「バンドの季節、じゃない?」2時だとか結成秘話
――2時だとか(結成当時の仮称はにじさんじバンド)の結成は、2023年8月の不破さんと渡会さんによるセッション配信にて発表されました。ライバーさんたちでバンドを結成しようと思い立ったきっかけはどんなものだったか、お聞かせください。
渡会雲雀(以下、渡会):「バンド組もう」って誘っていただいたのって、マジでめちゃめちゃ前のことでしたよね?
不破湊(以下、不破):もう今よりはるかに古(いにしえ)ですね。バンド自体は前々から組みたかったんですが、それと同時に「仕切る人がいないと、“空中分解”してしまうんじゃないか」という思いからなかなか踏み出せなくて。だから「こういう形なら続けられそう」と思えたら、挑戦したいなと考えていました。
【重大発表アリ】FuwaHiba Session LIVE【不破湊/渡会雲雀/にじさんじ】。バンド企画始動の発表は50:00~。
――そもそもバンドを組みたいと思ったのは、不破さんが過去のバンド経験でいい思い出ができたからなのかな、と思ったんですが、どうなんでしょう?
不破:今改めてバンド結成のきっかけを考えてみると、「楽器を弾きたい、そしてにじさんじのステージで披露したい」と思ったからですね。でも俺がギター1本だけでステージに立ってもつまらないじゃないですか。ボーカルがいて、ベース・ドラムがいて、みんなでステージに立つということに対して純粋な楽しさを見出しているので、やっぱり挑戦したいなと思ったんです。まあ、2時だとかにドラムはいないんですけど。
――(笑)。
不破:それでいざバンドを組んでみようと決めたときに、やっぱりボーカルがいなきゃ始まらないと思ってひば(渡会)に声をかけました。
渡会:もうそれがかなり前のことでしたよね。2022年の年末ぐらいでしたか?
不破:もう最初がいつだったか、記憶にないんだよね。意外と時が経っているかもしれない。
――不破さんからのオファーがあったとき、渡会さんは率直にどういうお気持ちでしたか?
渡会:いやもう……わくわくしたっすね! 「にじさんじライバーでバンドが組めるんだ!」と。僕に声をかけてくださった段階で「この人たちに声をかけようと思っている」という構想もお聞きしたんですけど、面白いメンバーになりそうだなと思っていました。
――メンバーの想定もわりと初期から決まっていたんですね。
不破:そうなんです。
渡会:「ほかのメンバーをどうするか?」という話になったときに、さっきわっちさん(不破)がお話していた通り「空中分解しちゃうのも嫌だよね」という理由から、関係値のあるメンバーで組もうということになったんですよね。
――なるほど。ではその点を踏まえて、ローレンさんとイブラヒムさんにお声がけした決め手はどういう点だったか、お教えください。
不破:まずイブちゃんが、活動初期の頃にギターを触る配信をしていたので弾けるということは知ってたんですよね。ほかにもギターを弾ける人はちょこちょこ知ってはいたんですけど、このバンドには関係値とギターが好きということが大事だったので。それに何より、やっぱ職人なんでね、イブラヒム君は。
イブラヒム:(笑)。
不破:そこのこだわりもね、魅力的だなと思いまして。あと普段歌わないイブちゃんが、ギターを通じて音楽活動するのも面白そうだなと考えたんです。
渡会:それにイブさんって普段から音楽好きだしね?
不破:そう。だから満場一致でした。
――確かにイブラヒムさんのライバー活動の中で、音楽的な要素はそこまで強くなかった印象なので、バンド活動を通じて新しい一面も見られそうですね。ローレンさんについては何が決め手だったんでしょうか。
不破:まずベースに触ったことがある人が当時そんなにいなかった記憶なんですが、そんな中でローレンがベースを演奏したことがあると小耳に挟みまして。だから俺らとの関係値もあるので、「じゃあもうローレンじゃん!」ってひばと意見が一致しました。
渡会:はい!
