悔しい涙も感動の涙も流してきた1年
――2024年8月にデビューしたSpecialeの皆さんですが、最初の1年を振り返ってみて、いかがでしたか? この1年で思い出深かった場面もお聞きしたいです。
酒寄颯馬(以下、酒寄): この1年はすごく早く過ぎたなと思いつつ、「まだ1年しか経ってないんだ!」という気持ちもありますね。デビューしてからいろんな経験をさせてもらったので、本当に充実し過ぎてました。
渚トラウト(以下、渚):本当だよね。
酒寄:思い出に残ってることは、10月に参加させていただいた「NIJISANJI Extreme Match / VALORANT」ですね。デビューして2カ月しか経っていませんでしたし、大会というものに挑戦するのも初めてですごく緊張したので。この大会ではいろいろ考えることも多かったし、すごく悔しい思いもしたんですけど……俺まさか大会で泣くとは思わなかったんだよね。
【#にじEXヴァロ 】大会最終日!楽しむ #ABLWIN【酒寄颯馬/にじさんじ】。酒寄が大会を通じての感想を語る場面は5:50:10頃から。
渚:颯馬ががんばってるのを見て俺も泣いてたぞ。
酒寄:あ、見てた? いやー、勝つところをみんなに見せたかったんだけど、負けちゃったね。でもあの経験が今でも本当に心に残ってる。
渚:超カッコよかったよ。俺、プロゲーマーさんたちの大会を見るのがすごく好きなんですけど、それと同じぐらいの熱量で応援してたし、デビューして2カ月の同期がこんなにがんばってる姿を見てすごく影響を受けた。
――応援している渚さんにもいい影響があったんですね。酒寄さんはこの1年間、にじさんじ以外の配信者の方々とも交流が多かった印象でした。
酒寄:そうでしたね。そもそも俺がゲームを始めたのって、小さい頃にあんまり周りと馴染めなかったこともあって、インターネットのゲームでいろんな人と遊びたいっていう気持ちからだったんですよ。だから今こうやっていろんな人と遊べる機会が増えて、ゲームをやっていてよかったなと思いますね。ゲームを始めた頃の夢が叶って、今すごく楽しいですね!
――渚さんはいかがでしたか?
渚:うーん、1人の人間として、最も忙しい1年だったんじゃないかなと思いますね。ここに至るまでの苦労はもちろん別の大変さとしてありましたが、この1年は忙しいし大変だったけど苦しくはなかったです。デビューしてすぐ活動を休止することになりもどかしさを感じていたんですが、今ここでこうして活動できていてうれしいです。さっき颯馬も言ってたけど、1年ってマジで短いね?
酒寄:うん。
渚:1年でこれぐらいの量の新しい経験をすることって、人生でなかなかないじゃない? それを踏まえて思い返すと、こんなにいろんなことしたんだなと驚いています。その中で一番思い出に残ってることってなんだろうな……。
酒寄:歌謡祭(「にじさんじ歌謡祭2024」)は?
渚:歌謡祭はマジでね、めちゃめちゃ最高やった。でもにじさんじ全体で作っていくイベントももちろんめっちゃ好きだけど、一番思い出に残ってることはやっぱりSpeciale歌枠じゃないかな。
酒寄:ああ、カラオケ?
渚:そうそう。
酒寄:歌謡祭でいろんな人に「Specialeの歌が好き」って言ってもらえてうれしかったよね。前々からみんなと歌いたいと思ってたし。
渚:そうだよね、俺もみんなで歌いたくてそわそわしてたから、一緒に歌枠ができたのめっちゃうれしかった! てんやわんやしながら準備して当日を迎えたんだけど、本番はみんなの歌がよすぎて叫んでばっかりだった記憶だよ。
酒寄:確かに叫んでたかも(笑)。でもさあ、「Wonder NeverLand」を歌ったとき七瀬(すず菜)がちょっと泣きそうになってたよね?
