LOCK ON FLEEK GAME FESTAレポート
OP映像が流れ始めると、会場は一気に期待感に包まれ、客席からは大きな歓声が巻き起こる。リアルイベントならではの熱気が会場を満たす中、レインの「会場の皆さん、こんばんは〜! さあ、始まりました『LOCK ON FLEEK GAME FESTA』!」という声とともにイベントが開幕した。ステージには「LOCK ON FLEEK(以下、ロクフリ)」レギュラーメンバーのレイン、ローレン、アルスの3名に加え、レイン軍の三枝明那、石神のぞみ、ローレン軍の椎名唯華、イブラヒム、アルス軍のラトナ・プティ、叢雲カゲツが並び立つ。
「Apex Legends(以下、Apex)」「Winning Post 10 2025(以下、Winning Post)」、そして本イベントのために制作されたオリジナルゲーム「Lock on Bullet」の3種目で競い合い、最終的な合計ポイントが最も高い軍が優勝となる本イベント。オープニングの最後にはレインが「会場の皆さんも盛り上がる準備できてますかー? 私が『ゲーム』って言ったら会場の皆さんで『スタート』と言ってください〜!」とアナウンスし、「LOCK ON FLEEK GAME FESTA、ゲーム……?」というセリフに続けて、ライバーと観客が「スタートー!」と声を上げる。
最初の競技は「Apex」。総合司会・平岩康佑と解説のボドカによる進行のもと、勝敗のルールが説明されていく。「Apex」では各MATCHごとに星が獲得でき、最終的な星の獲得数に応じて各軍にポイントが付与される。振り分けられるポイントの内訳については、星の数の合計が1位のチームには30ポイント、2位のチームには20ポイント、3位のチームには10ポイントとなっており、星の獲得条件は「チャンピオンになった部隊の軍」や「合計キル数が一番多かった軍」などMATCHごとに異なるという形式だ。
MATCH1のルールは「3軍対抗 近接戦!」。このルールでは武器の使用が禁止となるが、近接攻撃やアビリティの使用、攻撃アイテム以外のアイテムは使用可能となっている。
試合が始まると序盤は不用意な接触を避けながら、各チームが安全地帯の収縮にあわせて慎重に立ち位置を探っていく。そんな中、ところどころで戦闘が発生し、各チームが入り乱れる展開も見られた。特にローレン軍の椎名がオクタン(※)を使用し、敵軍を懸命に追走してノックダウンを取ると、会場から大きな歓声が沸いた。
※→一定時間、移動速度が早くなるアビリティを持つレジェンド。
そして、行動範囲が一気に狭まる最終ラウンドになると、徐々にそれぞれの軍が揉みくちゃになって殴り合う、三つ巴の展開となっていく。そんな中、激戦を制したのはレイン軍のチーム・セイブル。チャンピオンを獲得したレイン軍に加え、合計キル数が一番多かったアルス軍にも星が1つ与えられた。
MATCH2の「3軍対抗 団長を守れ」はその名の通り、一番長く団長(チームリーダー)が生き残っていたチームに多くの星が与えられるというルール。試合が開始されると、各チームは仲間同士で固まりながら安全地帯を目指していく。
武器の使用が解禁されたこともあり、中盤からは各軍が積極的に交戦する展開となった。団長のローレンが自ら敵をノックダウンさせるシーンも見られたが、ローレンとレインは中盤で脱落してしまい、一番長く団長が生き残ったアルス軍が、合計キル数のトップとチャンピオンを獲得し4つの星を手に入れた。
「Apex」パートの締めくくりとなるMATCH3は通常ルール戦。このMATCHではキルポイントが最終スコアに加算されるため、敵味方の関係を超えて熾烈な戦いが展開された。最終円が近づくにつれて戦況は一気に動き、複数のチームが入り乱れる混戦状態に。最後はアルス軍のチーム・風楽奏斗とレイン軍のチーム・エクス・アルビオの一騎打ちとなったが、有利なポジションを活かした立ち回りで、的を1つに絞らせなかったチーム・エクス・アルビオがチャンピオンを勝ち取った。
MATCH3は部隊の順位ポイントとキルポイントの合計が1位のアルス軍に星3個、2位のレイン軍に星2個、3位のローレン軍に星1個が与えられた。全MATCH終了後、「Apex」での各軍の獲得ポイントが発表される。この時点での順位は1位がアルス軍、2位がレイン軍、3位がローレン軍という結果となった。
