オカルトの魅力とは? オカ研によるホラー談義
――皆さんが思うオカルトやホラーの魅力はどんなところでしょうか?
赤羽葉子(以下、赤羽):そもそもの前提なんだけどさ、みんなってホラー好き?
ギルザレンⅢ世(以下、ギルザレン):たしかにね。
伏見ガク(以下、伏見):オレは好きです。
森中花咲(以下、森中):嫌ーい!
伏見:嫌いな人がいるんですけど!
ギルザレン:森中くんはなんでオカ研に入ってるの?(笑)。
森中:逆に、なんでかざを入れたの!?
赤羽:いや、オカ研って名前を付けたの花咲でしょ! 「コラボを続けよう」って言ってくれたのも花咲だよ?
森中:それはみんなのことが好きだからだよ!
伏見:我慢してもらってたのか〜。
ギルザレン:なるほどね。ホラーが嫌いだったけど仕方なくやってくれてたんだ……。
赤羽:嫌ならしょうがないね……花咲は今日で退部かな?
ギルザレン:そうだね。新しいメンバーを迎えてさ。
森中:でも、ホラーが苦手な人がいたほうが面白いって、バネちゃん(赤羽)とじいじ(ギルザレン)が言ってた!
ギルザレン:ま、ホラーゲームをやってるときに、リアクションの大きい人がいると楽しいですからね。
赤羽:びっくりしてくれる人がいたほうが盛り上がるから、やっぱり花咲は必要だよ。やめるなんて言うなよ!!
森中:言ってない、言ってない(笑)。
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伏見:でも、かざさんのホラー嫌いはこの数年間で拭えてると思ってたよ?
森中:「嫌い」から「苦手」になった!
赤羽:あ、ちょっと大丈夫になったんだ!
森中:オカ研で延々とホラゲーをやる羽目になったから平気になってきたよ。
――森中さんは少しずつホラーへの耐性が付いてきたとのことですが、ホラー好きの3人はオカルトやホラーの魅力はどんなところだと思われますか?
伏見:ホラゲーそのものに関して言うと、目的を達成する過程で恐怖感を味わえるっていうのが、ほかのゲームでは味わえない魅力だと思いますね。例えば普通のRPGだと冒険をしたり、レベルを上げたりしてゲームが進んでいくけど、ホラゲーにはさらに「恐怖」という要素もあるんですよ。
ただオカ研の4人でやるホラゲーの魅力について言うのであれば、やっぱり驚いてる人を見るのが楽しいですよね。そのためにかざさんのことを驚かせたりしますからね(笑)。
ギルザレン:ひどい話だねえ。
赤羽:伏見先輩って確かにそういうところありますもんね〜(笑)。
伏見:おい! 2人も一緒になってやってるのに、オレだけに押し付けるな!(笑)。あとは複数人でホラゲーをやると、怖いと感じるところがそれぞれ違うというのも面白いと思いますね。
赤羽:確かに何に恐怖を感じるかって人によってけっこうバラバラで違うよね。みんなでやるとそれがわかって楽しい!
あたしは妖怪や幽霊が「なんでそういう怪奇的な存在になってしまったのか?」という生い立ちを考える時間がすごく好きで! 実はそうなってしまうまでに歴史的な背景があって、その時代の出来事を映している鏡のような存在だったりするんだよね。そうやってオカルトを通して昔の人たちとつながれるような気がするのが楽しいなって思う。
伏見:うわ! さすが部長!
森中:カッコいい!
ギルザレン:文学的だね。論文書いてそうだわ。ヴァンパイアもそうありたい。
赤羽:それもあるし、伏見先輩が言ったみたいに人によって何に恐怖を感じるのかがバラバラで、違うところを知れるのも楽しいなって思う! ギルザレン様はどうなの? 自分自身がホラーな存在なわけだけど(笑)。
ギルザレン:ヴァンパイアはオカルトってそもそも存在しないと思ってるから。
伏見:おい!(笑)。
ギルザレン:そういう怪異とか宇宙人っていないと思っている派だから、「恐怖」っていう感情がよくわからないけど、人間がビビっているのを見ると「ああ、若返るー!」みたいになるよね。「水に濡れちゃった虫が慌てているのを見て楽しむ」みたいな感覚であなたたちのこと見てますけど。
赤羽:我々より上位の存在なんだね。
森中:でも、じいじもたまにビビってるときあるよ?
