担当スタッフインタビュー 見せたいのは「スケールアップしたパフォーマンス」
――VACHSS LIVE “THE TAKEOVER”はVACHSSにとって2度目のライブですが、1度目は「にじさんじ Anniversary Festival 2021」内で無観客のオンラインライブとして開催されました。そのため、有観客でのリアルライブは今回が初めてとなります。まずはそんなVACHSS LIVE “THE TAKEOVER”の着想を伺えますか?
イベントプランナー U:「にじさんじフェス」(以下、『にじフェス』)のスペシャルステージは、会期中の大きな目玉になるイベントの1つですよね。そのため前回のフェス後から、「次のフェスをどうやって彩っていこうか」と上司を含めて相談していたんです。近年は、例えばファンの皆さんから“共通衣装ライブ”と呼んでいただいている周年ライブはさまざまな世代のライバーさんに出演していただくようになり、それ以外のスペシャルステージも幅広い活動歴のライバーさんが登場されますよね。そんな今、「どんなライブを企画するべきか」と考えたときに、「原点回帰」という意味で初心に立ち返り、久しぶりにVACHSSの皆さんにライブをしていただくのはどうかと思ったんです。
このメンバーでライブをすることはもちろん大きな話題になるかもしれませんが、ユニットに所属されていたり、多くのライブにご出演されていたりとお忙しい方々なので本当に実現できるのか……という懸念はありました。ですが、思い切って会社とライバーさんに提案してみたところ、「にじフェス2026」のスペシャルステージとして開催できることになったんです。
――そういう経緯だったんですね。5年ぶりのライブということもあり、2025年の11月配信の「にじフェス2026 実行委員会だより」で情報解禁された際に、ファンの皆さんが非常に盛り上がっていらっしゃった様子が印象的でした。ライブのテーマはどんなものか改めてお聞きできますか?
イベントプランナー U:「実行委員会だより」では「とんでもない熱狂に巻き込まれる覚悟をしておいてください」というアナウンスがありましたが、プランナーの自分としては「最強のライバーたちによる最強のステージ」というキーワードをテーマとして掲げています。「今回のライブで表現する“最強”とは何か」を考えると、そもそも出演ライバーの皆さんがソロとしても第一線で活躍されている方々ですよね。ユニットとして定期的に活動しているわけではないVACHSSですが、このメンバーが集まると、思わず視線を奪われてしまうような力があると思うんです。
それはユニットとしてさまざまな経験を積み重ねて得た強さと言うよりは、破天荒で勢いを感じさせる強さが想像に近いです。そのイメージをイベントキービジュアルに落とし込みました。落書きだらけの荒れた路地裏であっても、VACHSSの皆さんがいらっしゃるだけで、そこにスポットライトが当たる、という構図にしています。ご本人たちよりも大きく伸びた影で、さらに存在感を増している様子で「スマートではないが、上品ではないが、だからこそ出せる荒々しい強さ」を表現しました。
ロゴについてもご説明すると、こちらはデザイナーさんと自分が話し合って、「台風の目」をモチーフにしているんです。「きらびやかなステージじゃなくても、彼らはただそこにいるだけで最強になれてしまう」「台風の目として周りを巻き込んで勢いを生み出せる存在」というイメージで、今回のライブでお見せしたい世界観をキービジュアルとこのロゴで表現しようとしたんです。
と、ここまでお話した方向性を意識しつつ、ライバーさんたちにはそのうえでセットリストに入れたい大事な曲はどれなのか、をヒアリングしています。そうやってライブの方針を念頭に置いて話し合いながら、ライブの中身作りを進めてきました。
――なるほど。先ほどもお話した通り、今回はVACHSSとしても2度目のライブですが、ライブの構成を考えるうえでは、どうしても1度目のライブの内容を意識する場面もあったのではないかと思いました。その点はいかがですか?
