にじさんじ WORLD TOUR 2025 Singin’ in the Rainbow! 上海公演レポート
ステージの照明が落ち、5名のシルエットが映し出されると、場内は大きな歓声に包まれた。ライブの始まりを告げたのは、にじさんじの7周年記念楽曲「Arc goes oN」。海妹と五十嵐は日本語で、ペトラ、ルカ、サニーは英語で歌い紡ぎ、ラストのサビは全員が英語で声を重ねる。5名の歌声と虹色の光が会場を満たし、まさに歌詞に描かれている「最高の“今”という魔法」が集まったファンへかけられた。
オーディエンスの熱量が高まる中、MCパートがスタート。海妹が元気いっぱいに「上海公演、始まりました!」と声を上げると観客が応えるように手を振る。そのまま中国語を交えた自己紹介へ移り、ルカは「みんな大好きだよ」、五十嵐は「今日はいっぱい楽しもうね!」、ペトラは「今ちょっと緊張しているけど、今日は一生懸命楽しむつもりです!」、海妹は「みんなに会えてとってもうれしいです」とそれぞれが挨拶していく。そして、ラストのサニーは「オレは警察の隊長だ! 餃子が食べたい」と語り、会場を和ませた。
ここからユニットパートへ。ペトラ、ルカ、サニーが「くっきんどりーみんらんど」で先陣を切る。料理をする仕草や3名でハートのポーズを作るなど、愛らしいダンスで楽曲の世界観を表現。とびきりの笑顔で歌い上げ、観客をときめかせた。
続いての海妹と五十嵐による「ハオ」は、曲調やリズムの変化が特徴的なアッパーチューン。2名は表情豊かに歌いこなし、カンフーのようなポーズも披露するなど見どころ満載のステージとなった。歌唱が終わると、海妹と五十嵐はペトラを呼び込み、次曲を3名で披露すると告げる。
そして客席に「次の曲では、りかしぃ(五十嵐)、ペトラちゃん、はぴちゃん(海妹)と叫んでください!」と呼びかけ、「愛♡スクリ~ム!」へつなげていく。甘さたっぷりのアイドルらしいステージングで客席からの視線を釘付けにし、曲中にはたくさんのコールが飛び交った。
女性陣がキュートな魅力を存分に披露した後は、ルカ、サニーの男性陣が魅せた。クラシカルなラブソング「カンタレラ」を情熱的に歌い上げ、間奏では「迎えにきたよ、お姫様」「俺のそばから離れないで」「一緒に踊りましょう」と客席へ語りかける。美しいデュエットと甘いセリフで観客の心を優しく揺さぶった。
その後のMCでルカとサニーは、「カンタレラ」を歌うことはペトラの提案で決まったと明かす。サニーが「ライブの選曲にめちゃくちゃ悩んでしまったのでペトラに相談したんです。そうしたらいろんな曲を提案してくれて、その結果『カンタレラ』に決まりました」と経緯を説明すると、ルカも「ペトラがすべてを仕切ってくれた」と感謝。そして「僕たち、うまくやれたと思う!」と声を掛け合い、うれしそうに微笑んだ。
続いてステージに登場したのは五十嵐とペトラ。ルカとサニーのパフォーマンスを「めちゃくちゃカッコよかった!」と絶賛しつつ、五十嵐は「私たちも負けてられないんじゃない?」とペトラを鼓舞して気合いを入れた。2名が「ヒトガタ」で重厚なビートとシンクロしたしなやかなダンスを披露すると、会場の空気が一気に引き締まる。クールにラップを掛け合ったかと思えば、いつもの可憐な表情も忘れない、ギャップのあるパフォーマンスで観客を魅了した。
ここまでの流れとは一転、次曲の「テレキャスタービーボーイ」では、海妹とルカが弾けるパフォーマンスで会場を一気に明るく染め上げる。チャーミングなダンスに加え、軽快なステップでステージを駆け回ったり飛び跳ねたりしながら、疾走感のあるロックチューンを力強く歌い上げた。
歌唱を終えた海妹が「みんな楽しめましたか?」と客席へ尋ねると、割れんばかりの歓声が響く。その後、“かわいいポーズ対決”と題してルカと勝負をしていると、「かわいさが足りないんじゃない?」とツッコミを入れながら五十嵐、ペトラ、サニーが登場。全員でハートを作り、観客が熱く盛り上がったところで、五十嵐が「次で最後の曲になります!」と告げる。会場全体がライブの終わりを惜しむ中、最後のMCへ。
サニーは「今日は来てくれて本当にありがとう! もう1つパフォーマンスがあるけど、ここまでもすっごく楽しかった」と振り返り、「もっと踊ってもいい?」と客席に呼びかけた。ルカは「ありがとう!」と観客に感謝しつつ、「みんなともっと一緒に踊りたい……」と寂しさをにじませる。
五十嵐は「たくさん練習してきた成果を皆さんにお見せすることができて、とってもうれしいです。本当に今日はありがとうございました!」と満面の笑顔で語り、海妹は「短い間でしたが楽しんでくださいましたか? ライブの終わりを悲しむことなく、お家に帰ってからも『楽しかったな』と思ってもらえたらうれしいです」とファンの心に寄り添う。ペトラは「にじさんじ WORLD TOURとして、日本以外での初めての公演だったので、本当にすごく感動しています。みんなありがとう! 大好きです」と流暢な中国語で思いを伝えた。
