“エリート”のイメージを覆した、等身大の親しみやすさ
――一橋さんと五木さんはもうすぐデビュー1周年を迎えられます。マネージャーさんたちはご自身の担当ライバーさんとだけ接するわけではなく、えりぶりのおふたりと交流する機会も多かったとお聞きしました。
五木マネージャー:そうなんです。デビュー前の準備期間から五木さんと一橋さんの2人と我々マネージャーが一緒に行動する機会が多かったので、えりぶりのおふたりそれぞれと交流があるんです。
――えりぶりチーム一丸となって活動されてきたんですね。それでは、まずえりぶりのおふたりの第一印象について教えていただけますか。
五木マネージャー:最初に五木さんを担当することが決まった際は、すごくドキドキしていた記憶があります。おふたりは「エリート」ということで、クールになんでもこなしてしまうすごい人たちというイメージがありました。ですので、しっかりとサポートできるようにがんばろうと思っていましたね。
いざ、おふたりとお会いした際は、すごく真剣に話を聞いてくださる方々だという印象を受けました。初回の顔合わせの際にわからないことをたくさん質問してくださったので、それからの打ち合わせではなるべくすぐ質問に答えられるように、いろいろと準備をするようになりました。
一橋マネージャー:最初の頃は自分も五木マネージャーさんと似たようなことを考えていました。これまでたくさん勉強をされてきて、精神科医とセールスマンとして仕事をしているエリートのおふたりに対して、自分がどこまで物事を伝えられるのかなと(笑)。ちょっとした不安はありましたね。
実際にお会いしてみるとおふたりとも朗らかで接しやすい方たちでしたし、共通の趣味も多かったのですぐに仲良くなることができました。五木さんとは好きなアニメやYouTuberさん、一橋さんとはTRPGの話などで盛り上がったのが印象に残っています。
――最初は「エリート」という言葉のイメージに少し身構えてしまったけど、実際に話してみるとすぐに打ち解けることができたんですね。
五木マネージャー:ドキドキしていたのは最初だけでしたね。2人ともよく笑ってくださる方たちですし、コミュニケーションも取りやすいのでありがたかったです。
一橋マネージャー:実際に話してからは、一気に距離が近付いたんじゃないかなと思います。
――デビュー当時から今までを振り返って、えりぶりのおふたりが成長した・変化したと感じることはありますか?
一橋マネージャー:それぞれの専門分野で活躍してきたエリートたちなので、にじさんじという舞台でどのように個性を発揮されるのか、最初は未知数な部分もあったのですが、今はうまく順応しつつ活動していらっしゃるなと感じます。おふたりともライバー活動をしながら、精神科医・セールスマンの仕事も続けているのですが、最初の頃はスケジュール面でけっこう大変そうでしたよね? 今はこの生活にも慣れてきているので、かなり体力が付いたのではないかと思います。
五木マネージャー:おふたりともめちゃくちゃガッツがありますし、やる気がみなぎっているんです。それこそデビュー当初は「忙しい!」とよくおっしゃっていたんですが、今では全然聞かなくなりました。もちろん、どうしても都合がつかないような場合は「スケジュールを調整できませんか?」と相談をしていただけるので、要領を得ながら楽しく活動できるようになってきたのではないでしょうか。おふたりはそれぞれ得意分野が異なるのですが、得意なところはリードをしつつ、苦手なところはカバーし合うことで、とてもバランスの取れた関係だと感じています。
――徐々にライバー活動と仕事の両立ができるようになっていったんですね。
五木マネージャー:当初は「スーパーエリート」という肩書きに対してのプレッシャーがあったみたいなんですが、今では「“スーパーエリートライバー”としてデビューできてよかった」と言えるぐらいには前向きに捉えつつ、自分たちのよさを出せていると感じます。たしかデビューして半年ぐらいのタイミングから「私はエリートなので!」と自分たちからネタにできるようになってきたんじゃないかなと(笑)。
マネージャーが語る、えりぶりの素顔と信頼関係
――おふたりがこれまでえりぶりの活動を見守ってきた中で、特に印象に残っていることはありますか?