イベントプランナー U:前回のライブでお見せした内容を、まったく意識していないというわけではないですが、あまりそこにとらわれないようにしています。ライブの開催が決まって内容の構成を練り始めた段階では、ライバーさんたちとも「前回のライブからの5年間で、皆さんがどのように成長したのかお見せできる内容にしましょう」とお話ししていたんです。
しかし打ち合わせを進めるうちに、やはり5年も経過すると前回のライブと比較する必要もないぐらいに、ライバーの皆さんがとてもパワーアップされていることを実感したんですよ。「1度目のライブと比べてこれぐらい踊れるようになりました」などと、シンプルに比較できるレイヤーですらないぐらいに。また、皆さんはこの5年間でたくさんステージを経験されてきて、中には1度目のライブの頃には存在すらしていなかった新しい価値観を得たんだなと感じる方もいらっしゃいます。
そのため「前回のライブを意識してしまうと、その頃の尺度に縛られてしまうのでは?」と考えたんです。だからあえて前回のことは意識し過ぎず、ライバーさんたちの中で新たに生まれた価値観や関係性、そして何をファンの方々に今見せたいのか、というところにフォーカスすることにしました。前回のライブをご覧いただいた方々に「あっ」と気づいていただける要素を入れていますが、それでもパフォーマンスの方法や演出の考え方など、ライバーの皆さんがそれぞれスケールアップしていることを感じていただけると思います。
――前回のライブの内容を考慮しつつも、あくまでもお見せしたいのは「5年間でスケールアップしたライバーさんたちのパフォーマンス」ということですね。
イベントプランナー U:はい。そもそもこのメンバーで再びライブを開催できるということ自体、なかなかない機会ですよね。ファンの方々がSNSに上げてくださる投稿などからも、期待を寄せていただいていることを日々感じています。だからこそご期待に応えて、さらには期待を超えていけるように、ライバーさんたちも自分たちスタッフも準備を進めています。特に「今の自分たちが持つ力で、この仲間たちと何をどう届けるか」という点は、ライバーさんたち同士でも相談をされています。
ライバーの皆さんそれぞれ、ファンの方々の期待に応えるための方法も異なっていて興味深いなと思いますね。すごく努力を重ねることでご自身の実力を高めていこうとする方もいらっしゃれば、「ファンの方々はきっとこう感じていると思うので、それを超えるにはこうしようか」と試行錯誤する方もいらっしゃいます。そうやってそれぞれの姿勢で最前線を走ってきたライバーさんばかりなので、皆さんなりの工夫の仕方で、そして我々スタッフはその努力を本番で形にできるように1曲ずつ準備しているところです。
――Uさんがお話しされていた通り、出演されるライバーの皆さんはにじさんじのさまざまなライブを経験されてきた方々ですよね。打ち合わせや練習などライブ制作に関するあらゆる行程には慣れていらっしゃるメンバーだと思うのですが、現場の雰囲気はいかがですか?
イベントプランナー U:現場の空気はめちゃくちゃいいですね! 定期的に活動をしているユニットではないものの、6名全員にそれぞれ関係性と信頼関係がありますから。それに皆さんお忙しいライバーさんではありますが、全員が大事にしたいポイントを大なり小なりお持ちなので、できる限り足並みを揃えて進行するために、本番に対してかなり前の時期から全員で集まるミーティングを定期的に開催しているんです。
その場でも意見がある方は率直におっしゃっていただけるため、いい話し合いができていると感じていますね。やっぱりこれまで積み重ねてきた経験に基づいて生まれる意見ばかりなので、議論がしやすいと言いますか。「○○のとき、これがよかったから今回のライブではもっとアレンジしてみたい」など、「なぜこの意見を出すのか」という根拠があるんです。だからこちらも「なるほど、ではこうしましょうか」「それは難しいんですが、別の方法ならできるかもしれません」とお返事できますし。ご本人が何を大事にしてその意見を出してくださっているのかがわかりやすく、かつ意見自体もしっかりした根拠があるので、まとまらない話し合いはあまりないですね。
ただ、場がゆるんだときは皆さんが和気あいあいとふざけ合うこともありますね(笑)。ですから、締めるときはきちんと締めて、ふざけるときはふざける……という本当にいい空気ができあがっています。ライバーの皆さんのおかげで、とてもいい具合に進めることができているんです。
――活発な議論とリラックスするタイミングが両方あって、メリハリのある現場だと感じます。最後の質問ですが、Uさんから見た本番の注目ポイントと、プランナーとしての意気込みをお聞かせいただけますでしょうか。
イベントプランナー U:注目ポイントと意気込みは、率直に言うと「カッコいいライバーさんたちの、カッコいいところを全面に出す!」に尽きると思います。自分が入社する前から最前線で活躍されてきた皆さんのカッコよさ、“最強感”みたいなところをどうやって実現したら、お客様にとって楽しい時間になるのかを考えてきました。お客様のご期待に応えられるようにライバーさんたちは準備を重ねていらっしゃるので、我々スタッフも最高のライブをお届けできるようサポートしていきます。ですから、現地・オンライン問わずすべてのお客様には、本番を楽しむ準備をしておいていただけますとうれしいです。本当に見逃せない日になるように、がんばります!
出演ライバーからの意気込みコメントを公開
葛葉
SSR6連ガチャお楽しみください
叶
前回のVACHSSステージの時よりも更に更に良いパフォーマンスができる自信があるので、最高の仲間と最高のライブを作れるように精一杯頑張ります~!
ソロのステージではまだやったことないタイプのパフォーマンスもあるので、皆さんにお見せできる日が楽しみです!
加賀美ハヤト
そのユニットには素敵なライブと、そして動画がございました。
しかし、思い出とするにはまだ早かったようです。
最高の「今」を見せるのは大得意の6人でしょう。
前回から約5年。
積み上げたものが同じでないからこその化学反応を、どうぞお楽しみに!
不破湊
どうも
俺たちがVACHSSです
しかも不破湊です
今回やったります
あの頃を超える
最高の景色を約束します
剣持刀也
完全に朽ち果てたと思われていた伝説のユニット、『VACHSS』が5年ぶりにステージに帰ってきます。
仲良し6人組というわけでも大シナジーグループというわけでもないこの6人の共通点、それは全員ブチ上げられることです。
お楽しみに。
夢追翔
5年の時を経て帰ってきました。
新しくなった部分もあれば変わらない部分もあると思います。
前と並べても良し、ここから出会っても良し、お好きなように楽しんでいただけたら嬉しいです。
一つだけ保証できるのは、いつの僕達も最高だってことくらいなので。