フィナーレを飾るのは「Virtual to LIVE」。メンバーがサビを歌い始めると、会場が一体となっての大合唱になった。それぞれの思いを束ねるようにラストのフレーズをメンバー全員で歌い上げ、Vサインを天高く掲げると、場内には割れんばかりの拍手が鳴り響く。ファンと心を通わせ絆を深め合った、にじさんじ WORLD TOUR 2025 Singin’ in the Rainbow! 上海公演は、感謝の言葉で満ちた温かい空気感の中で幕を閉じた。
にじさんじ WORLD TOUR 2025 Singin’ in the Rainbow! 上海・国家会展中心(BilibiliWorld2025)セットリスト
1. Arc goes oN
2. くっきんどりーみんらんど/Speciale(カバー)ペトラ グリン、ルカ・カネシロ、サニー・ブリスコー
3. ハオ/DECO*27(カバー)海妹四葉、五十嵐梨花
4. 愛♡スクリ~ム!/AiScReam(カバー)海妹四葉、五十嵐梨花、ペトラ グリン
5. カンタレラ/WhiteFlame feat KAITO&MIKU(カバー)ルカ・カネシロ、サニー・ブリスコー
6. ヒトガタ/HIMEHINA(カバー)五十嵐梨花、ペトラ グリン
7. テレキャスタービーボーイ/すりぃ feat.鏡音レン(カバー)海妹四葉、ルカ・カネシロ
8. Virtual to LIVE
ライブを終えたライバーたちからコメントが到着
海妹四葉
ずっと「にじさんじ全体のライブに出たい」と思っていて、その中でも「Arc goes oN」を歌うことに憧れていたんです。今回のライブでは個人的に思い入れがある歌詞を多く歌わせてもらえたのもあり、1曲目から感動して涙が出そうだったんですが、歌い終わってMCに入った瞬間めちゃくちゃ楽しくなりました。それにしても、メンバー全員が日本語、英語、中国語を話していたあの時間はスーパー面白かったですね(笑)。ENのライバーさんと一緒にライブができることも貴重なので超うれしかったです。ありがとうございました!
五十嵐梨花
上海公演を観てくださって本当にありがとうございました! いろんな組み合わせで歌わせていただいたので、1つひとつ振り返ろうかな。
まず「Virtual to LIVE」はにじさんじに入る前から知っていたので、にじさんじ全体のライブで歌えて感慨深かったです。はぴさん(海妹)と歌った「ハオ」は開催地が上海ということで選ばせていただいたのですが、運動量が多いので練習では毎回筋肉痛になっていました(笑)。ペトラ姉と披露した「ヒトガタ」はカッコよく踊ることを意識したので、普段の私たちとのギャップを感じてもらえたんじゃないかなと思います。「愛♡スクリ~ム!」はたくさん練習したので、会場もコメントも盛り上がってくれてよかったです。
総じて本当に貴重な体験をさせていただきました! これからも歌とダンスを続けていきたいです。
ペトラ グリン
にじさんじに入る前からにじさんじが大好きで、ENに入ったときには「にじさんじを世界中に広めたい」と思っていました。だから今回のワールドツアーで最初の海外公演に参加できて本当にうれしかったです。
りかしぃ(五十嵐)との「ヒトガタ」はカッコいい曲、アイドルソングの「愛♡スクリ~ム!」やルカくん、サニーくんとの「くっきんどりーみんらんど」はかわいくてワクワクする曲と、いろんなジャンルの楽曲を歌って踊れたこともすごく楽しかったです。
実を言うと「お客さん来てくれるかな」「会場が埋まらなかったらどうしよう」って不安だったんです。でもライブが始まった瞬間、たくさんの人が集まってくださっているのを見てすごく感動しましたし、コール&レスポンスのときには皆さんがいっぱい声を出してくれて、今日という日が大切な思い出になりました。これからも世界中の人ににじさんじを好きになってもらえたらうれしいです!
ルカ・カネシロ
本当にすごかった。ファンのみんなが声を出してくれたり、ペンライトを揺らしてくれたりする姿を見てめっちゃ感動した! 特に「カンタレラ」のとき、めちゃくちゃ大きな声が聞こえてきてびっくりしました。このメンバーでパフォーマンスができて楽しかったですし、今回のワールドツアーに関われてとてもうれしいです。ありがとうございました。
サニー・ブリスコー
上海公演に出演できたこと、そしてこのメンバーでステージに立てたことを光栄に思っています。会場のエネルギーが伝わってきましたし、皆さんの笑顔が見られて幸せでした。選曲もぴったりでバランスもよく、メンバーそれぞれの強みや魅力が際立っていたと思います。
今回もルカ先輩と一緒に「カンタレラ」を歌えて楽しかったですし、お互いのポテンシャルを引き出せたと感じました。間奏でセリフを入れる案は自分たちで考えたので、ファンの皆さんの反応が気になっていたのですが、喜んでもらえたみたいでうれしかったです!