ギルザレン:まあ、たまはにね? みんなと同じ感覚を味わうことによって、認識が変わるってこともありますから。
森中:虫になるってこと?
赤羽・伏見:(爆笑)
ギルザレン:そこはいいじゃない。インセクトでね、やっていこうかなと思ってますけれども。
伏見:あ、インセクトで行きます?
ギルザレン:ええ、これからはね。ヴァンパイアは虫も怖い、オカルトも怖い。だから本当はやりたくないんだって話!
伏見:うわ、ザレンさんもかざさん側だったんだね!
ギルザレン:そう。ヴァンパイアは怖がり枠だからさ。
森中:あ、じゃあその枠譲るよ。どうぞ!
伏見:お、すげえ。 かざさんの成長を感じる!
ギルザレン:じゃ、トークは森中が回してね。よろしくね?
森中:あ、じゃあその枠はガクくんに譲ろ。
赤羽:そしたら花咲に何が残るの? ビビりもしない! トークもしない!
森中:うえーん、残るよ〜。なんだってやるよ〜。
攻略・ビビり・トーク担当 絶妙なバランスで成り立つホラゲープレイ
――これまでさまざまなホラーゲームをプレイされてきたオカルト研究部の皆さんですが、特に印象に残っているゲームタイトルはありますか?
赤羽:花咲は今まで4人でやった中で、一番怖いゲームはどれだった?
森中:やっぱり初回の「Phasmophobia」じゃないかな。あのときはもうずっとビビりまくっていて何もできなかったし、ゲーム性すらよくわかってなかったもん。でも今は耐性が付いてきたから、たくさん作業(ゲーム内のタスク)ができるようになっちゃったんだよね。
【phasmophobia】闇のオカ研大型アップデート【にじさんじ/伏見ガク】
赤羽:あ、やっぱり耐性が付いたんだ(笑)。
ギルザレン:よくない! ちゃんと驚いて!
森中:だってじいじが何もしないから、かざが作業しないといけなくなるんだもん!
ギルザレン:ヴァンパイアはトーク回してるだろ! “オカルト経済圏”を拡大してるの!
伏見:ザレンさんはずっとしゃべってるよね(笑)。
ギルザレン:そうだよ。伏見と赤羽が攻略して、森中がビビって、ヴァンパイアがトークを回す。これがオカ研なんだから!
伏見:これで循環してますからね、オカルト研究部は(笑)。
赤羽:ちゃんと作業分担ができていたんだ。奇跡的にいいバランスが取れていますね。
伏見:印象深いゲームで言うと、オフで集まったときに「Home Sweet Home」を“二人羽織”しながらやりましたよね! VRのゲームだったんですけど、VRゴーグルを着ける人と操作する人に分かれてプレイするっていう(笑)。
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赤羽:あ、やった! やったねー!
伏見:不思議な遊び方をしてたけど、めっちゃ楽しかったですね!
森中:あれ楽しかったー!
赤羽:オフでやるホラゲーも、また違った楽しさがあってすごくよかったよね! みんなのリアクションがその場で見られるのが面白かった。
ギルザレン:たしかに、あれ楽しかったね。それで言うと、ヴァンパイアはいつも4人でできるゲームがないか、チェックしてますけどね。みんな全然集まらないから、どんどん積みゲーが増えていくんだけど。
伏見:よく4人のDiscordサーバーに貼ってくれてますもんね!
赤羽:オカ研は気が向いたときにやるっていうのがいいんだよ。気が向いたときにバッと集まって、バッと遊ぶっていうのが楽しいんだから!
伏見:でも2022年は1月に集まって遊んでから、10月まで音沙汰なかったよ?(笑)。
赤羽:ちょっとね、連絡が途絶えちゃうからね……。
ギルザレン:どうすんの? やりたいゲームがなくなっちゃったら。ま、なんでもホラーにすればいっか。
森中:最悪、ゲーム内で誰かやっつけちゃえばいいもんね。誰かが幽霊になってくれたらホラーになるもん。
赤羽・ギルザレン・伏見:え?
ギルザレン:何言ってんの、急に? どしたん森中、話聞こか?
