ライバー活動で得た愛情と成長を語る、日本語の会話ではある苦労が
――スゥーハさんは2025年で活動5周年、ハ ユンさんは4周年を迎えます。デビュー当時の自分と今の自分を比べて、最も大きく変わった点はなんですか?
ミン スゥーハ(以下、スゥーハ):いろんな経験をして成長ができたことで、気持ちが前向きになったことですね。にじさんじにいると普通は経験できないことをいろいろ体験するんですが、そのおかげでライバーとしても人間としても成長できたと思います。例えば日本語がうまくなったり。
それと、前よりも少しだけ自分を愛することができるようになりました。これ話すの少し恥ずかしいな!(笑)。でもこの5年間でたくさんの人に愛してもらえたこともあって、前向きな気持ちでいられることが増えましたね。
――スゥーハさんはライバー活動が長くなるほど、どんどん日本語がお上手になっていきますよね。言葉遣いもとってもきれいです。
スゥーハ:でもデビューしたばかりのときはまったく話せなかったです。日本の音楽やアニメが好きでなんとなく言葉を聞き取れはしましたけど、話せるほどではなくて。にじさんじに入ってから日本語を勉強し始めて、いろんな配信を見たり、ライバーさんとおしゃべりをしたりして勉強しました。まだまだ道は遠いですね……。でもそのおかげでいろんな経験ができたと思っています。
――そうだったんですね。今こうしてお話していてもまったく違和感がないので、驚きです。ではお次はハ ユンさんに。ライバー活動4年間を通じて変わったところはありますか?
ハ ユン:僕も自分に自信が持てるようになったことかな、と思います。いろんな人と話したいと思っていたんですが、にじさんじに入る前は人に声をかけるのが怖かったし、仲良くする方法がわからなくて。
スゥーハ:え、本当?
ハ ユン:本当ですよ! 人に声をかけるときは「どうしよう、どうしよう……」って思っていました。配信者って自分1人でやる配信以外にもコラボ配信をすることがあるじゃないですか。コラボするためには自分から動かないといけないので、まず友達を増やそうと思っていろんな人に「一緒にゲームしましょう!」って声をかけていました。それからちょっとずついろんな友達が増えましたよ。
――ハ ユンさんはにじさんじ以外のVTuberさんともコラボが活発ですよね。
ハ ユン:デビュー当時は本当にがんばってましたね。僕はゲームが好きなので、最初はいろんな人とゲームしながら話してましたね。ゲームをきっかけに共通の話題が増えますから。それで仲良くなってきたら「今度コラボ配信しませんか?」って誘ったりして。
――デビュー初期は苦労されていたんですね。KR、JP問わず顔が広い印象でしたので、意外でした。
スゥーハ:がんばったねえ、ハ ユン。でもいろいろあったよね。
ハ ユン:全然会話できませんでしたからね。
スゥーハ:そうそう。日本人との会話だと、日本人同士の会話のテンポとかリアクションに特徴があるので、それは話すときに困らないように勉強したよね。ツッコミとかボケのタイミングを間違えると空気が冷めちゃうから。
ハ ユン:わかります。難しいですよね。
スゥーハ:でもそれって配信も同じことだと思うな。だから配信をもっと面白くするためにも勉強してたよ。
ハ ユン:ライバー活動を通じて2人とも日本語がすごくうまくなりましたよね。もっと面白くツッコんだりしながら話したいけど、いまだにタイミングが難しくて。これからもっと日本語でうまく笑いを作れるようになりたいですね。
スゥーハ:わかるー! いやー、もっと勉強だな。そうやって楽しい配信にしていきたいよね。
憧れの舞台でハ ユンの喜びが爆発、スゥーハのいまだに忘れられない配信は?
――これまでのライバー活動を通じて、一番の思い出はなんですか?
ハ ユン:僕の場合は、渋谷ハルさんのVTuber最協決定戦(以下、V最)に出られたことですね。デビューする前からAPEXの配信とか大会を見ていて、「僕もいつか大会やカスタムに出られたらいいな」と思っていたんですけど、にじさんじに入ってAPEXの配信をがんばっていたら、運良く「出ませんか?」と誘っていただいて。
V最にはこれまで何度か参加させていただいたんですが、やっぱり配信者の中でもAPEXが強い人たちと戦うことができてうれしいし、負けたら悔しいけど、そのぶん試合の中でチャンピオンを取れたらうれしさが爆発するんです。だからV最に出られたことは一番の思い出になっています。
――大会期間はチーム練習に費やす時間も長いですから、メンバーともすごく絆が深まりますよね。
ハ ユン:はい。去年は夜絆ニウさんと空澄セナさんと3人で出たんですけど、本番で1度チャンピオンを取ったときがあって、あのうれしさは今も忘れられませんね。2人とも本当にすごくよくしてくれました。チームのリーダーはニウさんだったんですけど、IGLは僕が担当することが多かったので、2人が僕のIGLを信じてくれたのもとてもうれしかったです。
スゥーハ:熱いねえ。
――FPSに熱中している配信者にとってV最は憧れのイベントになってきていますよね。最初にオファーされたときはどういうお気持ちでしたか?