ローレン・イロアス(以下、ローレン):くっ……(笑)。
――ありがとうございます。じゃあ今度は、イブラヒムさんとローレンさんに、2時だとかに加入することになったときのお気持ちを伺いたいと思います。
イブラヒム:さっき不破湊が言ってくれたように、自分ってあんまり音楽的な活動はしないので、こういう機会に音楽に触れられるのはありがたいですよね。そもそもギターは好きだったので、こういう形で活かせるのはいいなと思ったんですよ。バンド経験はそんなにがっつり、というわけではなく、学生のときに文化祭で演奏するために活動してたというレベルでしたけど。
――イブラヒムさんの加入が発表された逆凸企画では、バンドへの参加について「まあ…いいケド」とお返事されてましたね。
イブラヒム:もちろんあの頃にはバンドに参加することは決まっていて、あの配信も茶番と言えば茶番なんですけど(笑)。でもバンドに参加することについてはかなり前向きだったので、あの配信が茶番じゃなかったとしても、あれぐらい軽い感じで返答してたんじゃないかなと思います。「あ、いいよー」ぐらいで。
イブラヒムの加入が発表された【ガチ】メンバーオーディション失敗!?手当たり次第逆凸してみた【#にじさんじバンド】。イブラヒムの登場シーンは15:30~。
――さっき不破さんと渡会さんに「職人」と称賛されていました。
イブラヒム:彼らの勝手なイメージです。
不破:いや、職人です。
渡会:ストイックですよね、イブさんって。
イブラヒム:なんだかんだ楽しくなっちゃっていっぱい練習しちゃう、ということはあるかもしれないです。
――練習に熱が入っているということですね。ローレンさんは不破さんたちから打診されたとき、どういうお気持ちでしたか?
ローレン:そもそもさ、俺ってイブと同時に誘われたっていう認識でいるんだけどあってる?
イブラヒム:そうだね。
ローレン:4人でラーメン屋に行ったんですけど、ふわっち(不破)がいきなり「まあでも……バンドの季節、じゃない?」って言い出すから、俺も「バンドの季節、なんですかね?」って。マジで適当なんですよ!
不破:(笑)。「大事な話をしたいんだけど、今話せる?」とか言い出すんじゃなくて、普通に遊んでるときに「バンドの季節じゃない?」って。
イブラヒム:確かに。俺らに対しては、事前になんの説明もなかったよね。
不破:確かにだいぶフランクだったかなとは思っている。
ローレン:本当にただラーメンを食べてただけなのに「バンドの季節じゃね?」とか言うから、「お、いっすね! やりますか」って返事して。始まりはこんな感じでノリも軽かったんですけど、正直ありがたいなと思いましたね。それからふわっちが主導でいろいろ動いてくれて、ひばもイブもめっちゃがんばってるし、応援してくれるみんなのおかげでこうしてワンマンを開催できるぐらいまでに成長できて。このバンドの始まりを考えたら、なんだか感慨深いですね。
ローレンの加入が発表されたドッキリ企画、【ドッキリ】ローレンに「エグイ内容」だらけの100の質問したらキレられた【#にじさんじバンド】。
メンバー勢ぞろいの初演奏は上々、不破湊は「ステージのビジョンが完全に見えた」
――この企画の発案者でもあるので、2時だとかのリーダーは不破さんと考えてよろしいんでしょうか?
不破:俺がいろいろまとめたりすることが多いんですけど、だからといって特に立場が変わるということでもないですね。
ローレン:でも実際ふわっちは、いろいろ仕切ったりとかめっちゃやってくれますよ。音周りのことも「ここはこうしよう」とか言ってくれるんですよね。だから“音代表”?
不破:音代表でやってます。
イブラヒム:そういうことを聞くたびに「不破湊ってけっこういろんなことをちゃんと考えてるんだ」っていうギャップを感じる。
不破:(笑)。ちょっと普段は頭を使わなさ過ぎるからね。
イブラヒム:いやいや、本当に頼もしい!
――そもそもの話ですが、バンドとして活動するにも練習などで時間が取られますし、普段の活動に多少影響がありそうだなと感じたんですが、バンド活動についてマネージャーさんを始めとするスタッフの方々にはご相談されていたんでしょうか?
不破:当初はマネージャーさんたちに相談はしていなかったので、本当に俺ら主導で動き始めました。
渡会:本当にやりたくてやった、みたいな。
不破:俺らが個人的に活動していたんですが、そのうちスタッフさんたちに「手伝います」と言っていただけるようになって。結果的に会社としてこの活動を評価してもらえたのかなと思っています。
――こうしてメンバーが集まったわけですが、実際に練習が始まって、初めて皆さんで演奏したときはどんな状態でしたか?