「Apex」パートを終えて、アルスは「最後、(レジェンドの)ピックミスをしてしまったんですけど、リードを保ったまま1位が取れてうれしいです!」と晴れやかな表情でコメント。レインは「Apexでこの結果を残せるのはマジでありがたい!」と満足げに語り、ローレンは「本当に不甲斐ないなと……(最終戦は)笑いなしのガチでやったんですけどね。次で挽回していきたいです!」と悔しそうな表情を浮かべた。
「Apex」パート終了後には休憩が挟まれた。ライバーたちがステージ袖に捌けていく中、ローレンとイブラヒムがステージに残ると、2人はGALLERIAからそれぞれのコラボモデルPCが発売されることを突如発表。思わぬサプライズに、会場からはどよめきと歓声が巻き起こった。
続いての競技は「Winning Post」。オンラインゲストとしてレイン軍の夜見れな、榊ネス、ローレン軍のニュイ・ソシエール、七瀬すず菜、アルス軍の鷹宮リオン、佐伯イッテツが呼び込まれ、その姿がサービスモニターに映し出された。「Winning Post」では、各レースごとに順位に応じた数の星が与えられ、最終的な星の獲得数によってポイントが付与されるというルール。会場の観客にも馬券が配布され、各レースの枠順やオッズをもとに3連単を予想しながら楽しむことができるという施策も実施された。
レースに登場するのは、各ライバーがこのイベントのために育成してきた競走馬たち。それぞれ思い入れの詰まった馬が出走することもあり、ステージと客席の双方がその結果に注目する中、ついにレースがスタートする。
レース1は日本ダービー。序盤から中盤は椎名の「シイナプリマドンナ」、榊の「ナゼボバジャナイ」が後続を引き離し、その後を叢雲の「キンニクジュニア」が追う展開となった。最後は「ナゼボバジャナイ」が「シイナプリマドンナ」を追い越してフィニッシュ。榊は「よく逃げ切ってくれた! がんばったナゼボバー!」と喜びの表情を浮かべていた。
続くレース2は安田記念。いいスタートを切ったのは夜見の「ウミノスターセキ」。中盤まではかなりの混戦だったが「ウミノスターセキ」、叢雲の「キンニクジュニア」がトップ2をキープしていた。しかし、最終直線で三枝の「アキナゲッター」、七瀬の「コーヒーシュガー」、椎名の「シイナプリマドンナ」が巻き返し、トップは「アキナゲッター」という結果に。三枝は「血液が逆流して沸騰しました! 最後、半端ない加速でめっちゃ気持ちよかったです!」と感動の表情を浮かべた。
次のレース3は菊花賞。このレースで開幕トップに立ったのは叢雲の「キンニクジュニア」。しかし、中盤からは榊の「ナゼボバジャナイ」、レインの「パタノフィーバー」が先頭を争う展開となった。その後、外から椎名の「シイナプリマドンナ」が追い上げたり、ラトナの「イージープテイオー」がトップに立ったりする場面も見られたが、最終的には石神の「ガミサンシャイン」がトップでゴール。石神は「こんなにうれしいことあるんでしょうか! えらいー! よくやった!」と大きな声をあげて喜んだ。
最終レースとなるレース4は凱旋門賞。叢雲の「キンニクジュニア」はここでもいいスタートを切った。中盤、馬群が固まる中、七瀬の「コーヒーシュガー」がトップに立つ。終盤には夜見の「ウミノスターセキ」、椎名の「シイナプリマドンナ」が追い上げを見せるも、「コーヒーシュガー」が逃げ切り、見事1着を獲得。七瀬は「うちの子は凱旋門賞に特化していたので、1位を取れてうれしいです!」と語った。
レースを重ねるごとにポイント争いも激化し、結果に一喜一憂する出演者たちのリアクションに会場も大きな盛り上がりを見せた「Winning Post」パート。全レース終了後には、獲得ポイントが発表され、1位がレイン軍の30ポイント、2位がローレン軍の20ポイント、3位が10ポイントのアルス軍という結果となった。そして「Apex」と「Winning Post」の合計獲得ポイントはレイン軍が50ポイント、アルス軍が40ポイント、ローレン軍が30ポイント。レイン軍がアルス軍を追い越し、逆転を果たした。
3軍が会場で直接対峙する「Lock on Bullet」では、緊張感と駆け引きが全面に押し出された展開が繰り広げられた。攻撃側と防御側に分かれ、ターンごとに役割を入れ替えながら進行するこのゲーム。各ターンの冒頭は防御側となった2チームが作戦を練る「防御フェーズ」からスタートする。同じチームのメンバー同士で相談しながら、攻撃から身を守ることができる“シールド”と攻撃を反射することができる“バリア”をどう使うか、はたまた何も使用しないかを慎重に選択していく。なお、シールドとバリアには使用回数に制限が設けられている。