ハ ユン:うれしい気持ち半分、うまくできるかな……っていう心配も半分ありました。負けたら配信で泣いちゃうくらいガチな人も多いから、僕が本番でミスしたらどうしようって気持ちもありましたけど、逆にそこでがんばってみんなにいい印象を持ってもらえたらいいなと思ったんです。本当にV最はチームメンバー3人で成長できるイベントです。また今年もあったらうれしいですね!
――今年も楽しみですね。スゥーハさんは何が一番思い出に残っていますか?
スゥーハ:すごく考えたんですけど、1つだけを選ぶのは難しいですね……。ゲームは元々LoL(League of Legends)が好きなんですけど、最近流行っていてみんなでゲームできるのがうれしいですし、初めて自分でカスタムを開いたこともいい思い出になっています。(風楽)奏斗くんや星導(ショウ)くんと仲良くなって、オフコラボで歌枠ができたこともうれしかった思い出ですし……本当に1個だけ選ぶのがすごく難しい! でも一番記憶に残っている配信は、やっぱり5年前のデビュー配信ですね。
――初配信ということもあって、緊張したから記憶に残っているんでしょうか。
スゥーハ:いやあ、なかなか忘れられないですよ。デビューできてうれしい気持ちもあったんですけど、そのとき配信ソフトの使い方も下手だったし、いろいろトラブルがあって予定していた開始時間よりも15分ぐらい遅れてしまったんです。そのときの焦ってた気持ちが今でも思い浮かびますね。たまに夜中にベッドでいきなり初配信を思い出して心臓がドキドキするぐらい。その思い出があるから、今は配信であのときほど緊張しないです(笑)。一番最初にああいう経験していてよかったかもしれないですね。
ハ ユンがスゥーハにどうしてもできないことは〇〇
――おふたりはとても仲がいい印象ですが、お互いの第一印象は覚えていますか?
スゥーハ:えー、どうかな? ハ ユン覚えてる?
ハ ユン:僕は覚えてますよ。
スゥーハ:えっ、覚えてるの⁉
ハ ユン:だってデビューする前からスゥーハ先輩のこと配信で見てましたから。
スゥーハ:そうなんだ。どうだった?私。
ハ ユン:先輩って言葉選びが優しくて、他人を傷付けないですよね。あと困っているとき、僕はスゥーハ先輩に頼ることが多いです。
スゥーハ:なんかすごく褒められてる!
ハ ユン:今はもう「先輩!」って感じ。一緒にゲームをしてくれる先輩ですね。
スゥーハ:最初と比べて印象は変わった?(笑)
ハ ユン:今も昔と変わらずすごく優しいけど、なんだかすごくゆるくなった(笑)。いつでもゲームしてくれる先輩って感じです。軽く冗談を言えるぐらいの間柄になりましたね。
――よりリラックスして話せるようになったんですね。
スゥーハ:でも、これだけはハ ユンに絶対言いたいと思ってたことがあるんです。ハ ユンって、私だけに絶対敬語使うんですよ。ほかの先輩にはすぐタメ口になるのに、私にだけは絶対敬語!
ハ ユン:今もそうなんですけど、スゥーハ先輩にタメ口を使うタイミングを逃したんですよ。デビューしてそんなに時間が経ってなかったときにえるさんとお話しすることがあって、そのときにタメ口にしたら、ほかの先輩たちもタメ口で話してよって言ってくださって。それで止められなくなっちゃったんですよね。でもスゥーハ先輩は敬語で話していた時間のほうが長くてもう無理です。
スゥーハ:「無理」までいくんだ……(笑)。
ハ ユン:悪い意味じゃなくて、スゥーハ先輩はもう「先輩」つけたほうが気楽にしゃべれるんです。逆に今から「スゥーハ!」って呼んだらファンの人たちがびっくりしちゃいますよね。「いつからタメ口だったの⁉」って。
スゥーハ:そっかあ。
――スゥーハさんはタメ口使ってほしいですか?
スゥーハ:でもハ ユンは敬語でも私を煽ってくるので、敬語でもタメ口でも変わらないかもしれないですね(笑)。
ハ ユン:それが面白いんですよ。いい味になってる。
スゥーハ:“味”とか言っちゃってる!
――韓国語でお話しているときもそうなんですか?