イブラヒム:もうすでに形になってたよね?
ローレン:「あれ? 意外といけてるな」みたいな。
渡会:そうそう。スルッと1曲通して演奏できました。「にじフェス2023」で披露するためにONE OK ROCKの「The Beginning」を練習しましたよね。めっちゃ速い曲なので最初はテンポをゆるめて、だんだん速くしていって……という練習です。このやり方、“バンドあるある”だと思うんですけど。
不破:それにみんな、完全に初心者というわけじゃないしね。だから「思ったよりいいやん!」って思いました。ステージのビジョンが完全に見えましたね。やっぱり練習しても発表できる場所がないとモチベーションも上がらないので、「にじフェス」で演奏できてよかったです。
2時だとかにはなぜ“あのパート”がないのか?
――皆さんの初舞台となった、「にじさんじフェス2023」のステージについてもご感想をお聞かせください。普段のライブなどで歌を披露するときと、バンドで演奏を披露するのでは、緊張の質が違うんじゃないかと思ったのですが、その点はいかがでしたか。
不破:うーん、緊張はしなかったですね。
渡会:強!(笑)
イブラヒム:確かに緊張はしてなかったと思う。割と自信持ってやれたと思ってる。
不破:そこがまたバンドのいいところなんだよね。一緒に横並びで演奏する安心感があって、それゆえに楽しいっていうか。
渡会:それ、本当にあると思います。
――初舞台の翌年には「にじさんじ歌謡祭2024」にもご出演されて、ステージの回数を重ねるごとにバンドとしての完成度が高まっている印象ですが、皆さんが個人的に進化していると感じる部分はありますか?
不破:進化と言われると特にないかもですね。でも純粋にギターが好きでとにかく楽器に触るのが楽しいので、できることをだんだん増やしていきたいなとは思っています。そんなにずっとギターに触っているわけじゃないんですけど、やっぱりふとした瞬間に弾きたくなるんですよ。だから進化しているというよりは、今までと変わらずギターを楽しんでいる、という感じです。
――なるほど。渡会さんはVOLTACTIONとしても活動されていますから、人前で歌うということに対してはいつも通りなのかなと思いましたが、このバンドを通じてご自身の変化は何かありましたか?
渡会:俺ってそのときの気分で歌が変わってくるタイプの人間なんですけれども、バンドをやっているときはいつもとは違った感覚で「今日ノってるな」と思えることが多いですね。一緒にバンドを始めたメンバーがいると背中を押されているような気分になりますし、みんなで練習を重ねてステージに立っている、ということもあって、その分楽しさを感じています。
あと楽器にもちょっと詳しくなってきました! もともと俺もギターをやっていたんですけど「自分もまた弾いてみようかな」と興味が湧いていろいろ触ってみたり、昔欲しかったエフェクターを買ってみたりしてますね。それこそ、わっちさんの新衣装お披露目で1度演奏させていただきましたし。
2024年の誕生日記念3Dライブで、渡会雲雀はイブラヒムとギター演奏を披露した(29:16~)。
――そうしたら渡会さんがギターボーカルにトライすることもあるかもしれませんね。トリプルギターになりますが。
不破:トリプルギターの未来もあるかもしれない。
イブラヒム:いや、そうなったら誰かドラムやれよ(笑)。
――お聞きするべきか悩んだのですが、2時だとかにドラム担当メンバーがいないのはなぜなのか、改めてお聞きしてもよろしいでしょうか。
ローレン:(爆笑)
不破:あー……。
イブラヒム:うーん、それはちょっと……。いや、別にいいんですけど(笑)。
ローレン:でも入れない方針じゃないよね?
イブラヒム:別にあえて入れない方針じゃないけど、躍起になって探してるわけでもないんだよね。たまたま歩いていた道にドラムが落ちてなくて。
渡会:あえてとかではないんですよ(笑)。
不破:マジでタイミングさえ合えばドラムもいたらいいよね、ぐらいです。
ローレン:ただ1つ懸念してるのは、俺らって独特なノリがあるんですよ。練習中とかもずっとそのノリで会話してしまうので、新メンバーが入ったとしても「大丈夫かな……」って。
――話すテンポが独特だったり、メンバー間でしか伝わらない単語で会話が成立しちゃったり、ということでしょうか。
ローレン:まさにそうですね。
――2時だとかとして完全に出来上がってしまった空気になじめるメンバーが果たしているのか、という心配ですね。
不破:でも全然いると思うんですけどね?