五木マネージャー:おふたりはとにかく仲がいいんですよね。デビュー当初からほぼ毎日連絡を取り合っているみたいで、通話もよくしているらしいんですよ。今でも連絡を取る頻度はほぼ変わっていないらしくて、本当に仲がいいなと思います。
えりぶりとマネージャーのグループチャットでも、五木さんが一橋さんにPCの設定周りについて教えてあげていたり、一橋さんも五木さんに「これこういう意味だと思うんですけど合っています?」と意見を聞いたりしているんです。
ほかにも、五木さんから「最近の綾人くん、ちょっと疲れているかもしれません」と教えてくれることや、逆に一橋さんも五木さんのことを気にかけて相談してくれることもあります。お互いのことをよく見ているからこそ、そういった変化がよくわかるんだと思いますね。
一橋マネージャー:一橋さんとの会話で印象に残っているのは、好きなTRPGについて雑談していたときですね。たまたまミーティングが早く終わって雑談する流れになったときに、30分ぐらいずっとTRPGの話題で盛り上がりました(笑)。お互いの好きなゲームシステムやロールプレイの技術について話せたのが楽しかったです。
五木さんは社会人としてのビジネスマナーをたくさんインプットされているのがすごいなと。例えば上座・下座のような席次についてなのですが、タクシーの座る位置やエレベーターの立ち位置によっても細かく決まっているんです。五木さんはそういったビジネスマナーが頭に入っていて、ふとした瞬間に教えてくれるんですよね。
日常会話にも表れる「分析力」と「気配り」のスキル
――一橋さんはあらゆる物事に対して“ふむふむ”(=客観的に分析)していることで知られていますが、一橋さんとの日常会話の中で「今、“ふむふむ”していた」と感じた瞬間はありましたか?
五木マネージャー:一橋さんって基本的にすべてのことに対して、ふむふむしてないですか?
一橋マネージャー:そうですね。とにかく周りをよく見ているイメージがありますし、その中で疑問に思ったことなどを自分の中にいろいろと蓄えているんだと思います。
五木マネージャー:最近だとスタジオの機材について「これってなんでこうなっているんですか?」と興味を持たれていましたね。あとは我々の仕事について、「マネージャーってどんな仕事をしているんですか?」「会社の雰囲気ってどんな感じなんですか?」と聞いてくださることもあります。一橋さんは時間があるときによく散歩をするらしいのですが、そのときにいろんな物事をインプットされているみたいです。
――以前ANYCOLOR MAGAZINEでインタビューをさせていただいた際に、実際に「ふむふむ」と言われていたのが印象的でした(笑)。
五木マネージャー:我々と会話しているときでも「ああ、ふむふむ」とおっしゃることがありますね(笑)。
一橋マネージャー:あー確かに。わかります(笑)。
五木マネージャー:これは五木さんもそうなんですけど、おふたりとも相槌を打つのがすごくうまいですよね。
――五木さんはセールスマンとしての経験から距離の詰め方や場の空気を掴むのが早い印象がありますが、おふたりはやり取りの中でセールスマンらしい仕草を感じた瞬間はありましたか?
一橋マネージャー:五木さんはスタジオ稼働の際に、共演ライバーさんやスタッフに向けて差し入れを持ってきてくださるんですよ。そういったところで社会人らしさと言いますか、本当に律儀な方だなと感じます。
スタッフ側も「差し入れありがとうございます」と五木さんに伝えるので、自然とスタッフとの会話が生まれるんですよね。これは五木さんが意図的に距離を縮めるためにやっているということではなく、普段の仕事の癖でただそうしているだけだと思います。
五木マネージャー:その時々で話題になっているものを持ってきてくださることもあれば、絶対に外さない定番のものを持ってきてくださることもあって、本当に差し入れしてくださるものの幅が広いんですよね。そういったセンスが素晴らしくて、人を喜ばせるのが上手な方なんです。
一橋マネージャー:「これ美味しそうだな」と思っても自分では買わないものってあるじゃないですか? いつもそういったものを差し入れしてくださるんです。人に喜んでもらえるにはどうしたらいいのかをいつも考えているんだと思います。
五木マネージャー:セールスマンという仕事柄、普段からいろんなところに行かれるみたいなんですが、そこで気になったお店を見つけたら全部ブックマークしているらしいですね。五木さんに「このあたりで美味しいご飯屋さんありますか?」と相談すると、すぐに教えてくれるんですよ。
おふたりとも本当にちゃんとした大人な方だなと感じます。ちょっと騒がしいときもありますけど、それもそれでギャップがあっていいですよね(笑)。
ライバー活動と本業の両立を支えるマネージャー
――"スーパーエリート”という肩書きを持つえりぶりを支えてこられた中で、特に意識していたポイントや彼らならではのサポート業務などはありますか?
