みんなでいるときが一番フラット、みたらし団は「中学の同級生」のよう
――みたらし団の皆さんは配信などで不定期に“解散宣言”が飛び出すこともありますが、2年一緒に活動をしてきて、同期それぞれに対する理解度が上がってきたのではないかと思いました。この2年を振り返って、同期はどんな存在になりましたか?
立伝都々(以下、立伝):都々はいろんな人に対しても素を出せるんだけど、るりとミランといるときが一番フラットかもしんない。
栞葉るり(以下、栞葉):まあ、そうだよね。我々ってデビュー前から顔を合わせている訳で、デビュー後に出会ったライバーさんってみたらし団のメンバーが配信している姿が前提にあるから。素を見せられないとかじゃなくて、デビュー後の姿が印象として強いんだと思う。
ミラン・ケストレル(以下、ミラン):ああ、 確かに。 だからちょっと違うよね。
立伝:別に接し方を変えているつもりはまったくないんだけどね。ミランとるりといるときは、一番何も考えてないかも(笑)。このメンバーで何かをするということに慣れ過ぎているから、今更迷うことはないし。
ミラン:現場に都々さんとるりさんがいるととても落ち着くよね。
立伝:そう、安心感がすっごいんだよ。コラボ配信の数は少ないかもしんないけど、収録とか番組でめっちゃ会ってるからさ。
―― 8月に配信された「にじヌ→ン夏祭り2025」では、皆さん揃ってМCに挑戦されていましたね。
栞葉:「にじヌ→ン」については、都々さんが配信で「るりとミランは緊張すると、片方がしゃべらなくなって、もう片方は異常に饒舌になる。都々は緊張しない」って言ってませんでしたっけ? あれを聞いて「お、わかってんね!」って思ったよ。
にじヌ→ン夏祭り2025〜後輩たちが大集合!夏の最終決戦SP〜【#にじヌーン夏祭り】
立伝:そうそう、始まる前にるりがずっとしゃべってて、ミランはずーっと台本読み込んでて面白かった! そんなに読んだところで書いてある文字は変わらんよ。
ミラン:や~め~て~よ~。恥ずかしいじゃないの、もう!
栞葉:「ミーティング、もう終わったよー」って(笑)。なんか私たちって中学の同級生みたいじゃない?
立伝: 本当にそう!わかる。高校じゃなくて中学なんだよね。
ミラン:中学という、自分を飾ることを覚える前に出会った仲、みたいな。
栞葉:精神が一番不安定というか、自分の芯の部分がふにゃふにゃしながらも一番わかりやすかった中学生時代の同級生だよね。
立伝:「なんかお前ってこういうとこあるよな」が大体当てはまるやつ。
ミラン:「恥ずかしいからやめてよー!」って思っちゃうような。
リーダーが誰かで大揉めするみたらし団【漫画】
――同期間の印象が一致したことを踏まえて、また“理解度チェック”をやってみていただきたいですね。
ミラン:一致するに決まってるじゃないですか! もう3年目に入るんですから。
栞葉:無理無理無理無理。
立伝:だって多分ミランに合わせようと変なことをして、それがまた変なことにつながっていっちゃうんだよ。
栞葉:だってさ、「みんなが漢字で書ける生き物」ってお題に「虹」って答える人に誰が合わせられる!?
ミラン:虹は生き物だろう。龍だぞ?
栞葉:虹は生き物じゃないから!
「関係性を広げたい」「ライバーのためにできることをしたい」……3年目の目標は?
――ライバー生活もいよいよ3年目が始まりますが、3年目の目標やトライしたいことがあれば是非この機会にお聞かせください。
ミラン:そうですね……。「気楽に人を誘う」ということは、るりさんも都々さんもすごくうまくやっていると感じますけど、自分はなかなかできてないなって思っているんです。そこをね、克服して特ににじさんじ内でもっと交流を広げていけたらなって考えていますね。絡んだことがあれば誘いやすくなるかなと思って、いろんなところに顔を出させていただいているけど、そこからなかなかお誘いできないのが自分でも情けないなと思っていて……。3年目はそこをがんばりたいなと!