スゥーハ:そうですね、敬語です。
ハ ユン:ちゃんと「ソンベ(先輩)」って言いますよ。もう変えませんよこれは。
――スゥーハさんはハ ユンさんの第一印象って覚えていますか?
スゥーハ:記憶があいまいなんですけど、ハ ユンの見た目ってちょっと真面目な学生ではないじゃないですか。髪が赤いしピアスもしてるし最初は怖いなって思ったんですけど、話してみたら「先輩、先輩!」って来てくれて、いい子だから仲良くなれそうだなって。今はからかうのが上手っていうか、ちょっと生意気!(笑)
――(笑)
スゥーハ:ハ ユンってすごくゲームがうまいじゃないですか。だから私いっつも負けちゃうんですよ。LoL以外は負けちゃうからすごく煽られるんですよね。
ハ ユン:でも意外かもしれないけど、僕「先輩雑魚ですね」とか言いませんよ!
スゥーハ:言わないだけじゃん!
ハ ユン:言わないだけですけど。でも逆に、先輩が勝ったらすごく煽ってきますよね。
スゥーハ:(笑)。そんな感じで仲良しですよ。
――おふたりの忘れられない思い出ってありますか?
スゥーハ:KZHCUPinPUBG(2022年9月開催)のあれじゃない?
ハ ユン:あー!
スゥーハ:試合中、私が山の上で戦っているときに別チームのハ ユンと会って、「友達だよ! 撃たないで!」って言ったのに無言で撃たれて。私が倒れてる上でハ ユンが踊ってたんだよ。
ハ ユン:踊りましたねえ(笑)。
スゥーハ:一生忘れられないよ。私は仲良くしようと思ってたのに。
ハ ユン:僕は「罠だな」と思ってましたよ。
スゥーハ:信じなかったの⁉
ハ ユン:だって試合中にそんなこと言われても信じられないですよ。
スゥーハ:そんなつもりじゃなかったのに(笑)。でも面白かったね。
JP統合を経て変わったもの、そして新たに生まれた思い
――にじさんじKRは2022年ににじさんじへと統合されました。ライバーさんの立場としては複雑な思いもあったと思いますが、そのときは率直にどういうお気持ちでしたか?
スゥーハ:やっぱりさみしかったですね。自分たちがもうちょっとがんばれてたらって思いもあったし、ファンの人にもごめんねって気持ちがありました。だから、さみしいなっていうのが一番でした。
ハ ユン:僕はKR6期生としてデビューして、「いつか僕にも後輩ができるのかな」って思っていたんですよ。そのあとに統合することになったので、KRでは僕が一番後輩ですね。スゥーハ先輩と同じくさみしい気持ちがありましたけど、統合したことでJPのライバーと関われることが増えるかなと思ったので、不安半分、これからどんな関わりがあるかなっていう期待もありました。
スゥーハ:確かにそうだね。
――統合によって活動の仕方も変わった部分があるかと思いますが、どうでしたか?
スゥーハ:やっぱり日本語の勉強を頑張りましたね。私には韓国のファンもいて、韓国語の配信はやめたくないけど日本のファンも大事ですから、日本語の配信もがんばりたいと思ったので。日本語を積極的に使いながら韓国語の配信をするにはどうするか悩みましたね。コラボのときは日本語で話したりしますけど、基本自分の配信では韓国語を勉強したい日本の方や、逆に日本語を覚えたい韓国の方も来てくれるので、どっちの言葉も使うことで自分も勉強になるなと思ったんですよ。
ハ ユン:僕の場合は逆に日本語がメインになりましたね。統合したあとで、いろんな理由から韓国語メインに配信できるサービスがなくなってしまったので。だから統合をきっかけに日本語メインで配信しようと決めたんです。
――にじさんじのJPライバーとの関わりも増えましたか?
スゥーハ:増えましたね。韓国のことを教えられる機会がほしくて、統合したことをきっかけにもっとJPのライバーとの関わりたいなと思ってたんです。韓国語の勉強配信や韓国語メインのラジオがしたかったので、コラボをがんばったりしてます。
――コラボ相手のライバーもスゥーハさんと関わることで韓国について知識が深まりますね。
スゥーハ:いろんな韓国語を教えるんだけど、面白そうな単語ばっかり記憶に残るみたいです……(笑)。
ハ ユン:(笑)
スゥーハ:それでも韓国語がもっと難しくないと思ってくれたらうれしいですね。やりがいがあります。
――逆にJPライバーからユニークな日本語を教わることもありそうですよね。
スゥーハ:ありますあります(笑)。
ハ ユン:めっちゃありますよね(笑)。
スゥーハ:ハ ユン、今言わないでよ? これはインタビューだから!
――(笑)。ハ ユンさんは統合をきっかけにJPライバーとの関係が変わったりしましたか?