赤羽・伏見・森中:(爆笑)
ギルザレン:なんでもやっつけちゃえばいいと思って! オカルトの美学ってものをわかってないな〜。
伏見:これから矯正していきたいですね。
ギルザレン:恐怖で追い詰めていくのがオカルトなんだから、すぐそういうこと言ったらだめだよ。もうちょっと我々からオカルトの素養ってやつを吸収していってね?
赤羽:そうだよ!
森中:ごめんなさーい。
オカ研が企む、物騒なハロウィン計画
――オカルト研究部でハロウィンパーティをするなら、どんな仮装をしてみたいですか? また、皆さんの理想のハロウィンの過ごし方やハロウィンの夜に挑戦したい企画があれば教えてください。
赤羽:年中ずっと仮装をしているような人がいますけど……。
ギルザレン:赤羽とかね。JKの仮装してるもんね。
赤羽:おお!? ……今日でこの部活は解散です。
伏見:謝って、謝って。
森中:これまでずっとやってきたのに……。
ギルザレン:ほら、伏見謝りなさい!
伏見:オレは何も言ってないだろ!(笑)。……すみませんでした、解散しないでください。
赤羽:(笑)。ライバーのみんなにお菓子をもらいに行く凸企画をやってみたい! お菓子をくれなかった人は祭壇に祭り上げて、生贄にして……。配信してるところにガチ突撃してみたい(笑)。
森中:わあ〜、じゃあそれハロウィンの企画にしよう。
伏見:スタジオの個人ブースに突撃して、「トリック・オア・トリート」って言ってもお菓子をくれなかったら、マイク端子をぶち抜いて配信を終わらせてしまおう(笑)。
ギルザレン:それもう迷惑VTuberスレスレ。過激なハロウィン。まるで、トリック・オア・バイオレンスだね。
森中:……はい!
赤羽:お、森中さんなんですか?
森中:仮装するんだったら、やっぱり貞子(※)かなって思う。
(※)山村貞子。「リング」シリーズに登場するキャラクター。
赤羽:み、みんなで?
伏見:じゃあ黒髪で白い服を着るか。ちゃんと目も充血させて。
赤羽:まつ毛を全部抜いて、爪も剥がして……。
森中:あと一反木綿もやりたい。
伏見:あ、江の島でプレスしてくれるところがあるから紹介しよっか?
森中:物理的に? 仮装とかじゃなくて?
伏見:そう。江の島にたこを潰してせんべいにするマシンがあるんだけど、そこで潰してもらえるから借りに行こう!「キューン」って音を出しながら、潰れるのよね。
森中:痛そう……残虐なこと言ってるの自覚してる?
赤羽:まあまあ、オカ研はね。命が失われてもその次の日には蘇っているから。
ギルザレン:オフィシャルのルールなのそれ? まことしやかに囁やかれてる噂とかじゃなくて。
森中:みんなは何かやってみたい仮装はある?
赤羽:お墓の仮装をしたい。基本的に動きたくないからお墓がいい(笑)。
ギルザレン:アクティブなお化けはいないから、動かなくていいと思うけど。
赤羽:だって、テケテケも追っかけてくるし、口裂け女も追っかけてくるし、人体模型も追っかけてくるじゃん!
伏見:あ! オレ、コンピューターおばあちゃんやろうかな!
ギルザレン:コンピューターおばあちゃんいいじゃない。
伏見:やっぱり電卓を持ってコンピューターだって言い張る、カリキュレーターおばあちゃんやるわ。
ギルザレン:計算早そう。
森中:じいじは脳みそだけになれば?
伏見:かざさんも残虐なこと言ってるけど大丈夫?(笑)。
赤羽:この前の3Dお披目配信で“頭だけ”になってたよね? あれよく許可もらえたね(笑)。
ギルザレン:スタッフには「バラバラになるのはちょっとどうですかね」って難色を示されたけど、「でも、ヴァンパイア的にはありじゃないですか?」って言って押し通したよ。
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伏見:あれはザレンさんしかできないのよね。
ギルザレン:じゃあヴァンパイアはハロウィンにもう1回バラバラになろうかな。それで各々のパーツを隠すから、みんなに見つけてもらう宝探しをしようかしら。
森中:プールにぶち撒けよ。プールの授業でカラフルな石を投げて、拾い集めるやつあるじゃん?