渚:すずが恥ずかしいかもと思って迷ってたけど、俺もそれ言おうとしてたよ!(笑)。
酒寄:(笑)。あの場で「七瀬、泣いてねえ?」って言うのもよくないかなって思ってさ。
渚:“涙腺モロニキ”こと俺はすずを見てもらい泣きしそうになっちゃったから本当に大変だったよ。
酒寄:そう。端っこと端っこに立ってる人たち(七瀬と渚)が泣きそうになっちゃってさあ。
【歌枠】すぺしゃーれカラオケオフコラボ!【七瀬すず菜/早乙女ベリー/雲母たまこ/酒寄颯馬/渚トラウト/にじさんじ】 「Wonder NeverLand」は1:51:45から。
渚:年長者どもは涙腺モロいからな(笑)。あのとき「あ、俺にじさんじに入って、配信で『Wonder NeverLand』歌ってるんだ……」って思ってた。そんなふうに「俺にじさんじでこれやってるんだ」って思うことが多すぎて、この1年がまるごと思い出ですね。あとこのあいだの誕生日配信で自分の初配信見返したんだけど、「俺こんなことしゃべってた!?」って思ったかな。
酒寄:……初配信は俺、見られないな。
渚:え、何何!? 待機画面のミュート忘れのこと?
酒寄:いやいやもう……そんなことはもはや些細よ。
渚:些細なの?
酒寄:うん。いや……緊張しすぎてたからね。
渚:取材中だけど見るか。ちょっと今すぐ見てみるか。
酒寄:やめろやめろ。でも2回目の配信はそんなに緊張しなかったかな?
渚:ああ、分かるかも。初配信っていう山を越えた後は緊張も治まったよね。
ドタバタでも落ち着く5人、Specialeは「帰ってくる場所」に
――Specialeは年長組、年少組関係なくとても仲がいいところも魅力の1つですが、1年間活動を共にしてきた同期の方々は、おふたりにとってどのような存在になりましたか?
渚:気心知れるというか、帰ってくる場所かなと思います。他のライバーさんたちとの関りが増えてコラボが多くなったり、個人の活動も忙しくなったりして、前ほど頻繁に話すタイミングがないときもあるんですが、そんな中でまたフラッと話せるというか肩肘張らなくていい関係だと思っていますね。帰ってきて落ち着ける場所だな、というか。
酒寄:あ、それはね、同じくだね。
渚:だよね。
酒寄:にじさんじ以外の人と配信したり話したりする機会が増えたけど、やっぱり同期と話したり、コラボ配信したりするとやっぱりなんか安心するもん。
渚:いやー、わかるな。Specialeってドタバタしてるんだけど、そのドタバタ感が落ち着くんだよね。
酒寄:俺たちって最初からすごく仲良くなったじゃん。でも俺さ、実は仲良くなり過ぎるのが逆に怖いって感じることが前まであったんだよ。仲良くなり過ぎると、相手のことを考えてお互いに言いたいことが言えなかったり、忌憚なき意見を出せなくなったりしちゃうんじゃないかなって。
渚:言わなきゃいけないことだけど、今の関係を保つために自分が我慢すればいい、みたいな?
酒寄:そう。でも今はそれを超えて逆になんでも言えるようになったと思ってる。
渚:最初の頃だったら確かに遠慮していたかもしれないけど、今はもうそれも超えて「それはこうしたほうがいいんじゃない?」「これやった方がいいんじゃない?」とか「え~、どうせやんないでしょ~!(裏声)」って言い合えるよね。
酒寄:(笑)。だから今、そういうことがちゃんと言えるような関係になっていて、杞憂だったなって思ってるよ。
渚:わかるわかる。杞憂で終わってよかったよね。
――いい意味で遠慮のないやり取りも、アットホームでリラックスした雰囲気を形作っているのではと思います。この1年でたくさんの経験を積まれてきたと思いますが、「にじさんじライバーになったんだな」と一番感じたのはどういう場面でしょうか。
酒寄:うーん、今でも新しいことをさせていただくたびに「俺、にじさんじライバーになったんだなあ」って思い続けてるからな……。
渚:そうそうそう!ふとした瞬間に思うよね。俺は「にじさんじ新人ライバー面談」のときにそう感じるのかなと思ってたけど緊張しすぎたから、そのときは全然思わなかったんだよね。
Specialeの才能発掘?!第4回にじさんじ新人ライバー面談【#にじ新人面談】
酒寄:緊張しなくていいよ~!
渚:いや、お前のほうが緊張してたんだよ! ガッチガチになって!
酒寄:だって目の前に卯月(コウ)さんがいたから!
