やりたいことが無限に広がった立伝都々、力加減も上々
――立伝さん、栞葉さん、ミランさん、は2023年にデビューして、ライバー生活も3年目に突入しようとしています。いろんなライバーさんと交流されたり、皆さんそれぞれ3Dお披露目も経験されたりとさまざまな経験をされてきたと思いますが、この2年間で特に思い出に残っている場面はありますか? もしご自身の成長につながったと感じることもあれば合わせてお聞かせください。
立伝都々(以下、立伝):この2年間で最も思い出深い場面か。そうだなあ……やっぱり何より3Dお披露目ですかね。自分がやりたいことを全部やらせていただいたので!
ミラン・ケストレル(以下、ミラン):確かにねえ。3Dお披露目は我々だけじゃ実現できないしね。
【 #立伝都々3D】やっほ~!た行担当!立伝都々だよ~!【立伝都々/にじさんじ】
立伝:そうそう。歌って踊りたいと思っていたし、せっかくだからファンのみんなに都々が戦っているところを見せたかったし。そうやってやりたいことを全部やれた!って実感があったから思い出深いなって。あと、ミランのお披露目でみたらし団みんなが揃って「SOMEONE ELSE」を歌えたのもめっちゃうれしかった。 
ミラン:あのときみんな来てくれてありがとうね~! 歌いたかったんだよ。あれはわたしも思い出に残ったな。 
――あくまで個人的な印象ですが、3Dお披露目配信って自分の強みやライバー生活の軌跡の上にあったいろんなものを詰め込んで、その時点での集大成を見てもらうという印象がちょっと強いなと思っていて。
ミラン:確かに。自分の中の宝箱を公開する、みたいなところもありますよね。いい表現だなあ。
――ありがとうございます。そういう視点で考えると、立伝さんがそのときやりたいことは100%できたという感覚だったんですか?
立伝:いや! 逆にやりたいことがさらに出てきたって感じでしたね。 
栞葉るり(以下、栞葉):めちゃいいね、それ! 
立伝:あれもこれもやりたいなーって。 “無限踊ってみた”もやりたいしさ。 
栞葉:踊ってみた耐久ってこと? いやいや、それは途中で倒れちゃうよ!
立伝:(爆笑)。今までできなかったことがいろいろできるようになって可能性が無限に広がったことが何よりもうれしかったことだね!
――3Dお披露目を経て表現の幅も広がっていきそうですね! デビュー当初と比べて自分が成長していると実感したことはありますか?
立伝:うーん……配信機材の操作が早くなった!(笑)。
栞葉: 大事だけどもっとあるでしょ! ダンスがうまくなった、とかさ。
ミラン:うん、大事だけどねえ。あ、都々さん、“力加減”のほうはいかがですか?
立伝:壊すものは…… 減ったかもしんない?
栞葉:今まで聞いたことないくらい声が小さいんだけど(笑)。
立伝:そんなに壊してないかもしれない。もしかしたら力加減を覚えたかも。
ミラン:えらいよ、都々さん! 初配信でたくさん物を壊した人が!
魔物の討伐のためにモノを破壊しまくるにじさんじのた行担当!立伝都々の初配信 #にじさんじ #にじ公式切り抜き【にじさんじ公式切り抜きチャンネル 】
立伝:だしょ!?
ミラン:成長だ! いやあエモいなあ。
栞葉:都々さん、エモい方面の話はないの?
立伝:いや~、この後みんなからエモい話が出てくるんだろうな(笑)。でも、配信というものに慣れたからトラブルが起きたときに慌てずに、どしんと構えることができるようになりました。自分の配信でもにじさんじの公式番組でも「こうすればなんとかなるな」「こうしたらいいな」って解決する方法がパッと思いつくようになったから、そんなに緊張もしなくなりましたね。
夢を叶えた栞葉るり、主催企画で鍛えられた苦手な箇所の“筋肉”
――お次に、栞葉さんはいかがでしょう?
栞葉:思い出深かったことはやっぱり書籍(「ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族」)が発売されたことですね。この話をいろんなところで散々しているので「いつまですんねん」って感じなんですけど……!
ミラン:いやいや、おめでとう、よ!