赤羽:ああ、あったねー!
伏見:宝探しみたいなやつね。
ギルザレン:プールにぶち撒けたら、それはもう腐乱死体なんだよね。排水溝に絡まったら嫌だからやめてくれる? ヴァンパイアの取り扱いには気を付けてね。
ゲーム制作から映画タイアップまで? オカ研のカオスな野望
――今後、オカルト研究部としてやってみたい企画や活動などがあれば教えていただきたいです。
森中:やっぱりお揃いの新衣装でしょ!
赤羽:オカ研の衣装!? え、白いワンピースに黒髪ロング?
伏見:オレとザレンさんは色塗りにブリーフ一丁の俊雄(※)スタイルになろっか。
※佐伯俊雄。「呪怨」シリーズに登場するキャラクター。
赤羽:みんなでお揃いの新衣装ってことは、花咲はオカ研のライブとかもしてみたいのかな?
森中:やっぱり、そうだよね。ライブ会場に来た人が、催眠にかかっちゃうみたいな噂を立てたい!
赤羽:ああ、なんか「虚空教」みたいだね。
ギルザレン:「虚空教」って何? 知らない知らない。ちょっとほかの界隈の話をするのやめて!
赤羽:いや、同じ界隈だよ(笑)。
ギルザレン:スレチだよ、やめて! まー、でも我々の展望って難しいよね〜。伏見くんはどう?
伏見:そうですね〜。これまでいろんなホラゲーをやってきたから、今度は作ってみたいですよね!
赤羽:ああ、前にも言ってくれてたね!
伏見:あとオカ研っぽい映像も作ってみたいですね。いろんなホラー映像を見ていると、これのオカ研版を作ったら面白そうだなって思うことがあるんですよね。
赤羽:わかる。
ギルザレン:今1周回ってビデオテープが流行ってるから、ビデオテープで出そうぜ。あとはモキュメンタリーとかもいいよね。
森中:楽しそう!
伏見:うわあ、いいですね!
赤羽:それで言うと、リアルの体験型ホラーってすごくオカ研と相性がいいと思うんだよね。
ギルザレン:展示会もいいかもね。ま、我々は「にじフェス」でお化け屋敷もやらせていただきましたけどね。
赤羽:そうね。でも、展示に特化した体験型ホラーコンテンツも1回やってみたい! オカ研で企画・制作して、にじさんじライバーにも出てもらうっていうのをやれたらいいな。
伏見:面白そう!
森中:にじさんじには、お化けみたいな人もいっぱいいるよね。
赤羽:そうそう。人間じゃないライバーも、いっぱいいるんですよ。
ギルザレン:最近の新人も妖怪だもんね〜。
伏見:ちゃんとにじさんじの新人のこと知ってるんだ(笑)。
赤羽:そうやって、外に広がっていく企画をいつかやれたらいいなって思います。30年後ぐらいに開催するので来てください!
森中:あと、オカ研のラジオにガチのCMを流してみたい。スポンサーさんが欲しいです!
伏見:でもスポンサーが付いたら、週に1回は絶対に配信しなきゃいけなくなっちゃうかもよ?
赤羽:そうだよ! お仕事っぽくなっちゃうよ?
森中:大丈夫。かざががんばって台本を考える!
📻 マヨナカ放送オカルト便 ~2434Mhz -存在しない周波数-~ (ゲスト:剣持刀也・椎名唯華)【にじさんじオカルト研究部】
ギルザレン:ヴァンパイアはゲームとかラジオとか、今までやってきたことをこれからも安定してできるといいなと思ってますよ。地固めがね、大切ですから。引き続きやっていけたらいいなと思っております。あとは、映画のタイアップとかも全然やりたいけどね。
伏見:あ、やりたい!
ギルザレン:ホラー映画なんて無数にあるから。
伏見:実際に映画を見ながら、同時視聴配信とかさせていただきたいですよね。
赤羽:いいね。やりたい、やりたい!
ギルザレン:もうサメ映画でもいいんだから。サメでもいいし、5分アニメとかでもいい。
伏見:もうなんでもいいんじゃん(笑)。
ギルザレン:オカ研へのご連絡、お待ちしております。