観客とライバーが熱狂を生んだオープンステージ
せいれつッ!にじさんじ体操部
ダンスライブやカラオケ、ゲーム企画などバラエティに富んだ催しが目白押しのオープンステージ。その1発目となる企画が、「せいれつッ!にじさんじ体操部」だ。開場して間もないオープンステージ前には早くも大勢の観客が集まり、カラフルなジャージを着た伏見ガク、ましろ爻、海妹四葉、鏑木ろこ、叢雲カゲツ、梢桃音を盛大な拍手で迎えた。運動不足解消を目的に結成されたという体操部のライバーたちは、ステージ前、そして配信で視聴している観客とともに「にじさんじ体操第一」にトライする。
ライバーたちと観客は右手の指で2、左手の指で3を形作るキャッチーな振り付けや、サビの掛け声を入念に練習。音楽が流れ出すと、ライバーたちが笑顔で軽快な動きを披露し、観客も時折歓声を上げながら踊るという和やかな空間が出来上がる。客席にはライバーと同じカラーリングのジャージを着たファンの姿も多く見られ、「にじフェス2026」のテーマの1つである「体育祭」を表すような光景が生まれていた。
にじさんじのB級バラエティ(仮) 『再怨会』 〜えっ!?今年もやるんですか!?ライバーさん!一芸披露の時間です!2年連続でやるもんじゃないだろSP〜 第2章 漆黒よりの使者
Day1のオープンステージで、最後のプログラムとなった「にじさんじのB級バラエティ(仮) 『再怨会』 〜えっ!?今年もやるんですか!?ライバーさん!一芸披露の時間です!2年連続でやるもんじゃないだろSP〜 第2章 漆黒よりの使者」。このプログラムでは、昨年の「にじフェス2025」で実施された「にじさんじのB級バラエティ(仮)大後悔大忘年会大惨事元」に引き続き、“一芸披露”のコーナーが展開された。MCには番組レギュラーのイブラヒム、早瀬走に加え、卯月コウと魔界ノりりむが登場。VTR出演でさまざまなライバーが個性あふれる一芸を披露するたびに会場は笑いと歓声に包まれ、ライバーと観客との間に一体感が生まれていた。
そして、コーナーの終盤にはChroNoiRが登場。「僕らの代わりにスペシャルゲストを呼ぶことにしました」「せーの、k4senさーん!」と2名が呼びかけると、魔界ノりりむのコスプレをしたストリーマー・k4senが登場し、会場からは驚きと笑いが入り混じった大きな歓声が上がる。ハイクオリティなコスプレ姿に、魔界ノりりむも「これで配信してほしい!」「もうりりむって名乗ってもいい!」と太鼓判を押し、k4senも「これだけの人に『かわいい!』って言われたことがなかった。悪くないかも」と手応えを感じているようだった。なお、このコスプレ衣装はDay2から「資料展示室」で展示され、多くの来場者が写真を撮影する人気スポットとなっていた。
にじフェス2026 閉会式
「にじフェス2026」の締めくくりとなる「閉会式」でも、オープンステージは熱気に満ちあふれていた。MCには月ノ美兎、笹木咲、椎名唯華が登場。フェス期間中の思い出を振り返る写真が公開されると、客席からは温かな拍手が送られる。また、「にじさんじからのお知らせ」コーナーではARG(代替現実ゲーム)クリエイター集団「第四境界」とのコラボや、にじさんじオリジナルカードゲームのタイトル名「NIJISANJI 7 Colors Card Game」などの情報が解禁された。なかでも「にじさんじ Girls Idol Festival 〜虹をつないで、未来を見つけて〜」の開催発表シーンでは特に大きな歓声が上がり、客席は熱狂の渦に包まれていた。
公開生放送を楽しむ「ラジオブース〜FM2434〜」 舞元啓介&ジョー・力一へのインタビューも!