立伝:ほんーまに、かっけぇよっ! あんた!
栞葉:ありがとう! 実は本を出すことが学生時代の夢で。そのときは「小説家になりたい」というごたいそうな夢を抱いてたんですけど、途中で「あ、私って小説家の才能ないわ」って気がついて方針転換したんです。その後もいっぱい方針転換して、やりたいこと・興味があることがぐるぐる変わったり、「やりたいけど現実的にできないな」ってことがわかったりしていく中で、ご縁あってライバーという楽しいお仕事に就かせていただいてから、こうして本を出すことができました。昔考えていたものと形は違うけど、1周回って夢を叶えられてうれしかったですね。
実際に世に出るまでは担当編集の方や装丁担当の方など本当にいろんな人たちに力を貸していただいたんですが、文章自体は自分が心血を注いで1から書いたものなので、「私が作りました!」って胸を張って言えるものになりました。それがファンの皆さんに届いてすごく喜んでもらえたのが、すごく思い出深いなって思っています。 

栞葉るり、初書籍出版記念インタビュー「人生を豊かにしてくれた古典に恩返し」
ミラン:夢が叶ったんだね、るりさん。 
――書籍発売時のインタビューで、「ミランさんと立伝さんには何をしているのか言えなかったので、ただただ忙しそうな人でい続けた」とおっしゃっていましたね。
栞葉:そうでしたね(笑)。1年くらい「こいつ何をしてるんだ?」みたいな感じだったと思います。 
ミラン:でも、本の作業が終わったあと、憑き物が落ちたかのように機嫌良くなったよね。
栞葉:うん。 私ってライバー生活2年間のうち、1年くらいは執筆に費やしてたことになるんだけど、執筆をしてない期間の方が短いっていう意味がわかんないことになるね……。もうとにかく脳のキャパが常に3、4割ぐらい書籍のほうに割かれてたからずっともうろうとしてたと思う。 
立伝:楽しいこと・好きなことをやっているんだろうなっていうのはわかってたけど、やっぱり好きなことの中にも大変さはあるからさ。
栞葉:ぼーっとしてたね……。だってミランさんのお披露目の準備でもさ、みんなが自由時間に遊んでるときに私1人だけ端っこでパソコン開いてカタカタカタカタ……。途中でみんながゲームしてるのをぼーっと見ながら。
立伝:書籍のことはその頃には我々も知ってたけど、ずっと作業してたよね。
ミラン: がんばってたよね。
栞葉:みんな楽しんでるのに私だけ「ムン!」って険しい顔してカタカタカタカタ……。 嫌なやつ!
立伝:嫌なやつではないでしょ!(笑)。本当にお疲れ様、だよ。
――ライバー生活の多くの時間を捧げて精魂込めた作品ということもあって、ファンの方々も非常に喜んでいらっしゃった印象です。その経験もご自身の成長につながった……ということでしょうか?
栞葉:もちろん成長はできたんですけど、作業は基本的に1人でやるものだったので、溜まった経験値がライバー生活で得られるものとは違っていたと思います。ライバーとして一番経験値が溜まったなと思ったのは、デビュー時期の近い女の子たちを集めて今年の1月下旬から開催したマインクラフトの企画(にじ若手女子マイクラ)ですね。今までコラボをすごく積極的にするほうではなかったんですよ。……まあ、「配信にはコラボという選択肢がある」ことを忘れてしまうので、今もそんなにコラボしてないんですけど。
立伝:(爆笑)
ミラン:すごく盛り上がってたよねえ。 
栞葉:そもそもほかのライバーさんに声をかけるのが、実はそんなに得意じゃなくて。お声がけするにしても「ゲームしましょう!」じゃなくって、「こういう企画をしたいのでゲストで来てください」と、いろいろきちんと決めてからじゃないとなんとなく声をかけづらかったんです。相手を呼ぶ明確な理由がないと、話しかけるのはなかなか難しいなって。
立伝:言ってた言ってた! るり、デビューした頃に確かにそう言ってたよね。
栞葉:そう。でも、この企画をやると決めたら「そんなこと言ってる場合じゃねえ! 連絡、連絡、連絡、連絡ー!」と勢いで進めていかないといけなかったので。わからないことがあったら詳しい方に聞かないといけないですし、企画をやることによって誰かと会話したり関係性を作ったりすることがすごく多かったですね。だから「気軽に声かける」とか「思いつきで何かやってみる」といった、これまであまり得意としていなかった部分の筋肉はマイクラに鍛えてもらったかなと思っています。
【Minecraft】#にじ若手女子マイクラ サーバー開きだ~!!【栞葉るり/にじさんじ】
――前よりはフットワーク軽く、ライバーさんとコミュニケーションが取れるようになりましたか?