ローレン:全然そうだぜ!
不破:全然そうだぜ(笑)。独特なノリって、まさにこういうところですね。
イブラヒム:「こういう中学・高校生みたいなノリでよければぜひ」って、こちらからお願いする立場ではあるんですけど。
不破:ただ、ドラムってやっぱり一番難しいと思うんです。ドラムを一から始めるとなると結構敷居が高いし、そこにレベルを合わせるとバンドとして演奏できる楽曲も絞られるので。そしてこのよくわからないテンションに付いてこられるドラム経験者と言ったらパッと思い浮かばないですね。
ローレン:「よくわからないテンション」ってふわっちが言わないで欲しいんだけど(笑)。「よくわからないテンション」の権化でしょ。
2時だとか練習後雑談 #shorts 【不破湊/にじさんじ】
不破:いやいやいや(笑)。ただ、ドラムもいたら熱いですね。ドラムをやったことがあるライバーさんも最近いるみたいですが、しゃべる機会がなかなかなかったので。いつかしゃべってみて、こういうノリに合いそうだったらいいなと思っています。
――よい出会いに期待ですね。イブラヒムさんは2時だとかの活動を通じて、ご自身の中で変化したところはありますか?
イブラヒム:これまでフェスのステージには何度か出させてもらっているんですけど、音楽系のイベントに出ることってなかなかなくて。2時だとかで初めて「にじフェス」に出たとき「お客さんの歓声がこんなに違うんだ」って新鮮に感じました。基本的に俺がフェスに出るときって「にじバラ(にじさんじのB級バラエティ)」とか、“バラエティパートの担当”なんですけど、そういうときって歓声よりも笑い声なんですよ。バンドのときに聞こえる歓声は全然違って、「これもまたいいよね」と思いました。
不破:本当に歓声の性質が違うよね。
イブラヒム:そうね。で、「にじさんじ歌謡祭2024」ではSPYAIRの「イマジネーション」という楽曲をやったんですけど、この曲ってテンポが早いし、いろんな奏法が入っていてギターの技術的にもちょっとだけハードルが上がってるんです。でもそれをきちんと形にできたときは「バンドのレベルが上がったんだ、すごいじゃん!」と思えました。
――ご自身たちでもスキルアップしているのを確実に感じられているんですね。それでは、ローレンさんはいかがでしょうか。
ローレン:現役のバンドマンの人たちみたいに場数を経験しているわけじゃないので、技術的な進化と言われると少し違うかもしれないんですけど……。でも音楽がより好きになりました。ベースを弾くことも含めてバンド音楽というものに前よりももっと興味が湧いて、いつも通り音楽を聴いていても、バンドを始める前よりもギターやベースの音をよく聴くようになったなって。
不破:うんうん。
ローレン:「ここのベースってこうなんだ」とか聴き取りやすくなった気がしています。技術の方面だと、ゲームと同じで努力のぶんだけ結果が出る満足感があって、上手くできたら達成感がありますし、さらにはそれを披露して聴いてもらえる環境があるというのはすごくありがたいですね。
ふわっちの3Dライブに2時だとかで出演させてもらったとき、ORANGE RANGEの「*〜アスタリスク〜」を演奏したんですけど、ベースのパートにスラップ(※)があって。ベースの経験があるといっても、本当にちょっとだけなのでスラップも出来なかったんですが、その機会に挑戦しました。そうやって、技術的な進化もしていきたいですし、バンドをしているからこそ得られる新しい気付きを今後もいろいろ発見できたらいいなと思います。
※親指でベースの弦を叩き、その他の指で弦を引っ張り上げて弾く演奏法。
メンバーも観客も「音を楽しめ!」初ワンマンを控えたメンバーの意気込み
――6月4日に開催される「2時だとか 1st ワンマンライブ」は皆さんにとっては3度目のステージとなります。そろそろ練習も本格化するタイミングでしょうか?