「防御フェーズ」を終えると、「攻撃フェーズ」へ。攻撃側は防御側のライバーを1名指名し、その攻撃が成功すれば防御側のライフが削られ、防御側がシールドを選択していた場合はライフはそのまま、防御側がバリアを選択していた場合は攻撃側がライフを削られるというルールとなっており、これを最後の1チームになるまで繰り返していく。順位に応じて1位には20ポイント 、2位には10ポイント、3位には0ポイントが与えられるほか、攻撃をヒットさせたチームには1回につき5ポイント、バリアを成功させたチームには1回につき7ポイントが与えられる。
ライフが削られる際に、ライバーの身体に電流が流れてしまうため、なんとしても攻撃を避けたい各チーム。まず攻撃側になったアタッカーのアルスは、ローレンを指名。ローレンは「現状最下位のため狙われない」という予想から、シールドやバリアを使用していなかったが、その裏を読んだアルスの電撃がローレンに炸裂する。その後もそれぞれのチームが攻撃と防御を入れ替えながらゲームを行い、攻撃対象の選択や成功・失敗判定のたびに、会場からは大きな歓声が上がった。
回数を重ねるごとにドラマが生まれ、最終ゲームにふさわしい盛り上がりを見せる中、このゲーム一番のハイライトとなったのは、アタッカーの三枝がラトナを指名したシーン。これまで一度も電撃を受けていなかったため、ラトナはシールドやバリアを使用していないと読んだ三枝だったが、そこまで見越したラトナがバリアで電撃を跳ね返し、三枝にヒットさせた。
その結果、三枝のライフが減ってしまい、現状トップだったレイン軍が脱落となってしまう。ここでローレン軍とアルス軍の一騎打ちとなったが、ラトナの攻撃をローレンがバリアで防いだり、イブラヒムの攻撃を叢雲がバリアで跳ね返したりと一進一退の攻防戦が続く中、最終的にローレン軍が「Lock on Bullet」を制した。
全ゲームが終了し、「LOCK ON FLEEK GAME FESTA」の優勝を手にしたのはアルス軍という結果に。優勝チームの名前が呼ばれると、会場は大きな拍手と歓声に包まれる。優勝トロフィー授与の後、チームリーダーそれぞれがイベントを振り返っていく。レインは「全力でやり尽くしました! 会場に来てくれた君たちも、配信で観てくれた君たちも本当にありがとうございました!」、ローレンは「『Apex』のときは終わったと思ったけど、みんなのおかげでトロフィーを狙えるところまで来れました。盛り上げてくれた皆さん、本当にありがとうございました!」、アルスは「ずっと緊張していたけど、やっと緊張が解けました。今泣きそうです……。ライバーのみんなも会場のみんなもありがとう!」と感想を語った。「ロクフリ」初のリアルイベントとなった「LOCK ON FLEEK GAME FESTA」は、会場に集まった観客とともに、熱気あふれるひとときを作り上げ幕を閉じた。
イベントを終えたライバーたちからコメントが到着
レイン・パターソン
本当にめちゃくちゃ楽しかったです! レイン軍のみんなの温かさや絆を感じられて感動したんですけど、みんなを優勝に導けなかったのが本当に悔しいですね……。でも、「ロクフリ」初のリアルイベント、大成功と言っていいんじゃないでしょうか! 本当に楽しかったです。ありがとうございました!
ローレン・イロアス
お疲れ様でした! イベントに参加してくれたライバーさんやスタッフさんたちがめっちゃがんばってくれましたし、長い間準備してきたこのイベントを無事に皆さんにお届けすることができて本当によかったです。こういったゲームイベントは、にじさんじの中でも比較的珍しいと思うんですけど、これを機にゲームイベントの面白さが少しでも多くの方に伝わってくれたらうれしいですね。もし、次回もあればよろしくお願いします。ありがとうございました!
アルス・アルマル
もう2人が全部言ってくれたので、言うことがない(笑)。スタッフさんたちと1年以上前から準備してきたものをみんなにお届けできてよかったです。本当にありがとうございました! 初めてのことも多くてちょっと不安になってしまったときもあったんですが、終わってみたらめっちゃ大成功! ぜひ第2回もよろしくお願いします!
【お詫びと訂正】
本記事の公開当初、内容に一部誤りがございました。
(誤):特にローレン軍のイブラヒムが
(正):特にローレン軍の椎名が
読者の皆様に誤った情報をお伝えしてしまったことをお詫び申し上げます。現在は修正を完了しております。(2026年2月5日 追記)