※酒寄はデビュー時に憧れのライバーとして卯月コウを挙げている。
渚:憧れてる先輩とあの距離感で話すことができるのはすごいよね! 俺は大会とかイベントに参加させていただいたときに「俺にじさんじに入ったんだな」って一番思うかな。これまでのイベントすべてでそう思ってきたけど、一番強く思ったのは聖地占領戦(「にじさんじマインクラフト聖地占領戦」)かもしれない。
酒寄:“泣きのトラウト”が出たやつね。
渚:あのときはマジでちょっとこらえられなかったね……。「俺、にじさんじの人たちと一緒にライバーやれてるんだ」って思った結果、占領戦が終わっても余韻が消えなくて11時間マイクラ配信したからね。
【#にじマイクラ占領戦】最終日.守ることと戦うこと 南として、トラウトとして【渚トラウト/にじさんじ】
酒寄:そういう意味で言うと、先輩と交流すると「ライバーになったんだな」って感じるのかもしれないね。
渚:特ににじさんじ全体のイベントだと、初期からにじさんじを支えてくださっている元1期生・元2期生を始めとするベテランの先輩とも関わることがめちゃめちゃあるから、それが実感をより強めるなって。
酒寄:そうだよね。あと、他にもファンのみんながグッズを楽しんでくれたり、ファンアートいっぱい描いてくれたり、っていうところでも思うよね。
渚:それもめっちゃうれしいよね! 確かにいろんな人に自分を見てもらえるっていうのは普通の人生を送ってたら想像できないことではあるもんな。俺、にじぱぺっとを見かけると「お、ええね!」って思うし、カフェとかでグッズと一緒に撮った写真とか見るとめっちゃうれしくなるもん。
――ちなみにおふたりはにじさんじというライバーグループがある程度世間に広まったタイミングでデビューされていますが、ライバーになる前ににじさんじに抱いていた印象はどんなものでしたか?
渚:配信でもたびたび話しているんですが、俺は元々にじさんじファンなんですよ。「元気になるにじさんじ歌配信リレー」がにじさんじを好きになるきっかけだったんですが、それ以来元気を出したいときとか面白いコンテンツを見たいときにチェックするVTuberの方々、という印象でした。
酒寄:“バラエティ”感が強いよね。
渚:ああ、 そうそう。 普段の配信でコミュニケーションが取れるような距離感の近さもありつつ、ライブでカッコいい姿を見せてくださることもありますけど、根底にはバラエティ感やエンターテイメントに真剣に向き合う姿勢があるのをすごく感じるというか。
酒寄:それにいろんなライバーさんがたくさんいるから、自分に刺さる人が必ずいると思えるし。
渚:さらににじさんじ内でも「このライバーが好きなら、このライバーも好きになりそう」っていうふうに広がっていったりさ。
酒寄:そうそう!
――ライバー数が多いからこそ、それぞれの関係性の広がりや奥深さも感じられますね。
酒寄:そうですね。あと俺は、ある程度自由に活動できる環境なんだなと思っていました。やっぱりローションカーリングのような企画はにじさんじぐらいでしか見ることはできないんじゃないかなと。
渚:(爆笑)。ローションカーリング企画マジで好きだもんな。
酒寄:(笑)。本当にやりたいことができそうな場所、と思わせてくれるところもよさだと思いますね。
苦手を自覚してなお向上心を持つ酒寄、人生のテーマ“自分らしさ”に悩む渚
――1年間ライバー活動を続けてこられたわけですが、デビュー当初苦手意識を抱いていたものや、「もっとここをレベルアップさせたい」と思っていたことは何かありましたか?
酒寄:明確に1つあるんですが、デビューしたばかりの頃に歌への苦手意識がかなり強かったですね……。初めてSpecialeのオリジナル曲「くっきんどりーみんらんど」を収録したときに、周りのみんなは歌が上手くて個性もあるので、「うわ、俺歌えなさすぎる!」とへこんでしまって。本当に惨めな気持ちになりましたね。
くっきんどりーみんらんど - Speciale
渚:最初の頃からけっこう言ってたもんね。
酒寄:そう。だから歌のスキルアップはめちゃめちゃ課題だと感じてた。でも活動をしていくなら歌うことから逃げたくないなと思って練習したから、歌謡祭のために5人で収録したときは比較的楽しく歌えたと思う。
練習したことで若干自信もついて、最近は歌に対して割と前向きになれているなと思うけど、まだまだもっとうまくなりたいね。誰かが「この曲を一緒に歌いたい!」と思ったときに、俺が歌えないことを理由に諦めさせたくないから。
渚:いいことじゃなあ……。
――苦手意識を自覚しながら向上心を保ち続けることはなかなか難しいですから、素晴らしいと思います。渚さんはいかがですか?
