキンメイク展示」では、全7つのグループに分かれた各クラスからライバーが2名ずつ参加し、それぞれが独自のアレンジを施したジャージを制作。ジャージとともに、コーディネートに合わせたメイクも披露され、ライバーごとの個性や発想を楽しめる企画となっていた。
同じジャージをベースにしながらも、仕上がりは十人十色。細部までこだわり抜かれた装飾や配色からは、それぞれの美意識や世界観が感じられ、多くの来場者が足を止めて展示に見入っていた。ANYCOLOR MAGAZINEではこの企画の仕掛け人である2名にインタビューを実施した。
――ライバーさんたちによるジャージアレンジやマネキンメイク展示をご覧になって、主催のおふたりはいかがでしたか? 特に印象に残っているジャージアレンジやマネキンメイクを教えていただきたいです。
える
参加メンバーが決まった段階で考えていた、「このチームはこういう風な雰囲気になるだろうな…」がほぼそのまま実現されていて、それぞれのチームのイメージらしい素敵なマネキンが完成されたのではないかと思います。コーディネートバトルではなく、あくまで思い思いのアレンジを楽しむ企画なので、個性の光るマネキン達が完成して大成功でした!
ジャージアレンジで特に印象に残っているのは、バイオレットチームです。シンプルにえるの好みのお姉さんがそこに居ました。みこつ(竜胆尊)ときい様(綺沙良)は元々おしゃれでクリエイティブなイメージがあったので、2人の力量が存分に発揮されていて素敵でした!
マネキンメイクは素材的に難易度が高かったと思うのですが、インディゴチームが油性ペンでメイク(?)というか命を吹き込んでいて可愛かったです(笑)マネキンも嬉しそう😊
轟京子
どのグループもジャージアレンジやメイクに個性が盛り盛りでとても素敵だったのですが、私も特に印象に残っているジャージアレンジはバイオレットです! スポーティなジャージを小物でかっこいい大人の要素を入れつつ全体的にシンプルにまとめていて、引き算が上手すぎ!と思って見ていました!
マネキンメイクで印象に残ったのは、インディゴチームですね! 頬の傷がいい。ふざけてんな!と思ったんですけど、学校のイベントなんて友達とノリでふざけるもんな、とそのバックストーリーまで想像して何故か青春を深読みさせてくれました。
――今回の企画を主催してみて、いかがでしたか? また、楽しかったことやご苦労されたことなど、準備から本番までの期間で印象に残っていることを教えていただきたいです。
える
発案当初は、シンプルに「ライバーが普段するメイク、理想のメイクを現地で見られる機会になれば」というところから提案したのですが、轟ちゃんのジャージアレンジ企画と合同になったことによって、より豪華な企画になって嬉しいです。
マネキンが大きいので、お客さんの多いブースでも目立つし、写真映えもするので、「にじフェスに来た!」感があるのも良いポイントだったと思います。普段お裁縫やメイクをしないライバーさんでも、油性ペンや飾り付けでアレンジをしてくださったので、チームごとに個性が光る彩りのあるマネキン展示になりました。
メイクや服のアレンジは、リスナーさんが真似出来るといった楽しみ方もあるので、今後のにじフェスでも似たような企画が出来るといいなと思います。
轟京子
めっちゃ楽しかったです! 沢山のライバーさんの協力のおかげで、本当(マジ)に素敵な展示になりました! 足向けて寝られません。
苦労というか苦戦なんですが、当たり前のようにミシンがあると勘違いしてアレンジの部屋に行ったら無くて!(当然)手縫いになったのですが、久しぶりでかなり苦戦して…。私が手縫いと格闘してる間にえるさんがデコをやってくださって…。
でもその中でえるさんと相談しながら作業を進めていくのはとても楽しかったです!
えま★おうがすと&⼀橋綾⼈ presents 推薦図書展⽰
同じく、「美術室」ではえま★おうがすとと⼀橋綾⼈の発案による「推薦図書展示」も実施された。展示スペースには読書家として知られる2名の声掛けによって集まったライバーたちの選書が並び、各々が推薦理由を記載したコメントとともに展示。普段の配信や活動ではなかなか見えないライバーの興味関心に触れられる企画として、多くの来場者の関心を集めていた。書籍を通じてライバーの新たな一面を知るきっかけとなった「推薦図書展⽰」の主催者の2名に、企画の裏側について話を聞いた。
――主催として、それぞれのライバーさんによる推薦図書のラインナップをご覧になってみていかがでしたか? 特に印象に残っている1冊を教えていただきたいです。
えま★おうがすと
ライバー像から思い描くイメージと解釈一致と感じる選書もあれば、いい意味での意外性もあり、参加してくれたライバーそれぞれを形成する要素の一部分を知ることができたような気がします。提出していただいたコメントの言葉選びや改行の仕方ひとつにすらそれぞれのらしさが出ていて味わいがありました。
どれも印象深くて1冊を選ぶのは難しいですが、強いて言うならばルンルンさんが推薦してくれた伊藤計劃さん作の『ハーモニー』になります。実は僕、伊藤計劃さん作品はとっておきの機会がやってきたら読もうと思って読書体験を大切にとっておいていたんです。今こそその時が来たんだと思いました。まさに『推薦』していただいた気分です。
一橋綾人
本好きが一人いれば全く違う世界がある、そんな気はしていましたがいざ皆さんの本を見るとそれを実感しました。本って本当に色々あるな……と! ギルザレンさんが選ばれていた『冬の夜ひとりの旅人が(イタロ・カルヴィーノ作)』は読書体験として新しいものを見せつけられ、さすが悠久の時を生きるヴァンパイア……となりました!
――今回の企画を主催してみて、楽しかったことやご苦労されたことなど、準備から本番までの期間で印象に残っていることはなんですか?
えま★おうがすと
せっかく推薦してくれたのだから、全ての本を読了してから企画側の一言コメントをしようと思ったのですが、さすがにヘビーでした……! 僕が勝手に課した課題に勝手に溺れてコメント提出が大いに遅れてしまったのは本当に申し訳なかったです……。
僕は心もとない企画者だったと思うんですが、共同企画者の一橋先生をはじめ、企画に参加してくれたライバーの皆やANYCOLORの皆さん・さまざまな人々のご尽力のおかげで、無事この企画をにじフェスでお届けすることができました。関わってくださったすべての方に感謝が絶えません。
いちど形になってしまえばもう、「いい企画になった! こりゃあ視聴者さんは見たいでしょう!」と、来場者の後ろで腕を組んでうなずいているような気分でした。実際、喜んでもらえてよかった!
一橋綾人
苦労はなく、本当にいい思いをさせていただいたな……と感じるばかりでした。読書や皆さんの推薦図書をえまさんと語る時間は非常に貴重で贅沢な体験となったと思います! 読書は孤独でありつつも人と関わる不思議な体験で、そこが好きなところです。