不破:ちょうど始まるかなあ、というぐらいです。曲数がこれまでと違ってかなり多くなっていますが、もう全力で楽しんでいい演奏をしたいと思っています。
「2時だとか 1st ワンマンライブ」開催告知ビジュアル
ローレン:「音を楽しんじゃう」ってことかな。
渡会:本番についてはまだ言えることが少ないんですけど、本当に楽しみですよね。
不破:ローレンもかなり練習していると思うので!
ローレン:どういう圧のかけ方なの?(笑)。でもみんなの中では俺が一番初心者だから、レッスンも受けてます。
不破:最終的にめっちゃうまくなってそうだよね。みんなしっかり練習しているので、そのぶん本番は余裕が出てくるんじゃないかと思っています。そこも期待していてほしいですね。
渡会:歌と演奏に集中し過ぎるんじゃなくて、ステージングとかにまでもっと気を使えるようになれたらいいですよね。
不破:そうできると、ステージに立つのがより楽しくなるんだよね!
ローレン:そこが一番の課題かも。まだそういう余裕はないんで……。
イブラヒム:余裕もないし、ワンマンはそもそも曲数が多いから体力が持つかなっていう心配もある。走ろう……体力つけよう……!
――セットリストはそれこそ当日のお楽しみだと思いますが、現時点で「こういうライブにできそう」という構想があればお聞きしてもよろしいでしょうか。
不破:俺たちは普通のバンドのワンマンライブ並みに20曲ぐらい演奏できるわけではないんですが、その代わりにちょっと面白いことをやりたいなって思ってます。
ローレン:期待しておいてもらいたいですね。いろいろとギミックがあるので。
不破:そう、謎解きがね。
イブラヒム:……違いますよ⁉
渡会:(爆笑)
――(笑)。ライブ演出も面白いものが見られそうだな、と感じました。
渡会:今はスタッフさんたちに「こういうことはできませんか?」といろいろと相談しているタイミングですね。実際にそれが実現できるのかどうかを話し合ってます。
イブラヒム:本当にすり合わせをしている段階で、どういうものを本番で見せられるのかはまだわかっていないので、俺らもまだ“びっくりする準備している”みたいな感じなんすよ。
――なるほど、では参加されるファンの皆さんには当日に向けて想像を膨らませておいていただきたいですね。それでは最後に、本番への意気込みをお1人ずつお願いします。
不破:ライバーがバンドを組んでワンマンライブをやらせていただくということは、今までなかったと思います。だからこれまでのにじさんじのライブとは見どころも全然変わってくると思うので、ぜひ隅々まで楽しんでいただけたらなと思います。音を楽しめ! 不破湊でした!
渡会:本当に楽器1つ1つに耳を傾けてもらいたいですし、自分も“声”という楽器になって皆の演奏にまぎれながら一緒にライブを作っていきたいと思っています。来てくれるみんなには音楽を全身で浴びて感じて欲しいですね。ライブハウスに来られる方はでっかいスピーカーで聴けると思いますし、配信で見てくれる方々もできたらイヤホンとかつけていい環境で聴いていただけたらうれしいです。Don’t think, feel!
イブラヒム:本番はライブ感を楽しめる場だと思うし、我々もそういう部分を楽しんでもらえるようにがんばりたいなと思ってるので、そこが聴きどころになるんじゃないかなと思います。音源みたいに完璧にまとまったものじゃないからこそ感じられるよさを、受け取ってくれたらいいなと思ってます。
ローレン:えーと、オンガク……でしたっけ? 俺たちがやるのは。
イブラヒム:え、“音楽”初めて?
ローレン:どうやらね、「音を楽しむ」と書くらしいですね。音楽というものは。
渡会:金八先生みたいだ。
ローレン:でも「音を楽しむ」のは俺ら演奏する側だけじゃなくて、聴く側もそうだと思うんですよ。
不破:そうなるわな。
ローレン:だから本番は、みんなのことを音で楽しませられるように俺ら一丸となってがんばっていきますんで。騒げ。いや……騒ぎ散らかせ。つまり、揺れる準備できてんの?って俺は問いたい。
イブラヒム:(笑)。
ローレン:「YES」の場合は、当日マジで楽しもうな、よろしく!
【#2時だとか】2時だとか 1st ワンマンライブ ティザー動画【にじさんじ】