五木マネージャー:五木さんはデビュー当初に少し無茶なスケジュール感で配信をしていた時期がありました。デビューしたてということもあってご本人もがんばりたいという気持ちが大きかったと思うのですが、それでライバー活動と仕事の両立ができなくなってしまってはいけませんので、今後の活動について我々から相談をさせていただいたんです。
「どうしたらきちんと休養を取りながら活動できるか?」と話し合いをしたところ、定休日を設けることになったんです。それからはちゃんと休んでいただけるような調整をしましたね。五木さんは活動熱心な方だからこそ、しっかり定休日を設けないとどこまでもがんばってしまうんです。
一橋マネージャー:最近はちょっとずつですがちゃんと休むことを意識できるようになってきましたよね。一橋さんは精神医学に関する動画を制作する際に、ほかの専門家の先生にも監修をしていただいているので、そのお手伝いをさせていただいていますね。にじさんじライバーでありながら精神科医でもあるので、その活動スタイルや発信するコンテンツの内容については日々相談を重ねながら試行錯誤をしています。
――おふたりのように兼業であることを公表しているライバーさんということで、マネージャーのおふたりにとっても、彼らだからこそ必要なサポート業務があるのではないかと思いました。
一橋マネージャー:それぞれのライバーさんに合わせたサポートをするというのがマネージャーの仕事なので、そこまで特殊な対応をしているわけではありません。それに2人ともにじさんじについてよく理解されているので、安心してサポートさせていただいています。
五木マネージャー:2人にはやりたいことがたくさんあるので、そういった意味ではサポートが大変かもしれません(笑)。いろんな視点を持っているからこそ、たくさん企画やアイデアを出してくださるので、本当に発想力が素晴らしいなと感じています。
専門知識をエンタメに昇華させる、唯一無二の企画力
――えりぶりのおふたりは精神科医とセールスマン、それぞれの職業を活かした活動を続けていらっしゃいます。えりぶりの企画や配信を観ていて、印象に残っている企画はありますか? また、えりぶりのサポートをする中で、「この2人だからこそ企画や配信が成り立っている」と感じた瞬間はありましたか?
五木マネージャー:五木さんは「うさぶーえにからガチ提案」の企画をはじめ、セールスマンという個性を活かした配信をいろいろとされているのですが、最近ご自身のドラマーとしての経験を活かしたセッションコラボを実施したんです。前々からこういった企画をやりたいというのはお聞きしていたんですが、先輩方を誘いつつスタジオを押さえて、配信での見せ方も考えながらいろいろと進められていたのが印象に残っていますね。
一橋さんはやっぱり睡眠関連の動画が一番印象に残っています。一橋さんの動画を観るようになってから熟睡できるようになったので、大変ありがたく思っているんです!
一橋マネージャー:一橋さんの睡眠動画は自分も大変参考にさせていただいています。また、一橋さんには議論を円滑に進めてまとめ上げるファシリテーターとしての才能を感じるんです。「MC力」とはまた少し違う、広げた風呂敷をうまく畳む力と言いますか。精神科医という職業は恐らく人に興味がないとできない仕事だと思うのですが、そのように人への興味があるからこそ、誰かが言ったことをちゃんと捉え、言語化して分かりやすくみんなに伝える能力が高いんだと思います。
五木さんで印象に残っているのは社会人としてのマナーや日常生活で役に立つ情報を発信しているショート動画ですね。ビジネスマンならではの目線や知識が取り入れられていて、ふとしたときに役に立つ「あれ、これってどうなんだっけ?」という疑問を解決するような動画を丁寧に作っているんです。
最近だと「『あけましておめでとう』っていつまで使えるの?」という動画はとても勉強になりました。エリートのセールスマンである五木さんが言っているというところに、説得力を感じますよね。
――デビュー1周年の記念日が目前に迫る中、これからのえりぶりに期待されていることはありますか? また、この1年間を支えてきたマネージャーとして、最後にえりぶりへのメッセージをいただきたいです。
五木マネージャー:最近すぐにギャグ路線に突き進むので、びっくりすることも多いんですけど(笑)。それも2人のいいところだと思うので、このまま楽しく活動を続けていってほしいです。えりぶりが一番イキイキしているのは、2人が一緒にいるときだと思うんですよね。
2人ともやりたいことがたくさんあるので、今後もそういった企画系の配信が観られることをとても楽しみにしています。これからもしっかりサポートしていくので、一緒にがんばっていきましょう!
一橋マネージャー:おふたりから本当に多くのことを学ばせていただいているのですが、今後もさらに新たなことを吸収させていただきたいです。えりぶりを担当していなかったら知り得なかったであろう知識が数多くありましたので、それを世の中にもより広く届けられるようになってほしいですね。「にじさんじってこういう人たちもいるんだ」と視聴者の方に感じていただけるように、唯一無二の強みを活かしてこれからも変わらず活動を続けてほしいです!