渚:デビューした頃が特別にこうだったというより、恐らく自分にとって人生のテーマなんじゃないかと思っていることなんですが、「自分で肯定できる自分らしさってなんだろうな」と考えてます。周りの人には「渚らしさがちゃんとあるよ」と言ってもらえますけど、ライバー活動を始めて特にそれを考えることが多くなりましたね。
歌でもなんでも、何かを発信するときに「自分よりも上の人がいる」というのは当たり前のことで。ただその前提を覚悟したうえで、自分が発信する意味ってなんなんだろうな?と思うことがあったんです。今はもう割り切って「周りが何か言ってるんですか? 俺より上位互換がいるんですか? そうですか、知らねえ俺はやる。やるやるやる!」ぐらいの気持ちなんですが、デビューしたばかりの頃や活動休止から帰ってきたばかりのときは、自分がやっていいのかなと足踏みすることがけっこうありました。
――「人生のテーマ」ともおっしゃっていたので、ご自身が肯定できる自分らしさについては今も模索中でしょうか?
渚:そうですね。俺ってラップや作詞が好きで今も2、3本リリックを書いているんですよ。けっこう卑屈に考えがちなところも自分らしさとして落とし込めてるからそれもいいのかなと思いますし、いっそ悩んでいることさえも曲にしちゃえばそれが自分らしさにもつながるかなって。
――悩んでもがいているときにしか出てこない言葉や思いも確かにありますから、それを曲に落とし込むことで背中を押される人もいそうですよね。
渚:そうですね。明確な課題というものではないんですが、俺はそういうことを考えています。
【Original Rap】命題/渚トラウト Track. by WICSTONE【渚トラウト/にじさんじ】
――先ほどおっしゃっていた通り、ライバー活動という新たな生活に身を置いて初めて体験することも多かったと思います。そんな状況で今まで知らなかった自分の一面と出会うこともあるんじゃないかと思うのですが、この1年で「自分の意外な一面」は何か見つかりましたか?
酒寄:俺ってさ、もっと物事を冷めた目で見る達観・楽観の人間だなって思っていたんですよ。でも実際はけっこう負けず嫌いだったし、意外と熱いとこもあるんじゃないかって気付いた。
渚:いやいや、外から見てるとこだわりもけっこうしっかり持ってる方だと思うし負けず嫌いだと思ってたよ!
酒寄:もっと自分のこと「いや、マジダルいっすわ~」みたいな感じだと思ってたけど、けっこう物事に対して真剣に取り組めるんだなって思った。昔はたぶん違ったんだよ。最近はいろんなことがんばろうと思ってるから、負けたくねえなって感じるんだと思う。
渚:いいじゃん。自分はこういう人間だっていう印象って、これまでの蓄積で作られるから改めてこの年になって考えることが少なくなってると思うんだけど……それを踏まえて考え直してみると、思ったより真面目かも?
自分は自由気ままな人間だと思ってたけど、同期に「トラはなんだかんだ真面目だよね」って言われることが多かったなあ。真面目にやらないといけないことはちゃんとやろうという気持ちはある、ただこれって本当に真面目って言われるほどのことかな?って。
酒寄:たぶん渚的にしっくりくる表現にすると、いろいろと気にしいなんだと思うよ。人に迷惑かけることを異常に嫌うというか。それゆえの真面目さかもね。けっこう慎重なほうなんだと思うよ。
渚:あー確かにしっくり来るな……。けっこう顔色を伺ってしまう方かもしれない。
酒寄:そういう意味で言うと、俺たちって真逆かもね。俺は「とりあえずやってみるか!」って行動するタイプだから。そこでバランスが取れてると思う。
――酒寄さんがおっしゃるような真逆の性質をお持ちだからこそ、酒寄さんと渚さんの相性のよさが発揮されたのかなと思ったんですが、どうですか?
酒寄:でも俺、同期と話してて「マジでこいつらと話合わないな」って思いますよ。
渚:(爆笑)
酒寄:本当に! 食の好みとか趣味も考え方もいて合わないなって。それでも、一緒にいて楽しいなって思うんですよ。
渚:Speciale5人それぞれにいろんな要素があってさ、例えばそれを五角形とかのグラフにしたときに各々がうまいことお互いの足りないところを埋め合えてるんじゃない?
酒寄:そうかもしれない。本当に5人ともバラバラだよな。
渚:すごいよね、噛み合うときは120点の噛み合い方するのに、そうじゃないときは0点を超えてマイナスぐらいの噛み合わなさだもん。
酒寄:いい意味でピーキーな集団だよな。よくこの5人を集めたと思う。
渚:ちがいない。
2年目はファンを支え、応援していて胸を張れるライバーに
――先ほど食の好みのお話も少し出たところで、Specialeがカフェレストランということにちなんで、“食”にまつわる質問もさせてください。ライバーデビュー後の1年間で最も記憶に残っている食事風景はどんなものでしたか?
