ラトナ・プティ1st EVENT 〜みんなで掴んだ初舞台!〜レポート
今回のイベントは、今年誕生した新たなイベントシリーズ・にじFANPartyの第1弾。にじFANPartyは、日々ライバーを応援するファンへの恩返しとして開催するリアルイベントライブプロジェクトで、音楽ライブのみならず出演予定の各ライバーに合わせたさまざまな企画が行われる。
イベント前の影アナはプティが自ら担当。プティがイベント中の注意事項を伝えると、観客は「はーい!」と元気に挨拶していた。会場が暗転すると、客席の期待を背負ったプティがステージ中央に登場する。最初に選んだ1曲は「舞台に立って」。努力の日々を乗り越え、待ちに待った晴れ舞台に挑む高揚感を詰め込んだ楽曲であり、プティにとって初となるリアルソロイベントの幕開けにぴったりの1曲となった。「みんな今日は来てくれてありがとう! 最後まで全力で楽しんでいくぞ!」と盛り上げるプティに、観客はオレンジ色に光らせたペンライトを振って応える。
曲が終わり「みんなー、始まりましたー! 元気ですか!」と呼びかけるプティだったが、「(イベントが)始まっちゃった、どうしよう!」と緊張している様子。その後ファンと事前に約束していたコール&レスポンスの練習をしながら緊張をほぐしたプティは「それでは、楽しんでいきましょう!」と声を張り上げた。会場からの温かい歓声を一身に受け、プティが2曲目に披露したのは「Booo!」。チャームポイントのしっぽを強調するように腰を振る、ステージいっぱいを動き回るようにステップを踏むなど、軽やかな曲調に乗せた元気いっぱいのダンスで観客を魅了した。
お次はプティと客席が一緒に楽しむバラエティパートへと移る。「揃うかな?ぷてちとBINGOチャレンジ!」では、レッサーパンダの顔をかたどった巨大なビンゴマシーンが登場し、プティがМCを務めて観客とビンゴゲームを楽しむ。見事ビンゴを揃えることができた観客のうち先着5名が、“特別景品”として後の企画に参加できるとあって、会場は熱気でいっぱいに。軽快なドラムロールとともに数字が発表されるたび大きな歓声が起こり、プティは会場の盛り上がりぶりに笑顔を浮かべる。ビンゴを達成したファンが現れるたび、プティとファンは「おめでとー!」と言いながら拍手していた。
「まだまだ披露したい曲があるので、ビンゴマシーンくんともお別れです」と語り、プティは次の曲の準備へ。ステージ中央へ移動し「次の曲はよきところで『オレモー』って言ってほしいです。(曲名は)察して!」とお願いしたあと、「お前も! お前も、お前も! いっぱい声出して楽しんでいくぞ!」と叫んで客席の熱気を上げ、「おまえも♡」を歌い始める。ピンクの照明やハートがちりばめられた背景映像など“かわいい”に満ちた空間の中心に立ち、プティはとびっきりキュートなアイドルソングを歌い上げた。なおこの曲には「お前ら大好き♡」などの歌詞に「オレモー」と応じるコーラスがあるが、このコーラスをファンが担当し、ステージ上のプティに熱い声援を送っていた。
続いてプティが披露したのは「君色に染まる」。以前から時折ギターの練習配信をしている彼女ならではの選曲で、曲中にはギターをかき鳴らすような振り付けが見られた。曲が終わると、客席から「ありがとー!」「好きだよー!」という声が次々とステージに投げかけられた。
ここで何やらあやしげなBGMが流れ始め、「あなたのこと占っちゃうぞコーナー」が始まる。このコーナーでは「にじさんじタロット」を使い、プティが先ほどのビンゴコーナーでビンゴを達成した5名を占っていく。最初の1人は特に占ってほしい事が思い浮かばない様子。プティは「ぷてちとの今後の関係性がどうなるか、とか占っちゃう?」と提案して占い始めると、「女教皇」の逆位置を引いたことを受け「自分の直感を信じて物事を判断するといい」とアドバイス。しかしファンから「……具体的に何をすればいいですか?」と首を傾げられてしまっていた。「ぷてちの『視聴覚室(※)』に当選しない」と悩むファンには「今、もっとすごくない? 視聴覚室よりも長く話せてるよ!」と前向きに語り掛けた。
※ライバーと個別で会話ができる、にじさんじフェス恒例のアトラクション。
このほか「職場の後輩とのコミュニケーションの取り方で困っている」というファンに「たくさんコミュニケーションを取ってください」と言う、「どうやったら彼女ができるか」という悩みに「努力してください」と答えるなど、まさかの“マジレス”連発のタロット占いに会場は大爆笑。イラストがそもそも逆さまである「吊るされた男」をプティが逆位置と勘違いしてしまった際には、観客がとっさに「正位置だよ!」と教えるファインプレーも。最後に「ストレスで過食気味、健康が気になる」という悩みへアドバイスしようとするも、プティは「死神」の逆位置を引いてしまい、「“死”っていうのは新しいものが生まれるという意味があって……」などと苦戦しながらメッセージを送っていた。