「にじフェス2026」の会場内に特設された「ラジオブース〜FM2434〜」は、ライバーたちが集う公開生放送型のラジオブース。ブース内にはマイクやネームプレートのほか、それぞれのライバーに馴染みのある小物などが並べられており、ライバーたちがテーブルを挟んで軽快なトークを展開した。ブース前に集った来場者たちは、ライバー同士の自然な掛け合いやリアクションに笑い声や身振り手振りで反応しながら同じ時間を共有し、ラジオというメディアならではの親密さを体感していたようだった。
来場者が見守る中でライバーが語り、その言葉に来場者が耳を傾ける。「ラジオブース〜FM2434〜」は「ファンとライバーがともに作り上げる空間」をラジオという形で体現した企画の1つだった。
「にじフェス2026」Day1の昼、ラジオブースにはご長寿ラジオ企画「舞元力一」パーソナリティの舞元啓介とジョー・力一が登場した。前日に音楽ライブ・Uncharted Spheresで3時間半にもおよぶ熱烈なパフォーマンスを披露した力一は、「(このラジオも)ライブと同じだけの尺やりますんで! 『ひとくち嘘ニュース』のオーケストラアレンジやります!」と気を吐き、舞元と観客を爆笑させる。2人は客席でペンライトが揺れる様子や、にじぱぺっとなどのグッズを手にしたリスナーの姿を目にし、「ここでも(ペンライトを)振ってくれるんだ!」「ぜひアピールしてください!」とうれしそうに笑っていた。
番組内ではリスナーから寄せられた質問に2人が回答するコーナーを実施。「お互いの第八印象を教えてください」という問いに、舞元は「そんなに変わってないですよ。引き出しの多さにはいつもびっくりしている」と答える。そんな彼の“第八印象”について力一は「エピソードトークの前振りが長い!(笑)」とバッサリ。親交が深いからこそ生まれる率直なやりとりに、リスナーは幾度も笑い声を上げた。なお「ラジオブース〜FM2434〜」では、パーソナリティたちによる質問リレーも実施。猫屋敷美紅と夜牛詩乃から「我々に骨を捧げるとしたら、どの骨ですか?」という質問を受け取り、舞元と力一は「気持ち悪い質問!」とおびえながらも「膝の軟骨」という返答をひねり出していた。
ブース前で次々と笑い声と拍手を起こした舞元と力一によるラジオ。公開生放送を終えた彼らに、当日の感想を聞いた。
――ラジオ番組「舞元力一」の公開生放送となりましたが、「にじフェス2026」の会場と普段の配信とでなにか違いはありましたか? また、現地の方々の反応で印象に残っているものはありますか?
舞元啓介
普段コメントの流れでしか感じられない熱量を実際に会場のお客様のリアクションで感じることができたのが本当に嬉しいなと。今まで何度か公開録音や会場で「舞元力一」としてラジオをさせていただきましたが、その度に応援してくれるファンの皆様への感謝と喜びでいっぱいになります。
ジョー・力一
久しぶりにお客様の笑い声を聞きながらラジオが出来て最高でした。前日の惑星ライブ熱唱でむしろ気が引き締まったのか、ラジオはまさかのちょい巻き進行になりました。次は3時間やりましょう。
一緒に踊るからこそ生まれる一体感「にじDANCE☆踊ってみてブース」
にじさんじの人気楽曲を歌唱ライバーと一緒に踊ることができる「にじDANCE☆踊ってみてブース」。待機列ではダンスの振り付けを練習している来場者の姿が見られ、各々が自分の番を心待ちにしている様子だった。ブースは終日多くの来場者で賑わい、その人気ぶりから整理券の配布が終了する回も。「ライバーと一緒に踊る」という企画を通してライバーと同じ体験を共有する――「にじDANCE☆踊ってみてブース」では参加者1人ひとりの作り出す熱気がエリア全体を包んでいた。
フラッグに刻まれた、ファンとライバーの思い
「にじフェス2026」の会場にはライバーが寄せ書きをした「クラスフラッグ」が展示されていた。全7枚のフラッグの前では、多くの来場者がライバーの寄せ書きに見入っており、お目当てのライバーによる書き込みを探したり、記念撮影したりと思い思いに楽しんでいる様子がうかがえた。
また、会場内にはライバーが書き込んだクラスフラッグに加え、来場者も自由にメッセージを残すことができるメッセージフラッグも設置されていた。両日ともに昼すぎにはすでに多くのメッセージで埋め尽くされており、色とりどりのメッセージやイラストが並ぶ光景は圧巻。応援の言葉だけでなく、ライバーの似顔絵を描く来場者の姿も見られた。
ライバーとの思い出を形にする「参加記念フォトスタジオ」
ライバーと一緒に写真撮影ができる「参加記念フォトスタジオ with Google Pixel」にも、多くの来場者で待機列が形成されていた。来場者は持参したグッズを手に持ったり、一緒に撮影するライバーと同じポーズを取ったりと、思い思いのスタイルで撮影に参加。撮影が終わると、その場で写真を見返しながら笑みをこぼす姿や、同行者と見せ合って喜びを分かち合う様子が見られた。1枚の写真を通じてライバーとの思い出を形に残せる本施策は、多くの来場者にとって特別な体験となったはずだ。
会場全体を舞台にした謎解き――くろなん presents 「くろのわからの挑戦状」supported by SCRAP
会場内を巡りながら謎解きに挑戦する「くろのわからの挑戦状」も、人気を博していた参加型の企画の1つだ。参加者は配布されたリーフレットやLINEアプリを活用しながら、会場を巡回。リーフレットを片手に答えを考え、友人同士で相談しながら手がかりを探す来場者の姿が会場のあちこちで見られ、展示エリアや各ブースを巡る時間そのものも謎解き体験の一部となっていた。