酒寄:俺自身が食べてない“食”だけど、俺が女子3人にアイスを買ったこととか覚えてるな。
渚:ああ!あったね。めちゃめちゃ暑かった日だよね。
酒寄:そうそう、自販機のアイス買ってあげて、女子たちがそれをおいしそうに食べてるのを見て「いいな、みんな楽しそうでよかったな」って思った。帰り道にみんなで何か食べる、みたいな経験がマジでなかったからさ、そういう風景を見ることができてよかったと思ってる。たい焼き食べたこともあったよね。
渚:あったなー。アイスのときは俺も眺めてただけだけど。焼肉とか豪勢なご飯をみんなで食べたこともあったけど、そういうふとした瞬間のことのほうが記憶に残ることってあるよね。日常的な幸せを当たり前に感じられるって、実は当たり前じゃないぜ。
酒寄:うまかったなあ、真冬のたい焼き。
渚:すごく寒い日だったし、あれマジでうまかったね。
――酒寄さんにアイスやたい焼きをごちそうしてもらった話は女性陣も覚えていたみたいです。

七瀬すず菜、早乙女ベリー、雲母たまこインタビュー「Speciale5人は心の形が似ている」
酒寄:あ、本当ですか?(笑)。ご飯を食べたあと「たい焼き食べない?」っていう流れがけっこうあるなあ。あとお前とファミレス行ったこともあったよね? 歌の収録したときお前が先に終わったから「渚もう帰ってるだろうな」と思ってたら待ってたよね。
渚:うん、帰ってなかった。
酒寄:その後駅まで歩いていって。で、渚は何も言わないけど「ご飯に誘おうか」と思ってファミレスに行ったよね。
渚:そうだね、ダラダラくっちゃべりながら歩いて。
酒寄:いや、俺が終わるのを待ってたんならお前が誘えよ!
渚:(爆笑)。今だったらもう誘えるから! やっぱり顔色を伺っちゃったんだと思う。
酒寄:そういうところが気にしいなんじゃない? ま、そこで誘えるのが俺のよさですかね?
渚:よう言うわ! でもその通りだと思うわ、本当に。
――(笑)。これからライバー活動2年目が始まるわけですが、今後おふたりが個人として挑戦してみたいことはありますか?
渚:具体的に何をするという話ではないんですが、音楽面の活動をもっとがんばりたいなと思ってます。自分個人としてもだし、Specialeとしても3Dでライブをやりたいと思っていて、みんなで最後に「くっきんどりーみんらんど」を歌って……とか考えますね。
あとはSpecialeの歌ってみたにラップを入れたりとかもしてみたいなと思いますし、音楽面で先輩ともコラボしたり、いろんな方にラップで作詞提供したりもやってみたいですね。やりたいことは叶った瞬間に新しいものがどんどん更新されると思っているので、全部やっていきたいです。
酒寄:俺はやっぱりゲームですね。5on5のゲームの大会でまだ優勝したことがないので、次は勝って泣きたいです! 10何年もパソコンゲームを触ってきたので、大会で優勝を目指そうと思っています。
あとこれまであまり歌に触れてこなかったんですけど最近ファンの皆さんにも「歌をもっと聴きたい」って言ってもらえるようになったので、練習してうまくなって、それこそライブとかもやってみたいなっていう気持ちがあります。
小さな恋のうた - Cover 酒寄颯馬
――なるほど。では、Specialeの5人でトライしてみたいことは何かありますか?
渚:どうする? バンジージャンプでもする?
酒寄:ありだね。それとみんなでのんびりドライブするとか。
渚:うん!あ、でもどうしよう。運転手が1人しかいない……。
酒寄:俺しかいないからもう俺でいいよ(笑)。
渚:いいんだ(笑)。
――ライブもドライブ企画も楽しみにしております。それでは最後に、ファンの方々へ向けて2年目の意気込みなどメッセージをお願いいたします。
酒寄:1年目は本当にファンの皆さんに支えられて活動ができていたと思うので、2年目は自分がみんなをもっと楽しませたり支えたりできるような年にしていきたいなと思っています。ですから、今後もぜひ応援していただけたらうれしいです。
渚:俺はライバーとして走り始めてすぐ止まったりうまく走れなかったりしたことがあったんですが、おかげ様で2年目を迎えることができました。これからももっと自由に俺らしさを見せていけたらいいなと思っていますし、皆さんが推していて胸を張れるライバーになる ので、安心してついてきてください。