ハ ユン:仲良くなった人には統合する前でも「今度コラボしましょう!」って話しかけていたので、統合をきっかけに何かがめっちゃ変わったということはないですね。いつも通りゲームして、仲良くなったら日本に行ったときにご飯に行ったりしています。
スゥーハ:確かに、僕たちけっこう日本に行くから仲良くなるよね。
まだまだライバー活動は続いていく、今伝えたいファンへのメッセージ
――お二人は今このタイミングでファンの皆さんに伝えたいことはありますか?
スゥーハ:ハ ユンは何かある?
ハ ユン:たくさんの人に長く愛されていることがありがたいなと思っています。新衣装を出せたりいろんな企画に出たりと僕たちからうれしいお話ができて、それでまたファンのみんなが喜んでくれるとやる気が出るんですよね。ファンのみんながいつも配信を見てくれるから、僕たちはそのために面白い配信をやっていきたいと思ってます。いつも応援してくれて、ありがとう!
――このインタビューを読んでくれたファンの皆さん、とても喜ばれると思います。スゥーハさんはいかがですか。
スゥーハ:ちょっと恥ずかしいですけど、伝えたいことが多くて。私は韓国語も、日本語も、そしてたまに英語で話すことがありますが、そもそも言語の壁を越えていいものを伝えていきたいと思ってるんです。でも活動をしていくうえでどんな姿が私にとって正解なのかまだわからなくて。だから5年という長い間でいろんなことがあったけど、それでも私を応援してくれるファンのみんなにはありがとうしかないですね。これからもっと素晴らしい活動で応援に応えたいと思います。
――ありがとうございます。それでは最後に、今が1月ということで今年の目標をお聞きできたらと思います。
スゥーハ:さっき言った通り、僕はまだ自分の活動の正解がわからなくていろいろ試しているところなんですが、今年の目標はこれからのスゥーハという人間の変わらないテーマ・ぶれない目標を探したいと思ってます。それが言語になるのか、それ以外の何かになるのかわからないですけど。自分探しをして、今後の目標を探すのが目標ですね! まだまだライバー活動はこれからも長いですから!
ハ ユン:今年は自分が中心になって、にじさんじの皆さんが楽しめる企画を作ってみたいなって思っています。「銃は1種類だけ」「武器を持たない」、といろんな制限をかけて初心者でも楽しめるAPEXのカスタムとか! まだこれからいろいろと考えていくところなんですが、いいタイミングがあれば運営さんと話してやってみたい気持ちです。楽しみにしててください!
전 KR 5주년 기념 민수하×하윤 대담 KR의 맏형과 막내가 들려주는 앞으로의 이야기
니지산지의 한국 진출 프로젝트인 NIJISANJI KR (전KR)이 올해로 프로젝트 시작 5주년을 맞이했다. 2022년 NIJISANJI KR이니지산지로 통합되는 등의 전환점을 겪으며 현재 12명의 라이버가 활동하고 있다. ANYCOLOR MAGAZINE에서는 5주년이라는 의미 있는 시점에 전 KR의 '맏형'인 1기생 민수하와 '막내' 6기생 하윤의 대담을 준비했다. 데뷔부터 현재까지 느낀 자신의 성장, 서로에 대한 인상, 앞으로의 목표 등 폭넓은 이야기를 들어보았다.
라이버 활동으로 얻은 사랑과 성장, 그리고 일본어로 대화하며 느낀 작은 어려움들
――수하 님은 2025년으로 활동 5주년, 하윤 님은 4주년을 맞이하시는데요. 데뷔 당시의 자신과 지금의 자신을 비교해 가장 크게 변한 점은 무엇인가요?
민수하(이하 수하): 여러 경험을 통해 성장할 수 있었고, 그 덕분에 마음가짐이 긍정적으로 바뀌었어요. 니지산지에 있으면 보통은 경험할 수 없는 일들을 많이 겪게 되는데, 그 덕분에 라이버로서도, 인간으로서도 성장할 수 있었다고 생각해요. 예를 들면 일본어 실력이 늘었다거나요.
그리고 전보다 조금은 자신을 사랑할 수 있게 되었어요. 이런 얘기하니 좀 부끄럽네요! (웃음) 하지만 이 5년 동안 많은 분들에게 사랑받을 수 있었던 덕분에, 긍정적인 마음을 가질 수 있는 일이 늘어났어요.
――수하 님은 라이버 활동 기간이 길어질수록 일본어 실력이 점점 좋아지시더라고요. 말투도 정말 예쁘세요.