単なる謎解き企画ではなく、ライバーからの挑戦を来場者が会場全体を使って解き明かしていく。「くろのわからの挑戦状」はChroNoiRと同じ時間を共有しているような特別な体験ができる施策となった。
「にじさんじ学院 昼休みのひと時体験エリア」レポート&スタッフインタビュー
「にじさんじ学院 昼休みのひと時体験エリア」では、5つの参加型企画が展開された。「にじフェス2026出張版 USAMI’s ブートキャンプ」では、来場者たちが音楽に乗せてスクワットやステップなどのエクササイズに挑戦。宇佐美リトと小柳ロウの声掛けに合わせて参加者も声を上げ、1種目が終わる度に自然と拍手が起こるなど、一体感を感じられる光景が広がっていた。さまざまな企画を楽しむ合間に、体を動かすことができるのは来場者にとっても息抜きとなったはずだ。
「~進路調査票出してないのお前だけだぞ~ 紙飛行機を遠くに飛ばすだけのゲーム」は進路調査票で作った紙飛行機を、来場者が一斉に飛ばすアトラクション。エリア一帯には参加ライバーが記録した飛距離の目印が置かれており、スタッフによる笛の合図に合わせて紙飛行機を飛ばしていく。上手く飛ばせた人も、思うように飛ばせなかった人も笑顔でアトラクションを楽しむ様子が印象的で、中にはライバーが記録した最高飛距離を超える参加者の姿も見られた。
ほかにも、「にじさんじ学院 昼休みのひと時体験エリア」では「にじさんじ学院最速スマッシャーは君だ!」「僕たちの自作ピッチングゲーム」「体力測定コーナー」などの多彩な参加型企画が数多く用意されていた。こうした企画はどのような発想から生まれたのか。「にじフェス2026」終了直後、「にじさんじ学院 昼休みのひと時体験エリア」を担当したイベントプランナーに、企画の狙いや制作の裏側について話を聞いた。
――「にじさんじ学院 昼休みのひと時体験エリア(以下、昼休みのひと時体験エリア)」は今回初めて実施された施策ですが、1~3ホールの中央付近に配置され、多くの来場者で賑わっていました。「にじフェス2026」全体の中で、どのような立ち位置のアトラクションとして企画されたのでしょうか?
イベントプランナー H:「昼休みのひと時体験エリア」が企画された際に念頭にあったのは、「できるだけ多くのお客様に楽しんでいただける施策にしたい」ということでした。そのためには会場中央の一番目立つ場所に配置されていることやエリアを広く確保できるという要素が必要になってくるため、1~3ホールを大きく使って展開することになったんです。また、回転率がいいというのも、多くのお客様に楽しんでいただくために意識していた点でした。
――なるほど、そういった経緯で企画された施策だったんですね。「昼休みのひと時体験エリア」は大規模な設営となりましたが、準備は順調に進みましたか?
イベントプランナー H:設営に関しては外部のイベント制作会社さんと事前にコンセプトやイメージを共有しながらレイアウトを固め、私たちは監修という形で現場に入っていました。「にじさんじ学院最速スマッシャーは君だ!」ではピンポン玉が外へ飛んでいくのを防止するためのネットの高さを調整したり、「僕たちの自作ピッチングゲーム」で的に当たったボールがお客様のほうに転がってくるのを避けるために、お客様の足元にも柵を設置したりといった細かい調整を行いましたね。基本的には非常にスムーズに設営できました!
――現場で微調整をされたんですね。来場されたお客様の反応はご覧になりましたか?
イベントプランナー H:当日は別施策を担当していたので、会場で直接お客様の様子を拝見することはできなかったのですが、SNSの反応は随時チェックしていました。特に反響が目立っていたのは「USAMI’sブートキャンプ」ですね。実はあの企画が一番、一度に体験できるお客様の数が多くて、80名様ほどが同時にお楽しみいただけるんです。好意的な反応が多かったですし、たくさんのお客様に体験していただけたので、担当としてはとてもうれしかったですね。
――それでは企画の立ち上げから無事に終了した今に至るまでで、特に印象に残っていることはありますか?
イベントプランナー H:「昼休みのひと時体験エリア」内のアトラクションの紹介動画をYouTubeで連日投稿していたのですが、その動画の制作作業はけっこう大変だったので印象に残っています。いかんせん私の所属しているイベント部は今回制作したようなバラエティ系の動画を恒常的に制作するような部署ではないので、「そもそも台本ってどうやって作ればいいんだろう」「ライバーさんの魅力をうまく伝える動画ってどうやって考えるんだろう」というところから考え始めました。いざ収録本番を迎えると、ライバーさんがこちらが想像していた以上に動画を面白くしてくださって、どの動画もとても満足のいくものになりました。これは今後の自信にもつながるような経験になりましたし、ライバーさんとの信頼関係がさらに増した出来事でした!
――それでは最後に「にじフェス2026」が無事に終了した、今の率直な心境はいかがですか?
イベントプランナー H:まずは無事に終わってほっとしています。「にじさんじ学院 昼休みのひと時体験エリア」内にあるそれぞれのアトラクションでやっていることは一見シンプルに見えるかもしれません。ですが、ライバーさん方のご協力によりとても華やかな体験を提供することができたと思っています。ライバーさんが持つ表現力や企画への対応力の高さを改めて実感し、「どんな企画でも期待以上のものにしてくださる」ということを強く感じたイベントとなりました!