続く「なんでも質問コーナー」では、「単刀直入にぷてちはリスナーの事どう思っていますか?」というストレートな質問が寄せられ、プティは「大好きですよ! 女の子も男の子もみんな優しくて!」とほほえむ。このほか「ぷてちの思う『あざとい一言』を全力でお願いします」というリクエストや、「にじさんじで尊敬してるライバーさんは?」「初めて実機のスロットを打ちにいったそうですがどうですか? ハマりそうですか?」「にじFANPartyに出演が決まったときのお気持ちをお聞かせ願えますか?」などという質問の数々が寄せられた。
「次で最後の曲です」とアナウンスしたプティは、ステージに現れた黒子のピアノ演奏に合わせて「君の知らない物語」を歌い始める。背景映像とリンクするように、星空のような照明に包まれる会場。ここまで元気いっぱいでキュートなステージングを披露してきたプティはここでガラッと印象を変え、エモーショナルな空間で透明感のある歌声を響かせた。プティは「みんな今日は楽しかった? また絶対舞台で会おうね、約束だよ!」と客席に手を振り、歌い終えるとステージから去っていった。
その後、間を置かずアンコールの声が巻き起こり、ふたたびステージに現れたプティは「ファンサ」をエネルギッシュに歌い始める。このとき使用された背景映像には、プティのこれまでの配信から切り取った数々のシーンがちりばめられ、彼女が積み重ねてきたさまざまな経験の一部を振り返る内容となっていた。歌い終えるとプティは「『ファンサ』は活動者側の気持ちに寄り添う曲だなと思っていて、うちも『わかるな』と思う部分があった。うちの気持ちが皆に伝わればいいなと思って歌わせていただきました」と選曲の理由を述べる。そして「虜になった!?」と客席に問いかけると、「元からー!」という返事が飛んできた。
プティはイベントを振り返り、涙声になりつつ「本当にみんながみんながいっぱい応援してくれたからここに立つことができました! 本当にありがとうございます!」と感謝。「でも、もっと大きい舞台に立たせてください!」というプティの叫びを、ファンは「立たせるよ!」と大声で受け止めた。プティは「ありがとうございます! うちももっと大きい舞台に立てるように頑張ります! 画面の前のみんなもありがとうございました!」と配信で声援を送っていたファンにも感謝を告げた。
なお客席には、ビンゴカードのほかに「BELIEVE」の歌詞カードが配られていた。正真正銘最後の1曲として、プティは指揮を担当しつつ観客と「BELIEVE」を合唱。プティは男性ファンに「もっと声出せるでしょ!」と檄を飛ばし、女性ファンには「かわいいよ~!」と愛のコメント。会場がプティとファンによる豊かなハーモニーに包まれる中、プティの初リアルソロイベントは幕を下ろした。
ラトナ・プティ1st EVENT 〜みんなで掴んだ初舞台!〜TFT ホール 500(東京)セットリスト
1. 舞台に立って/YOASOBI(カバー)
2. Booo!/TOKOTOKO(西沢さんP)(カバー)
3. おまえも♡/mona、HoneyWorks(カバー)
4. 君色に染まる/TOKOTOKO(西沢さんP)(カバー)
5. 君の知らない物語/supercell(カバー)
6. ファンサ/mona、HoneyWorks(カバー)
7. BELIEVE/杉本竜一(合唱)ラトナ・プティ、観客
イベントを終えたラトナ・プティからコメントが到着
ラトナ・プティ
イベントが終わった今の感想は、率直に言うと、やりきった!!!!です。
今回のイベントに向けてダンスのレッスンは半年以上前から取り組んでいました。
開催当日の数日前までダンスレッスンの予定を入れていて最後の最後まで、ギリギリまで振り付けなどの復習をし続けました。直前のリハでは緊張で間違える箇所もあったのですが、本番でみんなを前にしたとき、全力でコールをしてくれてペンライトも沢山振ってくれてるのを見て、緊張するよりもうれしい気持ちが大きくなり、ミスすることなく、レッスン含めた今までで一番いいパフォーマンスをすることができました!
あらかじめ予告しておいた「BELIEVE」の合唱パートはイベントの中で一番忘れられない思い出になりました。
私が指揮をして、みんなに歌ってもらうという内容だったんですが、みんな恥ずかしがらず本当に真剣に歌ってくれてエモ~~~って感じでした!!! ただ、私が手書きで書いた歌詞カードに抜けがあり一番最後の最後で歌詞がうやむやになってしまって会場のみんなで笑ってました。申し訳ない気持ちはありますが、私的にはそこが一番面白くて、ファンのみんなの温かみを実感しました。
みんながいたからこそ大成功したイベントです。
私は私のファンのみんなのことを誇りに思ってます! 逆にみんなが私のことを誇りに思えるよう、そしてまた舞台に立てるようにレッスンも活動もがんばっていくので応援よろしくお願いします!
これからも一緒に歩んでいきましょう!!!!!