수하:데뷔 초반에는 일본어를 전혀 못했어요. 일본 음악과 애니메이션을 좋아해서 대충 듣고 이해는 할 수 있었지만, 말로 표현할 수 있을 정도는 아니었거든요. 니지산지에 들어오고 나서 일본어 공부를 시작했어요. 여러 방송을 보거나 다른 라이버 분들과 대화를 하면서 배웠죠. 아직 갈 길이 멀다고 생각해요… 그래도 덕분에 다양한 경험을 할 수 있었던 것 같아요.
――그랬군요. 지금 이렇게 이야기하고 있어도 전혀 어색하지 않으신데요. 정말 놀랍습니다. 자, 그럼 이번에는 하윤님께 여쭤볼게요. 라이버 활동을 하시면서 4년 동안 가장 많이 변한 점이 있다면 무엇일까요?
하윤: 저는 자신감을 가지게 된 게 가장 큰 변화인 것 같아요. 여러 사람들과 이야기를 나누고 싶다는 마음은 있었는데, 니지산지에 들어오기 전에는 누군가에게 먼저 말을 거는 게 너무 무서웠어요. 어떻게 친해져야 하는지도 잘 몰랐고요.
수하: 어, 정말?
하윤: 진짜로요! 누군가에게 말을 걸 때마다 “어떡하지, 어떡하지……” 하면서 고민했었어요. 방송 활동이라는 게 혼자서 진행하는 개인 방송도 있지만, 콜라보 방송도 하잖아요. 콜라보를 하려면 먼저 제가 나서서 사람들에게 말을 걸어야 했고, 그래서 친구를 늘리려고 노력했어요. “같이 게임해요!”라고 먼저 말을 걸면서요. 그러다 보니 조금씩 친구가 늘어나더라고요.
――하윤 님은 니지산지 외의 VTuber 분들과도 콜라보를 활발히 하시고 계시잖아요.
하윤: 데뷔 당시에는 정말 열심히 했죠. 제가 게임을 좋아해서 처음에는 여러 사람과 게임하면서 이야기를 나눴어요. 게임으로 공감대 형성이 되니까요. 그렇게 친해지면 '이번에 콜라보 방송 같이 하실래요?'라고 제안하곤 했죠.
――데뷔 초기에는 고생하셨군요. KR, JP 가리지 않고 인맥이 넓은 인상이었는데, 의외네요.
수하: 열심히 했네, 하윤. 근데 진짜 고생 많았지
하윤: 일본어로는 정말 대화가 안 됐었거든요.
수하: 맞아, 맞아. 일본 분들과 대화할 때는 일본인들끼리의 대화 템포나 리액션 같은 특징이 있는데 그걸 모르면 대화할 때 어려움을 겪을 수 있어서 따로 공부도 했었지. 특히 상대가 의도적으로 농담을 던지는 '보케(ボケ, 일부러 엉뚱한 말을 하는 역할)'에 대해 적절히 '츳코미(ツッコミ, 농담에 반응하며 지적하는 역할)'를 해야 하는데, 타이밍을 잘못 잡으면 분위기가 싸해지기도 하니까.
하윤: 맞아요. 그게 정말 어렵죠.
수하: 근데 그건 방송도 마찬가지라고 생각해. 그래서 방송을 더 재미있게 만들고 싶어서 공부를 많이 했던 것 같아.
하윤: 라이버 활동을 하면서 우리 둘 다 일본어 실력이 정말 많이 늘었죠. 더 재미있게 츳코미를 하거나 농담을 하면서 이야기하고 싶은데, 아직도 타이밍 잡는 게 어려워요. 앞으로는 일본어로 많이 웃길 수 있는 더 재미있는 사람이 되고 싶어요.
수하:공감해! 정말 더 공부해야겠어. 그렇게 하면서 재미있는 방송을 만들어가고 싶어.
동경하던 무대에서 폭발한 하윤의 기쁨, 수하가 아직도 잊지 못하는 방송은?
――그동안 라이버 활동을 하시면서 가장 기억에 남는 순간은 무엇인가요?
하윤: 저의 경우는, 시부야 하루 님이 주최하는 VTuber 최협 결정전(이하 V최협)에 출전할 수 있었던 일이에요. 데뷔 전부터 APEX 대회나 커스텀 매치를 보면서 '나도 언젠가 대회에 참가할 수 있으면 좋겠다'는 생각을 막연히 하고 있었거든요. 그러다가 니지산지에 들어가서 APEX 방송을 열심히 하다 보니 운 좋게 '출전해 보지 않겠냐'는 제안을 받게 되었죠.
V최협에는 몇 번 출전했는데, 역시 방송자들 중에서도 APEX를 잘하는 분들과 직접 겨룰 수 있다는 게 정말 기뻤어요. 물론 경기에서 질 때는 아쉬움도 크지만, 그만큼 경기 중에 챔피언을 따냈을 때의 기쁨은 말로 다 할 수 없을 정도예요. 그래서 V최협에 출전했던 경험이 저에게 가장 큰 추억으로 남아 있어요.