栞葉:そうですね。実際今は、「話しかけるのちょっと怖いかも……」といちいち思わなくなったので、前より気軽にコラボに誘ったり誘われたりができてるのかなと感じています。「相手が嫌かどうかは一旦相手と対話しないとわからないんだ」ってことを知りました。
同期の絆を噛みしめるミラン、女性陣からのコメントは…
――それではミランさん、お願いいたします。
ミラン:ええ……日々思い出がね、徐々に溜まっていきますよね。3Dお披露目も本当に楽しかったけど、この質問を聞いて思い出すのはやっぱりハーフアニバーサリーで我々がやった“理解力テスト”(「一致するまで終われまテン」)ですね!
立伝:やったねえ……。
栞葉:うん……。 
ミラン:あのとき「串にささっている食べ物の定番といえば?」というお題で、みんな揃って「みたらし団子」と回答して! あのときはよかったなあ……。 
栞葉:(インタビュアーに向けて)あの、すみません。この記事が出るときにそのアーカイブも一緒に紹介してもらえますか?
立伝:なんなら回答が揃わなかった部分のShortsが確か公式切り抜きで出てるはずなので、それでもいいです。
栞葉:我々から言えることはそれだけですよね。
【#みたらし団半年記念】みたらし団は終われない。| 『一致するまで終われまテン』【 にじさんじ | ミラン・ケストレル/立伝都々/栞葉るり】| Mitarashi Half Anniversary
ミラン:回答が揃わなかった……? そんなことありましたっけ? 世界線が違ったのかな。あの瞬間はエモかったですね~。みんなの心が揃った感じがして!
栞葉:揃ってないよね?これ嘘のインタビューになっちゃうよ。大丈夫そう?
ミラン:ごめんごめん(笑)。「串にささっている食べ物の定番といえば?」で、2人がみたらし団にちなんで「みたらし団子」って回答したのにわたしだけ「りんご飴」って答えたんだよね。思い出深い。自分のダメさ加減をよく認識した日でした。
立伝:でも、あれから1年以上経ってるってこと? 
ミラン:そうだね。あれって結局、わたしの理解度チェックみたいになっちゃったから、都々さんとるりさんの理解度チェックもちゃんとやりたいけどね。 
立伝:逆に我々に合わせて、ってことでしょ。るりはなんだかんだ合わせてくれそうだけどミランは合わせられるの? 
栞葉:都々さんは多分合わせてくれると思うけど、ミランさんじゃ無理だろうな。
ミラン:ちょっと待ってよ、都々さん、るりさん……。2年間一緒にやってきたじゃないか! 背中任せてよ~!
立伝:(笑)。じゃあミラン、「経験値が上がったな」「成長につながったな」と思うことは何かある?
ミラン:うーん、具体的に何かエピソードがあるわけではございませんが、やっぱり空気を読めるようになったという協調性が高くなったかな! 社会的スキルがだんだん上がってきている感じがしますね!
立伝:ああ~……うーん、うん!(笑)。 
ミラン:……わかった、補足しよう。たくさんの先輩方の背中を見てきて、「わたしもこうなりたいな」と思ったわけです。にじさんじには気配りができる先輩方がたくさんいらっしゃって「とても素晴らしいな!」「私もそうなりたいな!」と感じるんです。そして毎日ね、“空気を読む”ということを実践してきてついに! 仙人のごとく、神通力のごとく場の空気がね、きれいに見えるようになってきたんですよ。 
立伝:まあ、先輩の背中を見て憧れた、という部分は嘘じゃないだろうけどさ。 
栞葉:嘘じゃないだろうけど、今んとこインタビューの中でミランさんの部分は7割虚像だけど大丈夫そう?