立伝:できるできる! でも確かにミランが自分の枠でサシコラボをしてるの、あんまり見ないよね。
栞葉:そうだね、あんまり見ない。
――関係性が広がれば新しい発見もあると思いますし、今後も楽しみにしております。では、栞葉さんはいかがでしょうか?
栞葉:その場その場で必死にやっているせいで、長期的な目標を立てられないことで有名な栞葉なんですけど……(笑)。この2年間、誰かに何かしてもらうことがすごく多かったなと思うんです。それこそ先輩にコラボに誘っていただいたり、デビュー時期が近い子に誘ってもらったり、ということが多かったので、3年目はもうちょっとほかのライバーさんや、ひいてはにじさんじというグループのために私が何かできることがあったらいいなって思っています。なんだかふわっとしてるんですけど、3年目はそれが目標です。都々さんは?
立伝:うーん、2年目は「歌をたくさん歌いたい!」っていう目標を立てていたので、歌枠や歌ってみた動画をいっぱい出せたらいいなと思っていたんですよね。歌枠はできたと思うけど、歌ってみた動画の頻度はあまり上げられなかったので、3年目の目標にしたいです。あとそれとはまた別の目標があって。なんか変な企画をやりたいんですよ。
――変な企画、ですか?
立伝:なんというか、「それ、誰がおもろいと思うの?」って言われたら「いや、都々はおもろいけどね!」と思う企画ですね。急に思いついたことをすぐ行動に移せるようにしたいなって思っていて。 変なことを思いつくんですけど「でもなあ……」って思っているうちに時間が経ってしまった、ということが多かったので、3年目はすぐ動けるようにしたいです!
初の3Dライブの見どころは、溢れる「みたらし団らしさ」
――11月21日のデビュー記念日にはみたらし団のユニット3Dライブが開催されます。ライブの開催が決まったとき、率直にどういうお気持ちだったのか伺えましたら。そもそもみたらし団でライブをしたい!というお気持ちは以前からあったんでしょうか?
立伝:ありました!
ミラン:まずみたらし団でね、ライブのステージに立てるのがうれしかったよね。応援してくださる方々に「ありがとう」という気持ちを伝えられる場がいただけることもとてもありがたかったですし。
栞葉:みたらし団が揃う機会は定期的にあったけど、「私たちだけでなにかやるぞ!」という場は今までそんなになかったですよね。そういう場をいただけたことがすごくうれしかったし、リスナーさんに喜んでもらえるといいなって思いました。
――ライブでやりたいことは、開催が決まった当初からけっこう固まっていたんでしょうか。
ミラン:各々やりたいことはあったと思いますけど、そこから実際にやることをすり合わせていく感じでしたよね。
栞葉:私たちの良さが出せるライブってなんだろうね、って「うーん……」って考えながらね。
立伝:そうそうそう。細かく考えないといけないことはあったものの、やりたいことはみんなけっこう一致していたなって思う。「せっかくだからこういうのやりたいよね」っていう、ライブのイメージのようなものはだいぶ最初の頃から出来上がっていたんじゃないかな。
ミラン:うん、そうだったね。
――スタッフのみならず皆さんも準備にあたってやることが多いと思うので、今とてもお忙しく過ごされているんじゃないかと思います。
ミラン:作業的にはいろいろありますけれどもみんなで分割したり、マネージャーさんが詰めてくださったりと分散はしていますね。
立伝:例えば「こういった演出をしたい」とか「ステージはこういうものを」とか、そういう部分は我々が考えるんですけど、実際に用意をしてくださるのは技術スタッフの方々ですし。でもこのライブに向けて、毎月ミーティングを重ねてるね!
――栞葉さんはどうですか?
栞葉:えっ……いやあ、確かにバタバタはしてるんですけど……本を書いていたときの限界具合に比べたら気持ち的には楽かも。
ミラン・立伝:(爆笑)
栞葉:「“体”が足りない!」と思うことはありますし、ミスをしてしまうのでスタッフさんやマネージャーさんには「本当にいつもごめんなさい」っていう気持ちなんですけど……。でも、忙しいけど楽しいですし、本番が見えているので「ううっ」と苦しい感じではないです!