――대회 기간 동안 팀원들과의 연습 시간이 길어서, 그만큼 팀원들과의 유대감도 깊어지셨을 것 같아요.
하윤: 네. 작년에는 요즈나 니우 님, 아스미 세나 님과 함께 출전했는데요, 본선에서 한 번 챔피언을 따냈던 적이 있어요. 그때의 기쁨은 정말 아직도 잊을 수가 없네요. 두 분 모두 저를 정말 잘 챙겨 주셨어요. 팀 리더는 니우 님이었지만, IGL(In-Game Leader)은 제가 맡는 경우가 많았거든요. 그래서 두 분이 제 IGL을 믿어주셨다는 게 정말 감사하고 기뻤어요.
수하: 뜨겁네~
――FPS를 주로하는 스트리머에게 V최협은 동경의 이벤트가 되어가고 있죠. 처음 제안받았을 때는 어떤 기분이셨어요?
하윤: 기쁜 마음 반, 잘할 수 있을까 하는 걱정도 반이었어요. 지면 방송에서 울 정도로 진지한 분들도 많아서, 혹시라도 제가 본선에서 실수하면 어쩌나 하는 마음도 있었지만, 반대로 거기서 열심히 해서 모두에게 좋은 인상을 남길 수 있으면 좋겠다고 생각했어요. 정말 V최협은 팀 멤버 3명이 함께 성장할 수 있는 이벤트예요. 올해도 또 있으면 좋겠어요!
――올해도 기대되네요. 수하 님은 가장 기억에 남는 순간이 무엇인가요?
수하: 정말 많이 고민했는데, 하나만 고르기는 어려워요... 게임은 원래 LoL(League of Legends)을 좋아하는데, 최근에 유행하고 있어서 다 같이 게임할 수 있어서 좋고, 처음으로 직접 커스텀을 열었던 것도 좋은 추억이 되었어요. (후우라)카나토 군이나 호시루베(쇼우) 군과 친해져서 오프 콜라보로 노래방송을 할 수 있었던 것도 즐거운 추억이 되었고... 정말 하나만 고르기가 너무 어려워요! 하지만 가장 기억에 남는 방송은 역시 5년 전 데뷔 방송이에요.
――첫 방송이라 긴장해서 기억에 남는 건가요?
수하: 아니, 정말 잊을 수 없어요. 데뷔할 수 있어서 기쁜 마음도 있었지만, 그때는 방송 소프트웨어 사용법도 서툴러서 여러 가지 문제가 있어서 예정된 시작 시간보다 15분 정도 늦어졌거든요. 그때 당황했던 마음이 지금도 떠올라요. 가끔 밤중에 침대에 누워 있다가 갑자기 첫 방송이 생각나서 심장이 두근거릴 정도예요. 그 추억이 있어서 지금은 방송할 때 그때만큼 긴장하지 않아요 (웃음). 맨 처음에 그런 경험을 해서 오히려 좋았을지도 모르겠어요.
하윤이 수하에게 절대 할 수 없는 것은 〇〇
――두 분은 매우 친해 보이시는데, 서로의 첫인상은 기억나시나요?
수하: 음, 어떨까? 하윤 기억나?
하윤: 저는 기억나요.
수하: 어, 기억나?!
하윤: 데뷔하기 전부터 수하 선배 방송을 봤으니까요.
수하: 그랬구나. 어땠어? 나.
하윤: 선배님은 말투가 늘 부드럽고, 다른 사람을 상처주지 않으시더라고요. 그래서 곤란할 때 저는 수하 선배에게게 의지하는 경우가 많아요.
수하: 뭐야! 엄청 칭찬해 주잖아!
하윤: 지금은 이제 '선배!'라는 느낌이에요. 함께 게임해 주시는 선배님이죠.
수하: 처음과 비교해서 인상이 바뀌었어? (웃음)
하윤: 지금도 예전과 변함없이 매우 친절하시지만, 뭔가 훨씬 더 편해졌어요(웃음). 언제나 게임을 함께 해주시는 선배같은 느낌이에요. 가벼운 농담을 주고받을 수 있을 정도로 친해졌죠.
――더 편하게 대화할 수 있게 되었군요.
수하: 그런데 하윤에게 꼭 하고 싶었던 말이 있는데, 하윤은 저한테만 절대 반말을 안 써요. 다른 선배들한테는 금방 반말을 해버리는데, 저한테만은 무조건건 존댓말을 써요!