ミラン:あはははは(笑)。
【歌ってみた】 テレキャスタービーボーイ (Cover. みたらし団 )【にじさんじ/ミラン・ケストレル×立伝都々×栞葉るり】
お互いの変わるところも変わらないところも見てきた2年間
――皆さんそれぞれ、ご自分の成長・変化については今語っていただいた通りですが、逆に自分以外のメンバーについて何か変化を感じた方はいますか?
栞葉:私ありますね。まず都々さんなんですけど、人に声をかけられるようになったなって思う。私もガンガンコミュニケーションを取れるタイプじゃないんですけど、都々さんもけっこう遠慮しいだから、自分から声をかけたり何かを人に頼んだりするのがそんなに得意じゃなかったよね。自分でめっちゃ準備してからようやく人を誘うタイプだったのが、「これをやってほしい!」て頼めるようになったなって思います。
立伝:ああ、確かに。
栞葉:「そこまでがんばらなくても多分大丈夫だよ」って思ってたんだよね。相変わらず責任感が強いから、誰かがやれることでも自分でやる人だったけど「これ教えて」「あれやろう」って気軽に言えるようになったと思う。そしてそうやって頼られたり声をかけられたりすることは、都々さんの周りの人はうれしいだろうな、って思いますよ。だって私もニコニコだし!
ミラン:るりさん、本当に都々さんのことちゃんと見てるんだね。それを聞くとわたしはちょっと言いにくいんだけど……都々さんってあんまり変わんないなって思う。もちろん成長してると思うし、都々さんのこと全然見てないとかじゃないんだけど……。
立伝:ミラン……そうやってフォローすると、より見てない感じになるから……。 
ミラン:そんなことないって(笑)。
栞葉:誰でも当たり前に変わる部分と変わらない部分があって、変わる部分をよく見てたのが私で不変の部分をよく見てたのがミランさんだった、っていうだけで、都々さんの右にいるか左にいるかの違いだと思う。
ミラン:いや本当その通り! るりさん、いいこというなあ!
栞葉:だからそういうふうに言うとさあ!
立伝:全部偽りに聞こえるんだよ!
ミラン:わたしミダス王(※)みたい……! 触ると全部虚像になっちゃう。
※→ギリシア神話に登場するフリュギア王国(現在のトルコ)の王。触れるものすべてを黄金に変える能力を持つ人物として描かれている。
栞葉:(笑)。とにかく、都々さんらしい部分は失わないけど、いい意味で周りの人を頼るようになったのかなと思います。 
立伝:ありがとう。ライバー生活を通じていろんな人と関わってきたからこそ慣れてきた部分もあると思うし、「あ、別にもう少し踏み込んでもいいんだ」って気持ちになった。ここはるりと同じことかもしれない。それこそるりが企画してくれた若手女子マイクラのときに「どうせならみんなで闘技場やりたいな」って思ったときにいろいろ吹っ切れたかもしれない。
――栞葉さん、ちなみにミランさんについては何か感じることはありましたか。
栞葉: さっき、「立っている位置によって不変の部分が見えるときもあれば変わっていく部分が見えるときもある」ということを言ったと思うんですが、ミランさんに対しては私は変わらないなって思う部分をいっぱい見ていると思いますね。
ミラン:うふふふ(笑)。
栞葉: なんで笑ってるの?(笑)。VTuber業界って流れが激しいので、その中に立っていると流れに合わせて形を変えたり最初とは違う形になってたりすることってままあると思うんです。それっていいことでもあるし、寂しいことでもあると思いますし、実際私自身も変わったなとか最初に考えていたことと違うなっていう部分が結構あるんですけど。でもミランさんは私が立っているところから見ると、この激流の中にあっても変わらない部分があるなと思っていて、それが逆にミランさんの強さになっていると思うんですよね。
ミラン:ひゅー!