ミラン:文章を考えているとね、頭の中がものすごく活発になっちゃうもんね。今回のライブでは普段感じている感謝の思いを皆さんに伝えたいなと思って準備をしているわけですけど、気持ちが普段の配信でもすごく溢れちゃいますね。本番までまだ時間がありますけど、この期間もすごく充実した日々です。気持ち的に楽しいし、その楽しさも詰め込んで「もっといいライブにしたいな」って感じていますね。
立伝:都々も今このライブに向けてやらないといけないことがいろいろあるんですけど、逆に言えば、それだけやることに恵まれているんだと思うので! その集大成をみんなにお届けできるんだ、と思えば忙しいという感覚ではないかもしれないです。 なんだか「楽しいなあ」って感じ! パタパタしてるのは好きなので、日々充実しているなって思います。
――皆さんが楽しんで準備されているという姿が見えたので、ファンの方々は本番をもっと楽しんでいただけそうですね。では、今お話いただける範囲でライブの見どころを教えていただけますでしょうか?
ミラン:全員で歌う曲もありますが、2名ずつペアになって歌う曲もあるんです。 その選曲や雰囲気を楽しんでいただきたいですね。「あ、このペアだとこういう色合いになるのか、似合うなあ」みたいな。全員一緒にいることの方が多いから、ペアになると今までなかなか見えなかったペアごとの特色をご覧いただけるんじゃないかなと思っていて、わたしは楽しみにしてますね。
栞葉:意外となかった組み合わせにも挑戦しつつ、私たちらしさが出せたらいいなって思ってます。
立伝:そうだね。都々、今回のライブのセトリ(セットリスト)は超楽しんでもらえると思ってるよ。今回、バラエティパートもあるんですよ! 我々にバラエティパートは外せないよねっていうことで入れたんですけど、そこも楽しんでもらえると思います。
栞葉:何するのかな、ということも含めてね! 全体的に、みたらし団らしさがよく出ているところが見どころかなと思ってます。
――なるほど。ちなみにライブ自体のテーマは設けられていると思うんですが、皆さん個人的に抱いているテーマや目標は何かありますか?
立伝:うーん、目標かあ。
ミラン: わたしはみたらし団で集まっているときにしか見られないわたし、というんでしょうかね。このメンバーだからこそ醸し出せる雰囲気を全面に出して、皆さんにお楽しみいただきたいなと。
栞葉:そうですよね。さっきお話した見どころと重なっちゃう部分が多いんですが、みたらし団だから見せられるもの、できること、歌える曲をしっかり見せられると、我々がやることに意味があると思うんです。だからみんな、そういうライブになるといいなって思ってるんじゃないかな、って。
――なるほど、立伝さんはいかがでしょう?
立伝:まあ……「己、かわいくあれ」?
栞葉:(笑)
ミラン:あははは(笑)。ここでね、その言葉が出てくるところが都々さんだよ。素晴らしい! 余念がないね。
栞葉:なんで? 立伝さんがかわいくあるのは大事なことだよ。
ミラン:都々さんはオールウェイズかわいいからね。
立伝:そうそう。都々は己のかわいさで世界を救いたいから。本番は自分をかわいく、みんなもかわいく見せられるように! あと変な話、都々は一生踊ってると思います(笑)。
ミラン:そうだね。きっと一番踊ってるね。
立伝:うん。なので、かわいく見せられたらいいなって思います!
――皆さんのいろんな一面が見られそうですから、本番をとても楽しみにしております。それでは最後に、同じく本番を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをいただけますでしょうか。
立伝:どのライブにおいてもそうかもしれませんが、きっと我々にしか出せない雰囲気を楽しんでもらえると思います! 「合わないようで合ってる、合ってるようで合わない」という、ライブになるんじゃないかなと思うので是非そういうところも含めて、皆さん楽しみにしといてください!
栞葉:みたらし団にとっては初めてのライブになりますので、ファンの方に「楽しかったな」「2周年イエーイ!」っていう気持ちになっていただけるような、楽しさをぎゅぎゅっと詰めたライブになると思います。「あー楽しかったなあ」っていう気持ちで我々も終われるようにしたいと思いますし、リスナーさんにもそういう気持ちで見てもらえるように一生懸命がんばりますので何卒、楽しみにしておいていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします!
ミラン:見てくれたみんなの心が晴れ晴れとするような素敵なライブにします。是非遊びに来てね!