하윤: 지금도 그렇지만, 수하 선배님께 반말을 쓸 타이밍을 놓쳐버렸어요. 데뷔하고 얼마 안 됐을 때 에루 선배와 대화할 기회가 있었는데, 그때 반말을 썼더니 다른 선배들도 반말로 말해도 된다고 하셨거든요. 그래서 멈출 수가 없어졌어요. 하지만 수하 선배는 존댓말을 쓰던 시간이 더 길어서 이제는 무리예요.
수하: '무리'라고까지 하다니...(웃음)
하윤: 나쁜 뜻이 아니라, 수하 선배는 이제 '선배'이라고 부르는 게 더 편하게 말할 수 있어요. 오히려 지금부터 '수하야!'라고 부르면 팬들이 깜짝 놀랄 거예요. '언제부터 반말이었어?!'라고요.
수하: 그렇구나.
――수하 씨는 반말을 써주길 원하시나요?
수하: 이젠 하윤이 존댓말로도 저를 놀리니까, 존댓말이든 반말이든 별 차이 없을 것 같아요(웃음).
하윤: 그게 재밌잖아요. 좋은 맛이 나요.
수하: '맛'이라고까지 말하네!
――한국어로 대화할 때도 그런가요?
수하: 네, 존댓말이에요.
하윤: 제대로 '선배'라고 말해요. 이제 이건 바꾸지 않을 거예요.
――수하 씨는 하윤 씨의 첫인상을 기억하시나요?
수하: 기억이 좀 흐릿한데, 하윤의 외모가 좀 진지한 학생 같지 않잖아요. 머리가 빨갛고 피어싱도 하고 있어서 처음에는 좀 무서웠는데, 대화해보니 '선배, 선배!' 하면서 다가와 줘서 좋은 아이라 친해질 수 있겠다고 생각했어요. 지금은 놀리는 게 능숙해졌달까, 좀 건방져졌어요! (웃음)
――(웃음)
수하: 하윤이 게임을 정말 잘하잖아요. 그래서 저는 항상 지고 말아요. LoL 빼고는 다 져버려서 엄청 놀림 받아요.
하윤: 의외일 수도 있지만, 저는 '선배 허접이네요' 이런 말은 안 해요!
수하: 그냥 안 하는 것뿐이잖아!
하윤: 안 하는 것뿐이긴 해요. 그런데 반대로 선배가 이기면 엄청 놀리시잖아요.
수하: (웃음) 이런 식으로 우리는 친하답니다.
――두 분의 잊지 못할 추억이 있나요?
수하: KZHCUPinPUBG(2022년 9월 개최) 때 그거 아닐까?
하윤: 아!
수하: 경기 중에 내가 산 위에서 싸우고 있을 때 다른 팀이었던 하윤이랑 만나버려서,. '우리 친구잖아! 쏘지 마!' 라고 했는데 말없이 쏴버렸잖아. 근데 내가 쓰러진 위에서 하윤이가 춤추고 있더라고.
하윤: 춤췄죠 (웃음).
수하: 평생 잊을 수 없을 거야. 나는 친하게 지내려고 했는데.
하윤: 저는 '함정이구나'라고 생각했어요.
수하: 믿지 않았다고?!
하윤: 경기 중에 그런 말을 들어도 믿을 수 없잖아요.
수하: 그럴 의도는 아니었는데 (웃음). 그래도 재미있었어.
JP 통합 이후의 변화, 그리 새로운 마음가짐
――니지산지 KR이 2022년에 니지산지로 통합되었습니다. 라이버 입장에서는 복잡한 심정도 있었을 것 같은데, 그때 솔직히 어떤 기분이셨나요?
수하: 아무래도 씁쓸했죠. 우리가 조금만 더 열심히 했더라면 하는 생각도 들었고, 팬들에게 미안한 마음도 컸어요. 그래서 씁쓸한 마음이 가장 컸어요.
하윤: 저는 KR 6기생으로 데뷔해서 '언젠가 나에게도 후배가 생기겠지'라고 생각했어요. 그 후에 통합하게 되어서 KR에서는 제가 막내예요. 수하 선배님과 마찬가지로 아쉽고 씁쓸한 마음도 있었지만, 통합으로 JP 라이버들과 더 많이 교류할 수 있을 거라 생각해서 불안 반, 앞으로 어떤 관계가 생길까 하는 기대 반이었어요.
수하: 맞아, 그렇지.
――통합으로 활동 방식도 바뀐 부분이 있을 것 같은데, 어떠셨나요?
수하: 일본어 공부를 열심히 했어요. 저에게는 한국 팬분들도 계셔서 한국어 방송을 그만두고 싶지 않았지만 일본 팬분들도 중요하니까 일본어 방송도 열심히 하고 싶었거든요. 일본어를 적극적으로 사용하면서 한국어 방송을 어떻게 할지 고민했어요. 콜라보 때는 일본어로 이야기하지만, 기본적으로 제 방송에는 한국어를 공부하고 싶어 하는 일본 분들이나 반대로 일본어를 배우고 싶어 하는 한국 분들도 오시니까 두 언어를 다 사용하면서 저도 공부가 된다고 생각했어요.