栞葉:でも変わってないと言うよりは、踏ん張って立つ感じになったのかなとは思いますね。いろんなことに対してちゃんと我を出せるようになったというか。  
立伝:あ、すごくわかるわ。自己主張するようになったよね。
栞葉:これは全員そうかもしれないけど、適切な自己主張ができるようになったよね? 「俺はこれをやりたいんだ、言うことを聞けえ!」っていう強引な主張じゃなくて、「はい!(挙手)これがやりたいです。理由はこうだからです」って理由を説明して主張することがみんなできるようになっていて、その成長はミランさんが特に顕著なのかなと個人的に思ってる。
ミラン:るりさんいいこと言ってくれるじゃん!
栞葉:都々さんは大きく変わっていくところを見せてくれたし、ミランさんは自分の変わらない部分を守れるように踏ん張るところを見せてくれたんだと思う。
ミラン:いや~……あっしは流れ流れる、流浪の身でございます。 
栞葉:はいっ、以上です。 
ミラン:あっはっは(笑)。都々さんは?
立伝:まずるりについては都々的にはいい意味で変化を感じてなくて。というのも、常に何か新しいことへの挑戦をしてそれを研究して、さらにいいものを作るっていう大切だけど大変なことをるりは最初からやり続けている印象があるんだよ。本当にすごいこと!なので常にさまざまな方向に変化をしていってはいるけれど根本は変わらないってそう感じる! 見習わなければと思う……! 都々がるりを尊敬していることの1つだね!
次はミランについて、でしょ? うーん、ミランってさ、もともと“濃い”子じゃない。なんていうのかな? すごく上から目線の言い方になっちゃうかもしれないんだけど、その濃さを上手に出せるようになったよなって思う。ミランは恥ずかしいことだと思っているかもしれないけど、都々はミランの酔いどれ配信大好きだよ。 
ミラン:もう、本当やめてよ~! お酒はしばらく飲まないから!
栞葉:いや、都々さんは優しいからそう言うけど、私は飲酒配信はやめときなって思うよ。何かうっかり危ないことしちゃったらどうするの?
ミラン:るりさんは絶対そう言うだろうなと思ってた! さすがにそんなことしないよ。酔いどれ配信はもう2、3回してるけど何もしてないでしょ!
立伝:あはは(笑)。あ、あとね、ミランはなんか人間らしくなったよね。もちろんもともと人間だと思ってたけど、この2年間で人間味のある部分が見えるようになったと思う。
ミラン:都々さんたちには何が見えてたのかな? 角とか?(笑)。まあでも、ファンの皆さんにもそう言っていただくことがありますね。そしてわたし、ジョー・力一さんという大好きな先輩がいらっしゃるのですが、その背中を見ているからかわたしの道化度が上がってきている感じもしますね。個人的にはうれしいなと思いますけども。 
――ミランさんは先ほど立伝さんについて「変わらない」とおっしゃっていましたが、女性陣おふたりについてもう少し詳しくお話を聞いてもいいですか?
ミラン:都々さんにさっき言った「変わらない」というのは、恐らくるりさんがわたしに言ったことと同じ感覚で、スレたところがないなってことですね。るりさんはちょっと強くなったなって思いますね。なんらかの潮目に対して、「ちょっとだけ対抗してやるぞ」って感じがずっとあったんだけど、今はちょっと大人になったかなって。
栞葉:そんなことない!
ミラン:あ、まだ対抗してる!
栞葉:そんなに褒めてもらえるほどじゃないよ。夜中に「もうさあ! 知らないんだから!」ってしょっちゅう叫んでるもん。
ミラン:さっき言ってた業界の流れにおいて、わたしがその潮目をまったく考えないで生きてるとしたら、るりさんはそういうのをちゃんと理解していると思うんだよね。それがね、活動にもつながっているなと感じてるから、そういうところを尊敬してる。それに加えて執筆作業もあったと思うけど、いろいろ落ち着いて最近「機嫌いいなあ」と思ってたよ。 
栞葉:私、そんなに不機嫌だったかな?(笑)。
立伝:心に余裕ができたっていうのはあるかもしれないよ。
栞葉:確かにスタッフさんに「顔色が良くなりましたね」って言われます。
立伝:本当にがんばってたんだなって思うよ。
みたらし団インタビューの前編はここまで。近日公開予定の後編もお楽しみに。