하윤: 저의 경우는 반대로 일본어가 메인이 됐어요. 통합 후에 여러 이유로 한국어 위주로 방송할 수 있는 서비스가 없어서요. 그래서 통합을 계기로 일본어 위주로 방송하기로 결정했어요.
――니지산지의 JP 라이버들과의 교류도 늘었나요?
수하: 네, 늘었어요. 한국에 대해 알릴 기회를 갖고 싶어서 통합을 계기로 JP 라이버들과 더 많이 교류하고 싶었어요. 한국어 공부 방송이나 한국어 위주의 라디오를 하고 싶어서 콜라보를 열심히 하고 있어요.
――콜라보 상대 라이버들도 수하 씨와 교류하면서 한국에 대한 지식이 깊어지겠네요.
수하: 여러 한국어를 가르치는데, 재미있어 보이는 단어만 기억하시는 것 같아요... (웃음)
하윤: (웃음)
수하: 그래도 한국어가 어렵지 않다고 생각해 주시면 좋겠어요. 보람이 있어요.
――반대로 JP 라이버들에게 독특한 일본어를 배우기도 하겠네요.
수하: 그럼요 그럼요 (웃음).
하윤: 엄청 많죠 (웃음).
수하: 하윤, 여기서 말하면 안된다! 이건 인터뷰니까!
――(웃음) 하윤 씨는 통합을 계기로 JP 라이버들과의 관계가 변했나요?
하윤: 친해진 사람들에게는 통합 전에도 '다음에 콜라보 합시다!'라고 말을 걸었기 때문에 통합을 계기로 뭔가가 엄청 바뀌었다고 할 건 없어요. 평소처럼 게임하고, 친해지면 일본에 갔을 때 밥 먹으러 가기도 해요.
수하: 맞아, 우리 꽤 자주 일본에 가니까 친해지기 쉬운 것 같아.
앞으로도 라이버 활동은 계속된다, 지금 전하고 싶은 팬들에게의 메시지
――두 분은 지금 이 시점에서 팬 여러분께 전하고 싶은 말씀이 있으신가요?
수하: 하윤은 뭐 있어?
하윤: 많은 분들이 오랫동안 사랑해 주시는 것에 감사드려요. 신의상을 선보이거나 여러 기획에 참여하면서 저희가 좋은 소식을 전할 수 있고, 그걸로 또 팬 여러분이 기뻐해 주시면 더 열심히 하고 싶어져요. 팬 여러분이 항상 방송을 봐주시는 덕분에 저희는 재미있는 방송을 하고 싶어져요. 항상 응원해 주셔서 감사합니다!
――이 인터뷰를 읽어주신 팬 여러분, 정말 기뻐하실 것 같습니다. 수하 씨는 어떠세요?
수하: 좀 부끄럽지만 전하고 싶은 말이 많아요. 저는 한국어도, 일본어도, 그리고 가끔 영어로 이야기하기도 하는데, 무엇보다도 언어의 장벽을 넘어 좋은 것을 전해드리고 싶어요.하지만 활동을 하면서 어떤 모습이 저에게 맞는 답인지 아직 모르겠어요. 그래서 5년이라는 긴 시간 동안 여러 일이 있었지만, 그래도 저를 응원해 주시는 팬 여러분께는 감사하다는 말밖에 없어요. 앞으로 더 멋진 활동으로 응원에 보답하고 싶습니다.
――감사합니다. 그럼 마지막으로, 지금이 1월이니까 올해의 목표를 들어볼 수 있을까요?
수하: 아까 말씀드린 대로 저는 아직 제 활동의 정답을 모른채 여러 가지를 시도하고 있는데, 올해의 목표는 앞으로의 수하라는 사람의 변하지 않는 테마, 흔들리지 않는 목표를 찾고 싶어요. 그게 언어가 될지, 그 외의 무언가가 될지 모르겠지만요. 자아를 찾고, 앞으로의 목표를 찾는 게 목표예요! 라이버 활동은 앞으로도 계속되니까요!
하윤: 올해는 제가 중심이 되어 니지산지 여러분이 즐길 수 있는 기획을 만들어보고 싶어요. '총은 한 종류만', '무기를 들지 않는다' 등 여러 제한을 두고 초보자도 즐길 수 있는 APEX 커스텀 매치 같은 거요! 아직 앞으로 여러 가지를 생각하는 중이지만, 괜찮은 타이밍에 스태프 분들과 이야기해서 해보고 싶어요. 기대해 주세요!